[七つの海のティコ・分館へ]

始祖鳥の生痕(落書き)


第1回『ナナミちゃん』
(名作劇場「七つの海のティコ」より)
1998年1月27日執筆
第2回『ティコ・ジュニアとナナミちゃん』
(名作劇場「七つの海のティコ」より)
1998年5月11日改稿
第3回『ブリーチングするティコ』
(名作劇場「七つの海のティコ」より)
1998年9月18日改稿
第4回『ペペロンチーノ号について』
(名作劇場「七つの海のティコ」より)
1998年12月24日執筆
第5回『ヒカリクジラの骨のこと』
(名作劇場「七つの海のティコ」より)
1999年4月5日執筆

番外・1『普通海賊キャプテンナナミ』 1998年10月18日発掘


『ティコ・ジュニアとナナミちゃん』
1998年5月10日執筆

 『世界名作劇場』枠の海洋冒険物TVアニメーション『七つの海のティコ』より、ティコ・ジュニアと、ナナミ・シンプソン嬢です。 (これしか描くものがないのか > 始祖鳥)

ティコJr.とナナミちゃん
 ひきつづき『七つの海のティコ』についてのお話です。
 2年ほど前のこと、ここニュージーランドで、土曜日の早朝に『フリー・ウィリー・アニメーテッド』という日本製らしいアニメが放映されていました。『フリー・ウィリー』はシャチが登場する映画でありますが、シャチが登場する日本製のアニメーションといえば、『七つの海のティコ』しか思いあたりません。これは自分の眼で確かめるべきだとおもったのですが、残念ながらわたしの住居にはテレビがなく、放映されていたのも土曜日の早朝というとんでもない時間帯だったため、結局自分自身で確かめることはできませんでした。
 わたしは、あれは間違いなく『七つの海のティコ』であったにちがいないと思っているのですが、真実はすでに時のかなたです。(※1)

 絵のほうですが、例によって鉛筆で書いたものをスキャナーで取り込んだものです。
 昨日は色を塗らない状態で展示していたのですが、一夜明けたところで見直したところ、あまりの情けなさに愕然とし、スキャナに添付されてきたペイントソフトで色をつけました。しかし、情けなさの点ではあまり大差ないかもしれません。とほほ。
 幼獣ということで、背中の鞍状斑はあえて書きませんでした。劇中でも描かれていなかったような記憶があるので、これは確信犯です。
 しかし、胸びれはもう少し細長く書いたほうが良かったかもしれません。
 (シャチの胸びれは年齢とともに巨大になっていくのです。)

【注釈】
※1 フリー・ウィリー・アニメーテッド
 後日になって、どうやら別の作品らしいことがわかりました。ただ、フィルムの一部分が『七つの海のティコ』である可能性はないとは言えません。しかし、たとえそうであったとしても、まず原型はとどめていないでしょう。(^^;
 アメリカのTV会社は作品を編集権ごと買い取ることが多いようで、編集の結果、もとの作品が原型をとどめないまでに改作されることはめずらしくありません。例えば、『科学忍者隊ガッチャマン』の米国編集版『Gフォース』では、なぜか科学忍者隊の5人が兄弟という設定で、ロックバンドを組んでいたりします。(^^; 少し前では『マクロス』と『モスピーダ』となにかを組み合わせた作品、スピルバン(?)とメタルダーを組み合わせた作品もあったようです。最近では『ジュウレンジャー』を編集した『パワーレンジャー』がヒットしたようですが、さらにさかのぼれば、TV版の『日本沈没』を編集し、沈みゆく日本をアメリカが救済する話に作り替えて人気を拍したという話も聞いたことがあります。



[始祖鳥の生痕(目次)へ]
前の生痕 ← → 次の生痕

七つの海のティコ・分館へ