始祖鳥の生痕(番外編) |
第1回 | 『ナナミちゃん』 (名作劇場「七つの海のティコ」より) |
1998年1月27日執筆 | |
第2回 | 『ティコ・ジュニアとナナミちゃん』 (名作劇場「七つの海のティコ」より) |
1998年5月11日改稿 | |
第3回 | 『ブリーチングするティコ』 (名作劇場「七つの海のティコ」より) |
1998年9月18日執筆 | |
第4回 | 『ペペロンチーノ号について』 (名作劇場「七つの海のティコ」より) | 1998年12月24日執筆 | |
第5回 | 『ヒカリクジラの骨のこと』 (名作劇場「七つの海のティコ」より) | 1999年4月5日執筆 |
番外・1 | 『普通海賊キャプテンナナミ』 | 1998年10月18日発掘 |
(前略)
(トーマス) | 『あのときペペロンチーノ号はヒカリクジラを まるで自分の意志があるように追っかけた。 自動操縦なんかじゃない。もっとデリケートな動き方をした。 シェリル!君は知っているんだろう?』 |
(シェリル) | 『エエ。ドウシテ ペペロンチーノ号ガ デキタカ知ッテイルワ。 デモソレハ ナナミニ 聞キナサイ。』←(なぜか片仮名) |
(トーマス) | 『そうか……でもたしかにこの船はおかしいよ 生きているぜ この船は!』 |
(中略)
(トーマス) | 『これだ!このペペロンチーノ号の中枢大コンピュータ!(笑) 船を自由に動かせるとしたらこれしかない! おまえは何者だ?中枢大コンピュータ! おまえは機械なのか?それとも生き物なのか答えてくれ! ぼくは敵意をもってるわけじゃない この船に乗れたことを幸せに思っているんだ 誇りに思っているんだ』 |
(中略)
(ナナミ) | 『北極海だ。ティコよ。悲しいな。』 |
(ティコ) | アオー(SE) |
(トーマス) | 『涙を。キャプテン・ナナミが涙を流すとは。』 |
(シェリル) | 『女ガ 死ンデイッタ友ノタメニ 涙ヲ流シテモ ソレハ弱イコトデモ 恥ズカシイコトデモ アリマセン。 友ノタメニ 流ス涙ハ 七ツノ海デ 最モ美シイモノ…… ……シェリルハ ヨク知ッテイマス……』 |
(中略)
(ナナミ) | 『そうだな、ティコよ……心が生きているのはわかっていても…… その体が眠っている所へ……ここへ来ると…… やっぱり……この下にあいつが……あいつの体がある あいつがいるんだと思うと…… つらいなあ……』 |
(ティコ) | アオー(SE) |
(さらに中略)
((@)-------------v--------------v--------((@) \ / \ / || ナナミが北極海に立ち寄ったのは || || ただの気まぐれからではない || || ナナミは偉大な友の眠る北極海に || || 永遠の別れを告げるために || || 来たのだ || || 最終回はもう目前に迫っている || || そして七つの海は果てしなく || || 広く深い || || 6人の乗組員と || || もう一人の影を乗せて || || ペペロンチーノ号は || || ヒカリクジラ探索に船出したのだ…… || / \ / \ ((@)------------- -------------- -------((@) |
――というわけで初代ティコこそが、ペペロンチーノ号の
中枢大コンピュータの正体だった!という結末はどうだろう。
ふつうーのうーみーはー おーれーのうーみー。 ←(主題歌)
【注釈】
※1 ふと思ったのですが
リアルタイムで『宇宙海賊キャプテンハーロック』『七つの海のティコ』の両作品を見ていたかたは、果たしてどのくらいいるのでしょう。(^^;