[始祖鳥生息地へ]
・始祖鳥掲示板
(1999年10月27日(水)~2000年4月15日(土)掲載分)

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#101『カウンタ5555番get』デモステネス1999年10月27日(水)
#102『つづき』デモステネス1999年10月27日(水)
#103『ライアルの新刊がでましたね』デモステネス1999年11月07日(日)
#104『ごぶさたしています』なるみ1999年11月23日(火)
#105『コリバ・ラブラブ団の逆襲』始祖鳥1999年11月26日(金)
#106『原理主義者の物語』始祖鳥1999年11月26日(金)
#107『クジラのこと』始祖鳥1999年11月26日(金)
#108『運動とコスト』始祖鳥1999年11月26日(金)
#109『件の新刊の訳者はどなたでしょう』始祖鳥1999年11月28日(日)
#110『リンク修正しました』始祖鳥1999年11月28日(日)
#111『お手数おかけしてすみません』なるみ1999年11月28日(日)
#112『わすれてました』なるみ1999年11月28日(日)
#113『菊池光といえば』デモステネス1999年11月29日(月)
#114『死者を鞭打つ』デモステネス1999年11月29日(月)
#117『今度は大丈夫だと思いますm(__)m』始祖鳥1999年12月11日(土)
#118『デヴリンが登場すれば見こみがあるかも(^^;』始祖鳥1999年12月11日(土)
#119『ちゃぶ台返し』始祖鳥1999年12月11日(土)
#120『発言番号115, 116について』始祖鳥1999年12月11日(土)
#121『真のキユク族ならば』デモステネス1999年12月14日(火)
#122『おわびの言葉もございません……』なるみ1999年12月15日(水)
#123『久方ぶりです』海野1999年12月16日(木)
#124『良いのか悪いのか?』我輩1999年12月17日(金)
#125『困ったちゃんは』デモステネス1999年12月18日(土)
#126『あーあ』我輩1999年12月21日(火)
#127『現在読みかけ』デモステネス1999年12月21日(火)
#128『ほとんど問題なし』我輩1999年12月22日(水)
#129『はじめまして。』夜月十五夜2000年3月14日(火)
#130『はじめまして』テツ2000年3月19日(日)
#131『デモステネスさんへ』始祖鳥2000年3月23日(木)
#132『海野さんへ』始祖鳥2000年3月23日(木)
#133『なるみ さんへ』始祖鳥2000年3月23日(木)
#134『我輩さんへ』始祖鳥2000年3月23日(木)
#135『ティコ愛好家(^-^)』始祖鳥2000年3月23日(木)
#136『『~ティコ』の影響』始祖鳥2000年3月23日(木)
#137『命の行く先。』夜月十五夜2000年3月24日(金)
#138『シャチ笛といえば』始祖鳥2000年3月26日(日)
#139『しまった(^^;』始祖鳥2000年3月26日(日)
#140『Re>リンクの件』テツ2000年3月27日(月)
#141『逃げモノ』デモステネス2000年3月27日(月)
#142『恐れ入ります』始祖鳥2000年3月28日(火)
#143『送りとどけモノ』始祖鳥2000年3月28日(火)
#144『宇宙消失も読んだ』我輩2000年3月29日(水)
#145『足を折れ』デモステネス2000年3月30日(木)
#146『Re:恐れ入ります』テツ2000年3月30日(木)
#147『離着陸距離について』始祖鳥2000年3月31日(金)
#148『越境はいやよ』始祖鳥2000年3月31日(金)
#149『ご許可ありがとうございます』始祖鳥2000年3月31日(金)
#150『テクニカルタームはいいねぇ』我輩2000年4月1日(土)

カウンタ5555番get
パソ通ン年目にして、たぶん4ケタぞろ目とったのは初めて(のはず)
ちょっとうれしい。

・ヤスパースのジレンマ
 ぴかさん、お久しぶりです。ヤスパースは孫引きなので、彼が意図したこの
ジョークの真意は定かではありませんが、私の理解している意味においては
1 古典的な自由主義である自由放任主義は無責任で利己的な愚民政治により
  破綻した。
2 時代を背負うのは、責任をもつ、社会正義のために邁進する優れた指導者
  による統制の取れた政治である。(平たくいえば独裁制)
 で、国家社会主義と共産主義がその有力候補と期待され、実際になったわけ
です。その”優れている”根拠がナチスの場合、常軌を逸した民族の優秀性
であったことが知的でないと揶揄された、のではないかと。
 実のところ、アーリア人種は最初ドイツ人の直接の先祖(というほど年代は
たっていないが)であるチュートン人とされていたのですが、ナチスが敵を
増やすたびに「敵の敵は味方だ」ということでインド人はアーリア人になり
ましたし、native Americanのイロコイ族や日本人もめでたく名誉アーリア
人に認定されました。もしナチスが滅びなかったら、中国人、ベトナム人、
アフガン人なども名誉アーリア人の仲間入りしたに違いありません。(笑)
 逆に知的なナチス、というのは劣等民族という概念を主張して、他民族を
迫害・搾取することにより自国民の利益、ひいてはその支配層である自分自身
の利益を図るわけですから誠実ではない。頭が悪いか、ずる賢いかのどっち
かだ、というのがジョークたる由縁です。
 そういう意味で、三国志の諸葛孔明は現実に目を塞いで漢の再興という
馬鹿げた事業に一生を捧げた愚か者か、曹操は嫌いだし人材豊富な魏では
出世しようがない。魏以外の国があれば自分は思う存分手腕を揮える、と
中国統一を妨げ内戦時代を半世紀長引かせた悪党、という見方もできます。
(正史ではそういう扱い)

Name : デモステネス(101) (1999/10/27/水/21/32)


つづき
そこでコリバ。基盤にしたのが文明化以前の伝統生活、という基盤も悪過ぎ
ましたが、崩壊は必然でしょう。後はどのような形で崩壊するかですが、
親子喧嘩ひとつ納めるのに惑星の軌道変えちゃうのには笑った。よく宇宙船
に乗ってやってきた第一次世代が文句を言わなかったもんだ。
で、有望な若者の自殺を食い止めるのに村八分。これって、ニホンザルや
ゴリラみたいに社会生活をする類人猿まんまやん。人間をサル扱いするか!
とまあ、学問的な意味ではなく、もっと素朴なレヴェルで笑えました。全く
ケンブリッジ大学とイェール大学の博士号が泣くぞ。でもって、最後は
”黒船”で鎖国をやめるし。
 そうやって読むと、崩壊の基本にとても忠実。まさに水戸黄門のごとく
ストレートに崩壊してくれ、しかも潔く身を引いてスペースコロニーの
独裁者になろうと悪あがきをしないところが今までに読んだことがない
筋立てで、崩壊をテーマにした物語古今東西数ある中で新鮮みを感じさ
せる。この辺がモノカキのハシクレとしてうまいなあ、と思うわけです。
 最期は「象の墓場」に旅立っちゃうしねえ。ハード蘊蓄者として蘊蓄心を
くすぐられるのですよ、キリンヤガ。

