(前略)
(トーマス) | 『あのときペペロンチーノ号はヒカリクジラを
まるで自分の意志があるように追っかけた。
自動操縦なんかじゃない。もっとデリケートな動き方をした。
シェリル!君は知っているんだろう?』
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(シェリル) | 『エエ。ドウシテ ペペロンチーノ号ガ デキタカ知ッテイルワ。
デモソレハ ナナミニ 聞キナサイ。』←(なぜか片仮名)
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(トーマス) | 『そうか……でもたしかにこの船はおかしいよ
生きているぜ この船は!』
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(中略)
(トーマス) | 『これだ!このペペロンチーノ号の中枢大コンピュータ!(笑) 船を自由に動かせるとしたらこれしかない! おまえは何者だ?中枢大コンピュータ! おまえは機械なのか?それとも生き物なのか答えてくれ! ぼくは敵意をもってるわけじゃない この船に乗れたことを幸せに思っているんだ 誇りに思っているんだ』
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(中略)
(ナナミ) | 『北極海だ。ティコよ。悲しいな。』
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(ティコ) | アオー(SE)
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(トーマス) | 『涙を。キャプテン・ナナミが涙を流すとは。』
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(シェリル) | 『女ガ 死ンデイッタ友ノタメニ 涙ヲ流シテモ ソレハ弱イコトデモ 恥ズカシイコトデモ アリマセン。 友ノタメニ 流ス涙ハ 七ツノ海デ 最モ美シイモノ…… ……シェリルハ ヨク知ッテイマス……』
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(中略)
(ナナミ) | 『そうだな、ティコよ……心が生きているのはわかっていても…… その体が眠っている所へ……ここへ来ると…… やっぱり……この下にあいつが……あいつの体がある あいつがいるんだと思うと…… つらいなあ……』
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(ティコ) | アオー(SE)
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(さらに中略)
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|| ナナミが北極海に立ち寄ったのは ||
|| ただの気まぐれからではない ||
|| ナナミは偉大な友の眠る北極海に ||
|| 永遠の別れを告げるために ||
|| 来たのだ ||
|| 最終回はもう目前に迫っている ||
|| そして七つの海は果てしなく ||
|| 広く深い ||
|| 6人の乗組員と ||
|| もう一人の影を乗せて ||
|| ペペロンチーノ号は ||
|| ヒカリクジラ探索に船出したのだ…… ||
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――というわけで初代ティコこそが、ペペロンチーノ号の
中枢大コンピュータの正体だった!という結末はどうだろう。
ふつうーのうーみーはー おーれーのうーみー。 ←(主題歌)
――ということを、第27話『霧の怪談!セントエルモの幽霊船』を見ながら思ったひとは、きっと少なくないはずです。
【注釈】
※1 お詫び
『七つの海のティコ』と『宇宙海賊キャプテンハーロック』の両方を知っているかた以外には、まったくわけのわからない内容になってしまったことをお詫びいたします。
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