[始祖鳥生息地へ]

始祖鳥写真館


デジタルカメラなどの画像を集めたページです。


[始祖鳥は飛び立った(目次)へ] [始祖鳥生息地へ]

第1回『南極行きの輸送機』1998年3月29日執筆
第2回『空から見たマッコウクジラ』1998年4月16日執筆
第3回『ワナカの航空ショー(戦闘機編)』1998年4月23日執筆
第4回『ワナカの航空ショー(練習・連絡機編)』1998年4月23日執筆
第5回『ワナカの航空ショー(爆撃・輸送機編)』1998年4月29日執筆
第6回『ワナカの航空ショー(曲技機・その他)』1998年4月29日執筆
第7回『STOL機・ウィルガ』1998年7月27日執筆
第8回『NZからの帰り道』1998年9月3日執筆
 


『STOL機・ウィルガ』 1998年7月27日執筆

 ポーランド製のSTOL機、『PZL-WILGA』の写真です。
 本機はPZLワルシャワによって作られた傑作小型多用途機ですが、そのもっとも注目すべきところはそのSTOL性能にあります。この飛行機は、離陸滑走距離は80m、着陸滑走距離は95m――つまり、小学校の運動場程度の広さがあり、飛行機の進入路に障害物がないないところならば、本機は離着陸ができてしまうのです。

 これとほぼ同じ機体規模のC172は、離陸滑走距離に272m、着陸滑走距離に165mを必要とします。これはこの種類の飛行機として劣った数字ではなく、むしろ短いといえる離着陸距離ですから、WILGAのSTOL性能がいかに優れているかということですね。

 WILGAは積載重量、および牽引力にも優れ、グライダーならば同時に3機まで曳航することが可能です。

PZL-WILGA35A  PZL-WILGAの全体像です。
 格納庫内で、しかも逆光のため、写りが悪くなってしまいました。

PZL-WILGA35A  上記のアングルから少しひいて撮影したものです。

PZL-WILGA35A  WILGAの操縦席を機長席側から撮影したものです。

PZL-WILGA35A  WILGAの風防とエンジンカウルです。風防の端に見えるのはワイパーです。
 エンジンカウル内には、260HPの星型空冷9気筒エンジンがおさまっています。

PZL-WILGA35A  WILGAの降着装置です。
 不整地からの離着陸に備えた頑丈な構造です。




[始祖鳥は飛び立った(目次)へ]
前のページ ← → 次のページ

始祖鳥生息地へ