Name : デモステネス(102) (1999/10/27/水/22/02)


ライアルの新刊がでましたね
私の地方のローカル新聞(北海道新聞)で5つ星をつけられていました。
ライアルだから当然でしょう。まだ確保していませんが期待大。
 さて、シトロイエン+1覗きました。ああやってみると、ライアルの
道具のこだわりを感じますね。おかげでピアッジオが一目でわかるとか、
フェイ将軍の車やら、ファルセル・ヴェガでうろつくのがいかに目立つ
行為であるか再認識しました。それにしてもweb masterもよく調べた
ものです。

Name : デモステネス(103) (1999/11/7/日/01/42)


ごぶさたしています
始祖鳥さんはじめ、みなさまご無沙汰しています。
最近ひらがな名前で出没するNARUMIです。
あちこちご無沙汰しつつも、自分のサイトは一応面倒見ておりまして、
最近、コロンビア関連とそれ以外の小説とか雑文のサイトを分けました。
これまでのジオシティーズのアドレスはコロンビア用になっています。
そこからもリンクしてあるので行けるんですが、文章サイト直がよろしければ
下記のアドレスになっていますので、リンク先を変更していただければ
幸いです。
掲示板にこんなお知らせを書いてしまってすみません。
http://narumi_t.tripod.com/

Name : なるみ(104) (1999/11/23/火/03/56)


コリバ・ラブラブ団の逆襲
 一歩さん、お返事が遅れてごめんなさい。

>一歩さんの(96)について

 現実とフィクションはまた別の話なのですが、物語世界の中においていえば、信念を持ったキャラクターというのは善悪を問わず好きです。その意味でコリバが『ブワナ』で見せた毅然たる態度には感じ入るものがあります。最後の『ノドの地』は、うらぶれた男の再生の物語として読めるのです。

 だれにも迷惑をかけない主人公というのはまず存在しそうもないので、一歩さんがコリバを不快に感じたというのは、その迷惑のかけかたの種類や程度に原因があるということでしょうか。

 でも、コリバを弁護するなら、『キリンヤガ』の作中でかれに対して突きつけられるのは、決断を下すことで必然的に自分自身も汚れざるを得ない種類の問題ばかりです。
 そしてかれは決断を下さざるを得ない立場にいた、ということがすべてでしょう。
 コリバは狂信者かもしれませんが、冷酷な人間かといえば、それはたぶん違います。

 『わが種族のため』――いいじゃありませんか。
 ただし、あくまでも物語世界の中に限ってのことですが。(^^;
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 ◇ (ccc( ノ 始祖鳥 ◇ http://www.aay.mtci.ne.jp/~dinosaur/
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Name : 始祖鳥(105) (1999/11/26/金/23/08)


原理主義者の物語
 デモステネスさん、お返事が遅れてごめんなさい。

>デモステネスさんの(97)について

 『キリンヤガ』は原理主義者の物語としてとらえられるというのは気づきませんでしたが、まったくそのとおりだと思います。

 原理主義にしばしば見られるドグマそのものの破綻と自己矛盾――『キリンヤガ』という単語はマサイ族の言葉だったり、常用語がキクユ語ではなくスワヒリ語だったり、『キクユ族のユートピア』がヨーロッパ人の科学技術を使って建設されていたり、そもそもユートピアという理念がヨーロッパ人のものだったり、読者にもそれとわかる矛盾があちこちにちりばめられていますね。

 それで、コリバというキャラクターですが、わたしは好きです。『ロマンチックな愚か者』としてとらえると、かれの心の機微は、とてもよくわかるのです。
 特に最後の『ノドの地』は、まごうかたなくハードボイルドの文法でつづられています。一歩さんへのレスにも書きましたが、これは『うらぶれた男の再生の物語』そのものです。落ちるとこまで落ちたコリバが、アハメドの救出にあたって見違えるようにしゃんとするくだりには胸が熱くなりました。

 でも、あのあとコリバは息子に連れ戻されてしまったでしょうね。

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Name : 始祖鳥(106) (1999/11/26/金/23/09)


クジラのこと
>一歩さんの(99)について

 ぴか さんの『気になった出来事』は、ためになるうえにおもしろいので、いつも楽しみにしています。

>突然無関係ですが、象より鯨の方が面白そうです。
 これはクジラ絵をリクエストしてくださっているのでしょうか。
 むずかしそうですが、挑戦してみます。
 めざせ、クリスチャン・ラッセン。(^-^)

 ティコと携帯電話ですか。(^^; そのうち鯨語の解読が進んだら面白いですね。これにチンパンジーが加われば、まるで『知性化戦争』のようです。でもあの作品で納得できないのは、知性化種族にカラスが含まれていないことです。カラスの知能は大した物なのに。(;_;) タコやイカなどの頭足類もなかなか有望です。

 それと経度1度ですが、わたしの計算に間違いがなければ、以下の式であらわせると思います。

    経度1度あたりの長さ=2×π×(地球の半径)÷360×COS(緯度)

 赤道上の経度1度、あるいは任意の緯度1度は60海里(nautical mile)で、約111キロメートルですね。
 単位換算の御用には、当地の『汎用単位換算器』もよろしくおねがいします。(^-^)

#でも、三次元角度の計算は一歩さんの領域なので、釈迦に説法でしたらごめんなさい。

 三次元角度といえば、じつは今問題をかかえています。

【質問】ニュージーランドでパーフェクTVを見るためには、どの方角、仰角でパラボラアンテナを設置するべきか。

 わたしのオタク魂にかかわる切実な問題です。(笑)
 静止軌道の距離はすぐにわかりますし、赤道上どこそこの上空というのも調べればわかりそうなのですが、三次元での角度計算が必要なことに気づき、この問題はそのまま棚上げしています。(^^;

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Name : 始祖鳥(107) (1999/11/26/金/23/10)


運動とコスト
 ぴか さん、お返事がおくれてごめんなさい。

>ぴか さんの(100)へ

 日記も『気になった出来事』もいつも楽しく拝読しています。

 動かない日はほとんど一定の場所にとどまっているのに、いざ動くとなるとたった一日のあいだにとんでもない距離を移動しますね。

 『ゾウの時間、ネズミの時間』によると、かれらは体温を保つうえですでに大きなエネルギーを消費しているので、動く動かないにかかわらず代謝量にはほとんど変化がないそうです。もしもヒトが動くことにほとんどコストがかからないという状態におかれたら、やはりこういう動きかたをするのかなと、ゴンドウクジラの動きを見ながらそんなことを考えました。

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Name : 始祖鳥(108) (1999/11/26/金/23/12)


