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野鳥の話:日本編


――始祖鳥生息地自然史分館――
野鳥に関する文と写真をあつめたページです。


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第1回 『身近な野鳥(1)』 1999年10月3日執筆
第2回 『身近な野鳥(2)』 1999年10月3日執筆
 


『身近な野鳥(1)』 1999年10月3日執筆


 デジタルエイト『DCR-TRV110』を使いました。すべて家から半径50メートル以内で撮影したものです。

メジロ  メジロ(Japanese White-eye:Zosterops japonica)

 この撮影のとき、デジタルビデオのすばらしさを実感しました。デジタルカメラ『QV-10』をフリントロック式ライフルにたとえるなら、デジタルエイトはフルオートのサブマシンガンですね。(^-^)
 このときはつがいで来ていましたが、ズームの都合上、同じフレームにおさめることはできませんでした。


カッコウ  カッコウ(Common Cuckoo:Cuculus canorus)

 6月頃に撮影しました。このカッコウはこのアンテナがお気に入りのソングスポットだったようで、いつもここでさえずっていました。でも、カメラを向けると嫌がって飛んでいってしまいます。ごめん。


 カッコウ(Common Cuckoo:Cuculus canorus)

 上の続きのカットです。  カッコウの飛行中のシルエットはタカそっくりですね。たしかに小鳥は驚きそうです。せっかくだから色も似せればいいものを、なぜか青みがかった体色をしている不可解なやつです。ニュージーランドのLong-tailed Cuckoo(Chrysococcyx lucidus)は茶色ですし、このカッコウそのものにも赤色型があるくらいですから、体色を似せるのはなんでもないとおもうのですが、どうなんでしょう。

カッコウ(飛行中)

ヒヨドリ  ヒヨドリ(Brown-eared Bulbul:Hypsipetes amaurotis)

 弱いものには滅法強く、強いものにはとことん弱いのがこの鳥です。スズメやシジュウカラを眼の敵のように蹴散らしていますが、カラスのような自分より大きな相手にはてんで弱いチンピラじみたやつです。でも、もともとこういう性格に生まれついているので、かれらを責めるのは酷というものでしょう。
 昔は好きではありませんでしたが、最近はなんだか親近感が持てます。(^^;


 オナガ(Azure-winged Magpie:Cyanopica cyana)

 家の近くの公園で撮影しました。数年前から7、8羽がコロニーをつくっているのです。
 カラスに真っ向から立ち向かえる勇気のある小鳥はそうそういるものではありません。少年マンガの主人公のようなキャラクターです。

オナガ

オナガ  オナガ(Azure-winged Magpie:Cyanopica cyana)

 上の続きのカットです。
 で、この鳥を主人公にした冒険ものを執筆中なのですが、もちろん悪役はカラスで、相棒はチンピラのヒヨドリです。


シジュウカラ  シジュウカラ(Great Tit:Parus major)

 シジュウカラは漢字では『四十雀』となります。一羽でスズメ40羽に匹敵するということでしょうか。まるで古代中国の豪傑のような触れ込みですが、どうみてもスズメ相手には劣勢です。しかしやられっぱなしというわけでもないようで、わたしは反撃している現場を目撃したことがあります。
 体重が軽く、足の力が強いので、枝にぶら下がった姿勢で餌を食べることができます。スズメにはできない技ですね。




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