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『日記共同体』はインターネットの奥深く秘密裏に作られ、 冷静沈着なピカレイカー司令官の呼びかけのもと、 日夜、謎の訪問者UHO(※1)を歓迎し続けるのであった。 訪問者歓迎の準備は、できた。 |
第228回 | 『お久しぶりです』 | 1998年11月4日(水)執筆 | |
第229回 | 『光学機器によろめく』 | 1998年11月7日(土)執筆 | |
第230回 | 『空をあおぎみた午後』 | 1998年11月8日(日)執筆 | |
第231回 | 『盗人、襲来』 | 1998年11月10日(火)執筆 | |
第232回 | 『すこし思うこと』 | 1998年11月11日(水)執筆 | |
第233回 | 『PCを発掘』 | 1998年11月14日(土)執筆 | |
第234回 | 『みぞれの降る夜』 | 1998年11月20日(金)執筆 | |
第235回 | 『まちがえた』 | 1998年11月29日(日)執筆 | |
第236回 | 『被子植物化石について』 | 1998年11月30日(月)執筆 |
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『お久しぶりです』
| 1998年11月4日執筆 |
たいへん遅れましたこと恐縮ですが、いただきましたメールのお返事は2日以内にいたしますので、どうぞよろしくおねがいします。
ここのところ、妹は『パンチ・ザ・モンキー』がお気に入りのようです。
この日の早朝に、家の前に止めておいた単車が盗まれかけました。 盗まれることそれ自体はいいとしても、わたしの車体で事故を起こされたり、死なれたりするのは腹立たしいので、今後は単車の管理を厳重にしようと思っています。
午前7時頃、FSFのデモステネスさんが来仙されました。車でお迎えにあがり、さっそく松島まで直行します。松島水族館(イロワケイルカのオスが発情していた)、斎藤報恩会自然史博物館、仙台市科学館とまわり、夜は飲み会で一日を終えました。 創作ネタにも関わってきそうなので、話の内容はここでは伏せますが、やはり『Q』の最高傑作は『潜水艦になる仕掛け付きロータス・エスプリ』ですね、デモステネスさん。かれはマッド・サイエンティストならぬマッド・エンジニアの代表格であると思います。
この事故から連想したのが、毒ヘビやサソリやフグやイソギンチャクの持つ神経毒でした。これらの毒の特徴は、細胞そのものを破壊するのではなく、動物の持つ信号伝達系を狂わせる点です。複雑で巨大な生き物は絶対的な性能は優れていますが、複雑であるゆえに、信号伝達系への依存度が非常に高くなります。その弱点をついたのが、彼らのもつ神経毒なのです。ですから、神経毒には進化史からみてより複雑な(いわゆる『高等』な)相手に強く作用し、より単純な生物には効果を発揮しない傾向があります。 生物の世界では、複雑なことは同時に弱点でもあるのですね。
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『光学機器によろめく』
| 1998年11月7日執筆 |
そんなわけで、検討のため駅裏の量販店に行ったところ、シュミットカセグレン式(※1)の天体望遠鏡に思わず目を奪われてしまいました。天体観測の趣味はありませんが、こういう機材をみると血がさわぎます。持ち運びに便利そうです。車があれば、移動天文台ができるかもしれませんね。でも、買いません。
南極クルーズの話をしています。インバーカーゴ(インバーカーギル)から数十キロ離れた港町、ブラフから出港し、南緯60度の荒天海域を抜けて、はるばる南極圏にたどりつきます。そこでゾディアック(インフレータブルボート)を降ろして、その辺の氷を集め、スコッチに浮かべて飲むのだそうです。
【注釈】 |
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『空をあおぎみた午後』
| 1998年11月8日執筆 |
日本の空は規制も多く、飛ぶにしてもNZの5倍近いコストが相場です。軽飛行機の数も少ないため、操縦桿を握るまで何ヶ月も待たされることもあると聞きます。そんなこともあって、日本で飛ぶことはまったく考えていなかったのですが、それでも、あえて飛ぶことにしようか――とすこしだけ考えた午後のひとときでした。
このデータベースを使って、いつものように資料探しをしているときに、気になる記事に行き当たりました。国際日本文化研究センターの井上章一助教授のインタビュー記事です。以下にその一部を引用します。
化石では軟組織はめったに残らない、そして動物の動きもほとんどのこらない、ということがあり、復元についてもっとも難しい点はここにあります。