件の新刊の訳者はどなたでしょう
 できれば菊池光さんがいいですね。(^-^)
 ライアルには未訳の作品がいくつかあるらしいのですが、わたしには初読で原書にあたる根性がないので、翻訳が出るのはありがたいです。ライアル作品には外れはないと信じているので、帰国してからが楽しみです。 

>デモステネスさんの(103)について

Citroen Plus Oneに行ってこられたのですね。
 あのページはファンページのありかたとして、ひとつの理想形だと思いました。ライアルの作品を知らないかたでも楽しめると思いますし、なによりも作品を読みたくさせられます。実際これでわたしは『深夜プラス1』『もっとも危険なゲーム』を読み返してしまいました。作品こそ違えどファンページをもつ者として、こっそり参考にさせてもらおうと考えていたのですが、ばれてしまってはしかたありません。(^-^)

 ロールスロイスの説明文で紹介されていたエピソードが好きです。かれらならまさしく、しれっとした顔でこういうことを言ってのけそうです。(^^;

 あのページで不明とされていたフォード・エスコートですが、年式から考えてこれだと思います。なにしろ自分で乗っていたので。(^^;

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Name : 始祖鳥(109) (1999/11/28/日/00/02)


リンク修正しました
 なるみ(NARUMI)さん、こんにちは。こちらこそたいへんごぶさたをしています。
 『まぐまぐ』の『きまぐれコロンビア案内』(マガジンID0000006500)をいつも拝読しています。汽車のはなしも美人コンテストのお話も楽しく読ませていただきました。
 ただ読むばかりで感想も書かず、もうしわけありません。

 掲示板にごあいさつできずにいることも申しわけなく思っています。自分宛てのメールと掲示板さえケアできていないので立場上、よそさまの掲示板に顔を出せない状態でした。m(__)m
 数日内にどうにかお返事が追いつけそうなので、そのときにあらためてごあいさつにうかがいます。

【リンクの件】
 2つの別のサイトとして紹介したほうがいいか迷ったのですが、リンク先は文章サイトに直し、コロンビアサイトは紹介文の中でリンクさせていただくことにしました。
 リンクの紹介文ですが、ハンドル名はひらがなにしたほうがよろしいでしょうか。

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Name : 始祖鳥(110) (1999/11/28/日/00/02)


お手数おかけしてすみません
先日久しぶりにおじゃましたあとこちらを見たら、ニュージーランドからと
なっていたのでびっくりしました。
今回は、長くいらっしゃるんですか?

お忙しいのにリンクの変更ありがとうございます。
ただ、リンクしていただいている掲示板は現在使われておらず(読むことは
できます。というか、書くこともできるんですが)、数ヶ月後に閉鎖の予定です。
現在、それをよけても3種の掲示板が乱立状態なんですが、文章関連の
方でしたらhttp://www5.a-nets.co.jp/iboard5/cgi-bin/mkres2.cgi?narumiにお願いできますでしょうか?
本当にすみません。
紹介文の「ロシア語翻訳……」という部分も、ちょっと恥ずかしいというか、
これは下手するとサギでは(^^;と思ったりもしちゃうんですが……。

http://narumi_t.tripod.com/

Name : なるみ(111) (1999/11/28/日/21/26)


わすれてました
名前の表記ですが、どちらでもけっこうです。
ただ、HP上ではひらがなで書いていますので、ひらがなの方が来ていただいた方にわかりやすいかもしれません。

http://narumi_t.tripod.com/

Name : なるみ(112) (1999/11/28/日/21/28)


菊池光といえば
墜落事故の第一報は日本人男性というだけで詳細は一切不明だったもので、
ひょっとしたらと、第二報までどきどきしておりました。

 さて、残念ながら菊池光ではありません。今や菊池光を読もうと思ったら
同じ早川ミステリでもディック・フランシスの競馬業界モノを読むしかなさ
そうです。今度の訳者は石田善彦という方で、ライアルでは『死者を鞭打て』
を翻訳しています。まあ、及第点はあげましょう。80点ですね。
 私はあまり翻訳を意識して本を買うことはないのですが、菊池光は
別格です。『深夜プラス1』や『本番台本』がもし菊池光ではなかったら
ここまで入れ込む作品にもならなかったし、ライアルという作家も私の中
ではその他大勢の作家になっていた可能性大です。実際、今回の"Spy's Houner"は、客観的にはかなりおもしろいのですが、「これが菊池光だっ
たらなあ・・・」と思ったのも事実で、とりあえず題は『スパイの誇り』
ではなく、『スパイの矜持』と訳したのではないか、と思ったのですが。
 出来たてほやほやのMI5に強制徴募されてしまったランクリン陸軍大尉
(当然紳士)がアイルランド独立のために悪さをしていた元軍曹オギルロイ
を相棒に引きずり込み(笑)命と名誉をかけて”ゲーム”に参加していくと
いうお話です。例によって一流所の風俗がかっきり書き込まれていて楽しい。

 私が菊池光に萌えてしまったのは、『冒険・スパイ小説ハンドブック』
(早川書房編集部)を読み、おお、あれも菊池光かこれもそうか、という
ところからですが、そういうことをまだ意識していなかった頃、翻訳が
あまりにおもしろかったので原書を買って読み比べたことが一度あります。
この作者にこの訳者あり、と大いに納得したのですが、一ヶ所だけ原書は
読んでみるものだ、と思ったところがありました。

 煎茶を飲まされたバスク人(フランスで教育を受けている)の言葉

訳文:「神様!お聖人様!これはどんな種類のお茶なのだ!」
原文:"Jesas,Josef,Maria,and its aron ! What is the kind of tea! "

 衝撃だったんだろうなあ。(笑) 確かにこれに該当する日本語はない。

Name : デモステネス(113) (1999/11/29/月/02/34)


死者を鞭打つ
>でも、あのあとコリバは息子に連れ戻されてしまったでしょうね。

 それがレズニックのいいところ。しかし私ならば・・・

息子 「父さんにぜひ食べさせたいものがあるんだ」
こりば「?」
息子 「さ、どうぞ。覚めないうちに」
こりば「これは何の肉だ?」
息子 「アフメドさ。今世紀最後の象のステーキの予約販売をしていたから
    手を廻しておいたんだ。ほおっておけばヨーロッパ人に食いつくさ
    れてしまうところが、一部なりとも父さんの血となり肉となるん
    だから、アフメドも本望だろう」

Name : デモステネス(114) (1999/11/29/月/02/44)


今度は大丈夫だと思いますm(__)m
 なるみ さん、こんにちは。

●なるみ さんの(111)について

 わたしですが、先月こちら(ニュージーランド)に引っ越しました。今回は事業用の操縦士免許の取得が目的なので、半年ほどで日本に(資金稼ぎのため)とんぼ返りするつもりでした。でも、周囲のお話を聞いてみると、少なくとも10ヶ月は見こんだほうがいいとのことでしたから、あるいはそのくらいの間はこちらで暮らすことになりそうです。
 でも、生活しながらの10ヶ月は短いですよね。

 日記には注意していたのですが、掲示板のリンクについては修正をし忘れていました。現時点ではもう直っていますが、もうしわけありませんでした。それから、ハンドル名の表記をひらがなに直し、ローマ字のそれを括弧内におさめました。

 じつは、わたしのサイトではリンクコーナーのカテゴリーを再整理、再分類する計画を進行中です。なるみ さんのサイトは文章サイトはもちろんですが、コロンビア関連サイトのほうも別途にコーナーをつくってリンクさせていただこうと思っています。m(__)m
 今後ともどうぞよろしくおねがいします。

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Name : 始祖鳥(117) (1999/12/11/土/20/31)


デヴリンが登場すれば見こみがあるかも(^^;
 デモステネスさん、ご無沙汰をしています。

●デモステネスさんの(113)について

 ご無沙汰およびご心配をおかけしたこと、申し訳ありません。
 件の事故に遭われたかたについては直接面識はありませんでしたが、2軒隣の学校で訓練をされていたかただと聞きました。かれらの不時着水は成功しており、そのときは生存されていたらしいのですが、水圧でハッチが開かなくなったためそのまま溺死されたらしいということでした。ほんとうにお気の毒です。

 菊池光さんの文章ですが、原文を意訳することもなく、それでいていわゆる翻訳文体とも違う、重厚でかちっとした日本語になっているあたりは神業のようです。最近は『競馬シリーズ』以外の翻訳はされていなかったとは知りませんでした。そういえばライアルでも『本番台本』よりあとの作品は菊池光さんではなかったですね。ライアル作品と氏の翻訳の組み合わせだった『もっとも危険なゲーム』や『深夜プラス1』はもはや伝説の作品となっていますが、これら作品の翻訳家が別のかただったなら、評価は今とずいぶん違っていたかもしれません。でも少なくともライアル作品に関しては、菊池光さん以外の訳者もすばらしい仕事をしていますよね。
 『マクシム大佐』シリーズもとても面白いですし。(^-^)

 ヒギンズでも『鷲~』をはじめとするデヴリンが登場する一連の作品は、たしか菊池光訳でしたよね。最近では『~飛び立った』も氏の翻訳でしたから、ヒギンズのデヴリンものに関しては期待できそうですね。

> 訳文:「神様!お聖人様!これはどんな種類のお茶なのだ!」
> 原文:"Jesas,Josef,Maria,and its aron ! What is the kind of tea! "

 これなんて、ほれぼれするほど格好いい翻訳じゃありませんか。
 ――くだんのバスク人には同情の念を禁じ得ませんが。(^^;
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Name : 始祖鳥(118) (1999/12/11/土/20/31)


ちゃぶ台返し
●デモステネスさんの(114)について
> こりば「これは何の肉だ?」

 このあとコリバの星一徹ばりのちゃぶ台返しを見られそうですね。
 いや、真のキクユ族たるコリバは東洋人のごときちゃぶ台返しなどはしないのでしょうか。(^^;

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Name : 始祖鳥(119) (1999/12/11/土/20/32)


発言番号115, 116について
#115, #116の発言は、投稿されたご本人の依頼により、削除いたしました。

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Name : 始祖鳥(120) (1999/12/11/土/20/33)


真のキユク族ならば
うむ。息子よ、よくやってくれた。と感謝しつつ、私だけがンガイの恵みを
独占するのはよろしくない、といってムドゥングムグを信じる人々を家に
招き、アフメドの肉を分かち合うと思います。
その後に「ンガイのものはンガイのもとへ返せ」といって、アフメドの肉
の輸出禁止デモを行い、水の上を歩けば完璧。 ・・・ってあれ? (^o^)

・某所にて
 フォークランドにおけるアルゼンチン人の行為に直面したイギリス人の
心境とはこういうものではないか、と思いました。さしずめ始祖鳥さんは
ヘイグ長官といったところでしょう。
最初は理解に苦しみ、その次は稚拙さとわざわざ用意してあげた撤退路を
自ら潰す愚かさに怒りを感じました。初対面の人に向かってお前呼ばわり
して、二言目には「バカかお前」とやるのは松山千春だけではなかったん
ですねえ。

Name : デモステネス(121) (1999/12/14/火/19/50)


おわびの言葉もございません……
始祖鳥さんすみません……。
文章サイト、移動してしまいました……。
自分でもこれほど早く移動することになるとは思っていなかったんですが……。
下記に移動しています。
今回は、cgiが使えて広告も入らないということで、サーバー自体が落ちまくる
などということがない限り、移動はしないと思います。
なお掲示板ですが……。わけわからないことになっていますm(__)m。
レンタルをやめて、現在レンタルにしている分はprohostingのサイトに設置
するつもりなのですが、新旧の掲示板が入り乱れ……。
決定分は、文章サイトの
http://lightning.prohosting.com/~narumi/aska01/aska.cgi
です。
コロンビア関連の方はあしあと掲示板(いわゆるゲストブック)と普通の
掲示板の二種類体制でいこうと思っていますが、これも両方とも変更する
可能性があります。
日記はこのままです。
明日、軽い手術を受けるため数日ネットにつながらなくなりますが、復帰したら
コロンビア関連の掲示板を整備する予定ですので、できましたらまたご連絡します。
ところで文章サイトには隠しページへのリンクがあるんですが、探さないで
おいていただけると幸せです……(もう知られていたりして(^^;)。

http://lightning.prohosting.com/~narumi/

Name : なるみ(122) (1999/12/15/水/22/50)


久方ぶりです
いつのまにかニュージランドに行ってるし……。
早く職見つけろよな(^^)。
というわけでお元気だったでしょうか。
気持ちが落ち込み気味なのでWebを周っているのですが、結構
未更新なところが多いですね。みんな元気なんだろうか。
では、また。
P.S
あれ読んだんですがよくわからなくてコメントできないでいるです(^^;>デモステネスさん

Name : 海野(123) (1999/12/16/木/17/52)


良いのか悪いのか?
 皆様初めまして(?) 120で始祖鳥さんのお手を患わせた我輩と申します。

 実は我が輩は某所より参った者なのですが、あの方は未だに現れませんね。
 我が輩も詳細はよく理解できなかったのですが、デモステネスさんが何をおっしゃり
たかったのかは分かったつもりでおります。始祖鳥さんの(ちょっと厳しい)発言も仕
方ないかと思います。
 このまま現れない方が平和でいい、のでしょうかねぇ? (やりにげですもんね)

Name : 我輩(124) (1999/12/17/金/00/28)