そういう断片的な資料しかない悪条件下において、少しでも事実に近づくためには、現生の生物から、あるいは化石そのものや生痕化石から帰納・演繹する以外にありません。 古生物の復元が変化するのは、新事実の発見、試料に対する新しい分析結果によるものです。時代によって結論が変化するのは当然のことで、かりにいつまでたっても学説に変化のない学問があるとするのなら、それはすでに死んだ学問だと思うのです。 もちろん古生物学者たちにも、みずからの学説に対する固執がないわけではありません。しかし、恐竜の復元を、イデオロギーや国策的なものと一緒にされることにはやはり違和感を感じてしまいます。
【注釈】
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『盗人、襲来』
| 1998年11月10日執筆 |
しかし、2度までも盗みに来るとは、よっぽどわたしの『ティコ』を気に入っているのでしょうか。自分でいうのはなんですが、他にもっといい単車がたくさんあるような気がします。なんとも不思議です。『ティコ』のエンジンは何か憑いているがどとく、禍々しいまでに良くまわるけれど、車体のほうは90000kmを超えるくらいなので、まんべんなくへたりこんでいるのです。
しかしながら泥棒にくれてやるには、手間も愛情もかけすぎていますし、今後も末永く乗りつづけようと思っている車体ですから、断じて盗ませるわけにはいきません。
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『すこし思うこと』
| 1998年11月11日執筆 |
働いている人たちがお金を貯えるのは、万が一のために、あるいは先行きに不安を感じるからないでしょうか。だとしたら、『先行きの不安を取り除く』ことにまさる経済政策はないような気がするのですが、どんなものでしょう。
ただ、わたしの考えをいえば、消費は美徳という考えかたには反発を覚えます。 |
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『みぞれの降る夜』
| 1998年11月20日執筆 |
でも、あしたは休日出勤なので、ティコに乗れないのはちょっとこまりものなのです。
あしたまでに、どうか雪がとけますように。
ここだけの話ですが、勤め人は『働いてさえいればいい』ので、わたしには楽なんです。周囲に口裏をあわせるため、大変だ、大変だと言うことにしていますが、内心では結構余裕をかましています。働いているだけで社会的にも認められ、お金までもらえてしまういうおまけまでついてきます。活動費はすべて自腹、社会からは煙たがられ、敵がどんどん増えていく(味方もふえますが)種類の環境NGO活動から考えると、休日出勤や徹夜など、まるで天国のようです。 でも、渡り鳥がパラダイスに安住してはいけないですね。
環境が変われば、その環境に適応していた生物はダメージを受け、場合によっては絶滅することもありえます。環境が変わったことに環境が責任をとる必要があるか、と問われれば『ない』ような気もしますし、『ある』ような気もします。同種の動物の間には『淘汰』と『相互扶助』という正反対の力が働いていて、微妙なバランスをとっているのですが、前者に天秤が傾くと世界は殺伐とし、後者に天秤が傾くと種の活力が失われます。
この曲を聞くと、すっかり思い起こすこともなくなっていた甘酸っぱくもこっぱずかしい記憶が一気に急速浮上してくるのでいけません。
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『まちがえた』
| 1998年11月29日執筆 |
おのれ曲者、このワシから逃げおおせると思うてかっ。 わたしはドアを蹴破らんばかりの勢いで(でもドアを壊さないように気をつけて)反射的に飛び出しました。飛び出したのですが――そこにいたのは、ひどくうろたえている宅急便のお兄さんでした。うちに荷物を届けようとして、門の前にとめた単車に引っかかってしまったそうです。
おどかして、ごめんなさい。
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『被子植物化石について』
| 1998年11月30日執筆 |
しかし、『今回初めてジュラ紀に被子植物が存在したことが判明した』的な新聞報道には、すこし突っ込みをいれたくなります。(^^;
数ヶ月前のネイチャーに、哺乳類の系統分化は白亜紀の段階でかなり進んでいたという報告があったと記憶しているのですが、残念ながら件の号が手元にありませんでした。
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