困ったちゃんは
 よその喧嘩話の持ち込みはネット上ではタブーなのであれなんですが。
見ず知らずの初対面である私をいきなりこけおどしのはったり野郎、と断定
した割には、じゃあローレンツ収縮の歴史的意義科学とはなんぞや、と語る
こともなく、小難しい言葉を使いたがるのは平易に説明できるほどそのこと
をわかっていないはったり野郎の特徴だ、と言う割にはその説明も全く欠いて
いました。
 本当に何も知らない人間がこんな言葉をひょい、と使うと思っているのか?
と大いに訝しみ物理エーテルの沿革を述べると、荘子紛いのこんにゃく問答を
して私を小難しい理屈をこねくり回す嫌な奴で、自分は悟った人間のふりを
する。 あまりに呆れたので、今では役に立たないが歴史的意義のある実例
をできるだけ専門用語を使わないで簡単に説明してそのお手本を示すと共に、
哲学論議のなかでは地質的年代のテーマに属する「自分が見ているものが
他人に等しく見えているとは限らない。そうやって考えると何が本当で、何が
架空なのかわからないね」というこんにゃく問答には「その答えはとうの昔に
でている」と、釘を刺したのです。
 さあ、向こうを張ってくるか、ディベートなら受けて立ってやるぞ、
と思ったら音沙汰なし。本当に知っているならわざわざムズカシイ言葉を
使わずに平易に説明できるはず、とは当の本人の言葉ですが、どうやら
そういう実例を探し出せないようです。あの予断と思い込みで突っ走る
姿勢はもっともスペインの宗教裁判の異端審問官に適しており、研究者
にはもっとも向いていないと、私には解釈されますが。

 ネット上で喧嘩するのは2回目ですが、ああいう人は物理的にも社会的
にもどうもこうもなるものではない、と腹を括っているせいか言いたい
放題いってストレス解消、と考えている向きが多分にあるようで、
まじめに考えた方がバカをみますから、私としてはこのまま二度とお会い
したくありませんね。とりあえず一歩さんのところの掲示板がfreeze
しちゃいました。おもしろい話題してたのにねえ。

Name : デモステネス(125) (1999/12/18/土/01/19)


あーあ
 あの方が現れたようです。もう我が輩も黙っておれませぬ故、そちらで書き込もうと考えております。

>よその喧嘩話の持ち込みはネット上ではタブーなのであれなんですが。
 おお、まさしくその通りです。大変失礼しました。
 これよりこの話題は我が輩からは振りませぬ故、始祖鳥さんならびにここを拝見なさっている皆様に
お詫びいたします。申し訳ありませんでした。

 我が輩、最近『順列都市』なるものを読了したのですが、ご興味のある方はおられますか?

Name : 我輩(126) (1999/12/21/火/00/30)


現在読みかけ
しかも前巻と後巻を半分ずつ。(笑)
いや、ちゃんと2巻とも買ったんですが、どちらか一方を昼休みに職場で読み
もう一方を家で読む、ということをやっているせいです。
 読んだ途端、おお、これは電波のスクランブル&再構成。何年か前の
サイエンスで出ていたやつの電子ネット版ではないか、と感動しました。
自分でも何かのネタに使いたいなあ、と思いつつ、さっぱり使い道が
考えつかないお蔵入りネタだったもので。
 こうして小説として提示されるとまあそんなもんかな、とか思うの
ですが、まるで使い道を考えつかなかったという現実を直視すると(笑)
コロンブスの卵とはこのことだ、などと一人ぼけ一人突っ込みをして
おります。現在聖母マリアが男と別れて天地創造に熱中しているところ
まで進行中。

Name : デモステネス(127) (1999/12/21/火/23/05)


ほとんど問題なし
 ですよね、確かに。上下巻同時に読んでいっても大丈夫。

 実は我が輩もちょっと似たネタを使ったことがあったので、書評を読んで興味を持ち通勤時間と
休憩時間で読んだのでした。

>スクランブル&再構成
 なんか神経心理学でも知覚に関して似たような事を調べている人もいるようです。詳しくは知り
ませんが……。

 これ以上書くとネタバレの可能性があるので、またよろしければ読了なされた後に。

Name : 我輩(128) (1999/12/22/水/01/00)


はじめまして。
はじめまして。ティコ愛好家の夜月十五夜です。
ティコって良いですね、ハウス名作劇場の中では一番好きな作品でした。
この間久しぶりにビデオを借りて見たところ、ティコが死ぬ場面では涙垂れ流し状態。ほんとに良い作品です。
しかし、悲しいかな。ティコ関係の本やCDなどはほぼ廃盤、ティコの小説版が読みたいです。
これからもちょくちょく書きに来ます。よろしくお願いします。
(ところで、あのシャチ笛どこかに売っていませんかね?)

Name : 夜月十五夜(129) (2000/3/14/火/12/58)


はじめまして
初めまして。静岡県在住のテツと申します。
数ヶ月前にこのサイトを見つけたのですが、書き込みは初めてです。

「ティコ」で鯨類に目覚め、狂ってしまひました。(謎)
詳しくは以下のアドレスを見て頂ければ・・・。

ちなみに「日本編」の東京の回(25話)の時には、静岡県の蒲原町で放送を
見ていました。ちょうど、話の終わりに富士山をバックに新幹線が走っており
ますが、この新幹線の映像をロケハンしたと思われるのがこの地で、地元の小
学生と大ウケしたのを覚えています。

その後、現在では小学校に出入りする事が有るのですが、放送時(確か学習幼
稚園とかの雑誌に掲載されていた頃)の幼稚園年長組だった年代が現在の小学
校5年生(新6年生)なんですね・・・。教室に張ってあった海の絵を見てみ
ると鯱とかイルカの絵が有るんですね・・・。やはり放送を見ていた影響って
のが有るのかなぁ?なんて思ったりしております。
*その年代って、昭和63年・昭和64年・平成元年生まれの児童です。

また遊びに来たいと思います。
私の方からもリンクさせて頂きたいと思いますので、お願い致します。

PS:未だにコミケで「ティコ本」が有ると聞きました。
   ちと収集にも行きたいとも考えている今日このごろです。

ではでは


http://www2s.biglobe.ne.jp/~c-tetsu/

Name : テツ(130) (2000/3/19/日/03/18)


デモステネスさんへ
 先月末の旅行以来、ご無沙汰をしております。
 たいへん楽しい5日間をありがとうございました。

 わたしのほうは、この3月はじめから『鳥の穴』(※1)に投入されて以来、夜12時に寝て朝6時に起きるスパルタンで健康的な生活を送っています。『航空法規』『航法・飛行計画』『技術(工学)知識』の3教科で、それぞれ宿題が山のようにでてくるので、帰ってからは宿題を終えるだけでそのまま寝てしまう毎日です。(じつは明日(今日?)も航空法規の小テストです。(^-^;)最初の頃にくらべてだいぶ慣れてはきたのですが、英語の講義をそのままのスピードで理解することは難しいですね。いつもの週末は操縦実技と試験勉強なのですが、今週の土曜日は、テカポに遊びに行ってゆっくり野鳥を見るつもりです。

 そういう経緯もあり、ありがたく頂戴した『スパイの誇り』はいまだ読みかけで(デイヴィッド・ブリンにはまだ手をつけていません)、暗号帳をめぐってオギルロイが決闘をしたすこしあとまでしか進んでいないのですが、やはりライアル、おもしろく読ませてくれますね。いちど名を成したエンターテインメントの作家さんは、次第に『芸術』『文学』方向に傾斜していくものですが、ライアルの場合はそんな心配は無用かもしれません。
 オギルロイのキャラクターは、いかにも冒険小説に登場するアイルランド人のお約束に準拠していて嬉しくなりますね。町名の響きに惹かれ、『ベルファスト(クライストチャーチのちょっと北にある町)』への引越しを真剣に検討しているわたしとしては、見逃せないポイントです。
 『~誇り』のランクリン大尉とオギルロイの未来の姿が、『深夜プラス1』のフェイ将軍とモーリス軍曹だったら楽しいかもしれません。(^^;

【注釈】
※1 鳥の穴
 悪い心を持った覆面事業用パイロットを養成する悪の組織。
 その訓練内容は多岐にわたり、ニッケルの探索、シュナップスや金貨の密輸、凶器攻撃にまで及ぶという。(嘘)

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 ◇ (ccc( ノ 始祖鳥 ◇ http://www.aay.mtci.ne.jp/~dinosaur/
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Name : 始祖鳥(131) (2000/3/23/木/20/45)


海野さんへ
 たいへんご無沙汰をしております。お元気ですか。
 もしかすると、lunaさん&灯台守さんのパーティでお会いして以来でしょうか。
 まったくもうしわけありません。

 あいかわらず堅気とはほど遠い生活を送っていますが(^^;、わたしは元気です。
 こちらに来て以来、ホームページの更新にあてるまとまった時間がなかなか取れないのですが、まだここを訪問してくれるひともいらっしゃるようなので、できるだけ更新していきたいと思っています。

>気持ちが落ち込み気味なのでWebを周っているのですが、結構
>未更新なところが多いですね。みんな元気なんだろうか。

 未更新って、海野さん。ご自分のところはどうなんですか。(^^;

 近いうちの更新を楽しみにしていますね。

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Name : 始祖鳥(132) (2000/3/23/木/20/47)


なるみ さんへ
 たいへんご無沙汰をしております。お体はもうだいじょうぶでしょうか。
 リンクのほうはだいぶ前に修正したのですが、お返事が大変遅くなりましたこと、もうしわけありません。

 『きまぐれコロンビア案内』と日記をいつも楽しく拝読しています。
 コロンビアで手術を受けたお話も読ませていただきました。保険や医療についても日本とシステムが違うことに驚きました。そちらで手術を受けるのはいろいろな面で大変なのですね。ナースコールのボタンについてスペイン語で説明させられるくだりと、先生の『I think you are fine.』が印象に残りました。

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Name : 始祖鳥(133) (2000/3/23/木/20/47)


我輩さんへ
 我輩さん、たいへんご無沙汰をしております。
 一歩さんの掲示板で援護をいただきましたこと、心から感謝しています。
 それにもかかわらず、お返事が遅れてしまいましたこと、お詫びのしようもありません。

 『順列都市』はいまだ未読なのですが、ガジェット的には『百億の昼と千億の夜』に登場したものに近そうですね。町の住人のデータ保存がメモリではなく『パンチカード』であったあたりが時代を感じさせます。
 自分が知覚しているものが果たして現実に存在するものなのか、データは存在と等価なのか、という疑問は古くて新しい問題で、この分野の名作も多いのですが、『順列都市』はこのあたりに切りこんだ作品なのでしょうか。

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Name : 始祖鳥(134) (2000/3/23/木/20/48)


ティコ愛好家(^-^)
 夜月十五夜さん、はじめまして。始祖鳥と申します。
 不肖、わたしもティコ愛好家を名乗るひとりです。(^-^)

【ティコについて】

>この間久しぶりにビデオを借りて見たところ、ティコが死ぬ場面では涙垂れ流し状態。ほんとに良い作品です。

 そうですね。『~ティコ』の冒険物語としてのもっとも純粋な部分は北極編にあると思ってるのですが、わたしは、そのつぎの話『命を継ぐ者 海に響くクジラの歌』が好きです。BGMの使いかたもすばらしかったですし、ティコ・ジュニアが老クジラを押し上げようとする描写には胸が熱くなりました。『~クジラの歌』には、最終回につながるテーマがすべて盛り込まれています。
 『~ティコ』という物語は、ナナミちゃんにとっての『母親さがしの旅』だったとも言えるかもしれません。最終回で幻影の母親(=ヒカリクジラ)と別れ、自分自身が『母』――あるいはそうなりうる存在――だったことに気づくところで、物語は終わっています。『命とは引き継がれるもの』というテーマの表現については、最終回よりもこの話のほうが優れてさえいると思います。

【小説版とCD】

 小説版は何回か古本屋さんで見かけたことがありますから、根気良く探せば手に入りそうです。『~ティコ』のCDはもう作っていた会社自体がなくなっているそうでが、それでも、オープニングとエンディングは『名作アニメ主題歌大全集』など、くだんのシリーズの曲を集めたCDには収録されているようです。BGMについては、ボーカルなしのバージョンでよろしければ、LDの5巻目の最後が設定資料集&BGM集になっています。
 『~ティコ』にとってハウス名作劇場枠で放送されていたことは、不幸だったかもしれません。傾向の違う作品にもかかわらず、同シリーズのほかの作品と同じ種類の定規を当てられてしまうのは歯がゆいです。(^^; それでも、LDやビデオ媒体が5年経った今でも売られているということを考えると、あながち悪いことばかりでもなかったということでしょうか。

【シャチ笛】

 あのシャチ笛ですが、わたしも欲しかったです。貝で作ってあるのかと思いましたが、それにしてはかたちがおかしいので、たぶん焼き物かプラスチック製なのでしょうね。

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Name : 始祖鳥(135) (2000/3/23/木/20/49)


『~ティコ』の影響
 テツさん、はじめまして。始祖鳥と申します。

 リンクの件は、どうぞよろしくお願いします。
 さきほどホームページを拝見しました。鉄道とクジラのページなのですね。若い頃、『銀河鉄道999』のファンだった(今もです)ので、C62の写真に魂をゆさぶられました。あの重連をもう見られないことが残念です。
 こちらからもリンクをさせていただいてよろしいでしょうか。

 わたしも本放送時に『七つの海のティコ』に惚れた一人です。基本的に1話完結の型式をとっているのにもかかわらず、翌週の放映がまちどおしくてならないというのは、冒険ものというジャンルの長じるところでしょうか。現代を舞台にした海洋冒険アニメーションとしては、ファンタジー色の強い『海のトリトン』を別にすれば、ほとんど唯一の作品でもありますね。

 『~ティコ』で不思議におもったことは、わたしの周囲を見る限り、この作品を楽しんでみていたのは、普段はアニメーションを見そうもないひとに多かったことです。アニメ好きには評価されない作品だったのでしょうか。
 シャチの絵を描く子供は、『~ティコ』の影響がおおきいのでしょうね。

 5年もたった作品ですし、それほどメジャーといえる作品でもなかったのに、今も同人誌がでているというのは嬉しいです。

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Name : 始祖鳥(136) (2000/3/23/木/20/49)


命の行く先。
その通りですね、あのヒカリクジラとの会話はナナミにとって自分の違う一面を
見つけることが出来る、そんな場面だったのかもしれません。
12(だっけ?)才の女の子がティコと仲間たち、そして自分の命の行く先を確信する所なのかもしれません。
ティコと言う存在、そしてジュニアの誕生。ティコの死、今まで姉妹のように一緒に育ってきた彼女が(ティコね)自分の目の前で死んでいった。そして、
老シロナガスクジラの仲間への命の繋ぎ渡し、スコットの語り…
最終回までたどり着くのに、この場面はなくてはならないものだと思います。
命とは引き継がれるもの、地球上の生物はそうやって何億年も命を繋いできたわけですから、当たり前と言えば当たり前なのですが、ふっとそんな事を思い出させてくれる作品でした。

PS・あのシャチ笛、本によると珊瑚を削ってつくった笛だそうです。

Name : 夜月十五夜(137) (2000/3/24/金/18/57)


シャチ笛といえば
 夜月十五夜さん、こんにちは。
 お名前はなんとお読みしたらよろしいのでしょうか。なにか特別な読みかたがありそうな気がしますし、よろしければ教えてください。m(__)m

 ティコという作品内の傾向は、大きくふたつに分けられると思います。
 ひとつが北極編(+日本編)そして南極編で、もうひとつは1、2話で完結する短編のあつまりです。前者は『命とは引き継がれるもの』という主題をうたう話で、後者は『擬似家族』を軸にすえたホームコメディにアドベンチャー風味を加えたものでした。

 この両者は両立させるのはむずかしいものですし、この作品でもやはりそれぞれのパートが不協和音をかなでています。これは良い悪いという以前にそもそも作品のテーマそのものが違っているから仕方のないことなのですよね。あるいはドラえもんのテレビ版と映画版がおなじ枠で放映されたらこんなふうに感じるのかもしれません。
 しかし、不思議なことに『~ティコ』の場合、これが嫌ないびつさではありません。むしろ、そのミスマッチさこそがわたしにとってのティコの魅力でもあり、同時に惜しいと思うところでもあります。
 ティコのプロットはヒカリクジラの探索物語なのかと問われれば言葉につまったり、ティコのおもしろさは、ヒカリクジラの話よりもむしろ1話完結スタイルのほうにあると思ってみたり、逆に北極編~日本編のパートこそがティコの本質だと感じたりするのは、みんなこのあたりの二重性に原因があるのかもしれません。

 『~ティコ』って、おもしろさをひとことで言いあらわすのがむずかしい作品ですね。

 1話完結のパートでわたしが好きな話は、第29話の『ナナミの冒険 チョウの舞う島!』です。物語の最後のシーンの、写真をうしろに隠すナナミちゃんがかわいかったです。先週末から『七つの海のティコ分館』のタイトル絵として飾ってあるのはそのシーンを描いたものです。(^^;

【北極編について】

 北極編は冒険物語としてのおもしろさの点ではティコの作品中でもっともすばらしいものだと思っています。ただ、あそこに物語を構成する素材を投入しすぎたため、冒険物語としての『~ティコ』はあの時点で燃え尽きてしまっていたのかもしれません。これがそのまま南極編の物語密度に影響してしまったような気がするのです。最終回のヒカリクジラよりも、『~クジラの歌』の老シロナガスクジラのほうが神々しかったように感じます。(南極編を好きなかたをおとしめる意図はなく、これはわたしの感じかたです。)

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Name : 始祖鳥(138) (2000/3/26/日/19/30)


しまった(^^;
ながすぎて一発言におさまりませんでした。(^^;

【シャチ笛について】

 あのシャチ笛の材料は、サンゴだったのですね。ご教示ありがとうございます。
 聞いたところでは『世界名作ものがたり 七つの海のティコ』(関連書籍のコーナーで紹介)であのシャチ笛に関するエピソードが登場するらしいのですが、どういう話だったのか少し気になっています。(^^;
 #16『新しい仲間!! ティコの赤ちゃん!』 の回想シーンで、幼い頃のナナミちゃんがすでにあのシャチ笛を吹いていましたから、ナナミちゃんは相当昔からあの笛を愛用していたのは間違いなさそうです。

 シャチ笛で思い出しました。以前琴鳴さんの掲示板に書いたことと内容がかぶるのですが、『七つの海のティコ』はある意味で『ジャイアントロボ』や『大鉄人17』と同じ構造をもった作品のような気がします。
 巨大なものにはある意味で『神』が潜んでいるような気がします。『~ティコ』の場合はそれは体長8メートルのシャチで、『~ロボ』では全長数十メートルの自律型ロボットで、これらはヒトにとって異世界の存在です。そういうものとコンタクトし、意思を通じ合えるというのはつまり『巫女』の属性ですね。本来交わりあうことのない世界を、何らかのかたちでつなぐ記号として用意されたものがシャチ笛で、時計型通信機なのでしょう。ナナミちゃんのシャチ笛は、草間大作少年のもつ時計型通信機と本質的に違うところがないはずです。
 『ジャイアントロボ』や『大鉄人17』の最終回と、『七つの海のティコ』北極編でのティコの最期はそこはかとなくオーバーラップするような気がします。

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Name : 始祖鳥(139) (2000/3/26/日/19/31)


Re>リンクの件
こんにちは。テツ@静岡です。

リンクですが、http://www5a.biglobe.ne.jp/~c-tetsu/whalelink.html
に張らせて頂きました。

以上、簡単ですがお知らせまで・・・。


http://www2s.biglobe.ne.jp/~c-tetsu/

Name : テツ(140) (2000/3/27/月/08/11)


逃げモノ
あ、更新していた。
先日はありがとうございました。もう一ヶ月もたってしまったんですねえ。
(シミジミ)

 ところで、好みでないなあ、順列都市。(のっけからこれかい)

それらしい理論で延々話を引っ張るのは確かにSFの王道なのですが、
その後がいけない。手に負えない事態が発生して、
「やっぱだめだわ、これ」といった感じで別世界に旅立ってしまう。
最近こういうのが流行なんでしょうか。現実世界から逃走して別世界に行くも、
やっぱり駄目でまた逃げる、っていうの。ホーガンもこんなの書いてくれて
どっちらけましたが、「また逃げモノかい」というのが率直な感想です。
 そこをなんとか科学と意志の力でというのがSFだよなあ、とか思う
私は古いのであろうか。unhappy end にするならまだわかります。
なぜ逃げる?「逃げるな!戦え!」もしくは「後始末する身にもなってみい、
卑怯者」とすごくストレス溜まりました。
 道具立ては凝ってるけどねえ。ル・カレを読んだ後の疲労感、といったら
おわかりでしょうか。それにわざわざ2冊に分けるほどの分量でもないですし。
なぜ、この作品がそんな話題作になったのであろう?
 SF自体が落ち目じゃない、つまらないSFを道具立てがすごい、って
もてはやすからマニアしか読まなくなるんだ、ぶつぶつ。
ポール・アンダーソンの「タウ・ゼロ」のような単純なプロット&大ホラ吹き
を見習って欲しいものである。

Name : デモステネス(141) (2000/3/27/月/23/34)


恐れ入ります
 テツさん、こんにちは。
 当地をリンクしていただき、ありがとうございます。

 鯨類関連のコンテンツがほとんど存在しない当地を、クジラ・イルカのリンク集に載せていただくのは恐れ多いのですが、とても嬉しく思っています。クジラ・イルカに関しての手持ちのデジタル写真はいくばくかはあるのですが、ほとんどがいまだ未整理の状態のまま、ハードディスクの肥やしになっています。(^^; 写真のラベリングは思いのほか手間がかかるものですね。

ブリーチングするダスキー・ドルフィン

 つきましては、当地からもテツさんのページにリンクしてよろしいでしょうか。
 どうぞよろしくお願いします。

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Name : 始祖鳥(142) (2000/3/28/火/18/43)


送りとどけモノ
 デモステネスさん、こんにちは。こちらこそ先日はありがとうございました。解説の文章が滞っているため正式な公開は先になりそうなのですが、とりあえずブルーペンギンの赤外線デジタル写真です。

赤外線で撮影したブルーペンギン

 『逃げモノ』に対比されるジャンルとしては『追いモノ』『送りとどけモノ』があるのでしょうか。『送りとどけモノ』は数は少ないですが、傑作が多いですね。

 小説に関していえば、デモステネスさんとわたしの好みはかなり近いのではないかと思うのですが、シェークスピアとル・カレの評価についてはまったく意見があわないので、ル・カレがひきあいに出たということは、もしかするとわたしは『順列都市』を気に入るかもしれません。でも、かくいうわたしもスマイリー三部作を最初から通して読みなおせといわれたら二の足を踏むことを白状します。(^^;

 ミステリの世界でも同じことが言えますが、道具立てはSFの重要な要素ではあるのでしょうね。でも、わたしは基本的にキャラクターに感情移入して物語にはいりこむ『キャラ萌えのひと』なので、トム・クランシー型の作品はあまり好きではありません。でも、『ジャッカルの日』はおもしろいと感じたので、結局好き嫌いは作品次第ですね。

 わたしが『単純なプロット&大ホラ吹き』といわれて連想するのは、7、8年前にSFマガジンで読んだバリトン・J・ベイリーの地底戦艦(?)の話です。タイトルが思い出せませんが、あまりの馬鹿馬鹿しさに度肝をぬかれました。(笑)

 SFといえば『キリンヤガ』の翻訳には菊池光文体が良かったのではないかと思い始めています。もしこれが実現すれば、コリバラブラブのひとが一気に増えそうです。

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Name : 始祖鳥(143) (2000/3/28/火/18/44)


宇宙消失も読んだ
 お久しゅうです、我が輩は我輩であります。

>自分が知覚しているものが果たして現実に存在するものなのか、データは存在と等価なのか
 もうずいぶんと前なのではっきりと覚えていないのですが(笑)、覚えていないということは明確に切り込んではいない、と思います。ただ出来事のみを積み重ねていった小説、って印象があります。物語ではない、かと……。

 実は始祖鳥さんに是非お聞きしたいことがあるのですが……。
 2020年頃就航予定の次世代旅客機は滑走路が倍の長さが必要である、と何かで知りました。何故なのでしょう? スピードのせいですか? そうだとすれば宇宙に飛び出すようなスペースプレーンだと、いったいどれくらいの滑走路が必要なのでしょうか?(大きさはコンコルドと同じとすると)
 いやすいません。こういうことは専門家じゃないと分からないよなー、と思っていたのですが、「専門家ならいるじゃん」と。(笑)
 ご教授願えたら嬉しいです。

 あと、自分でもよく分からないウェブページを作成しました。もしよろしければ立ち寄ってみてください。では……。
http://www.eurus.dti.ne.jp/~wagahai

Name : 我輩(144) (2000/3/29/水/19/53)


足を折れ
着々と我々の営業マンの道のりを進んでいるようで、おめでとうございます。

 SIS

 なんつって。すごくクリアな映像ですね。私の方は、映像を修正するくらい
なら書いた方がいいんじゃないか、と思うくらいでした。(ToT)
ノクトヴィジョンなしだとこんなにひどいものか、サムネイル以上画像を
大きくできないという。
 ところで私がシェークスピアを二流扱いするのは筋金入りで、意見の合う
のは今のところコリン・ウィルソン(核爆)だけです。(笑) この話題を
語ると夜が明けるので割愛。 一方、ル・カレは、編年体の歴史書を読むが
ごとき辛さで、二流なわけではないのでちょっとニュアンスが違います。
 ところで菊池光文体にすると、調子のいい時には天才になる人物がいない
とどうにも座りが悪いのですが、誰にします?

・滑走距離
 が2倍、っていうことは大雑把に言って失速する速度が√2倍上がった、
ということでしょうから、巡航速度もそれくらい上がった。現在の滑走路
はボーイングのジャンボの離発着を前提として作っている筈なので、
巡航速度は約900km/h。ソニックブームが発生すると営業上よろしくない
ので一歩手前にした。 と想像したのですがいかがなもんでしょう

Name : デモステネス(145) (2000/3/30/木/02/22)


Re:恐れ入ります 始祖鳥さんへ
テツ@寝る直前です。
早いのですが、昨日は睡眠不足でした。

さてさて・・・

始祖鳥さま>

> つきましては、当地からもテツさんのページにリンクしてよろしいでしょうか。
> どうぞよろしくお願いします。

どうぞどうぞ!!。私のページはリンクフリーです。
ぼちぼち程度しか更新してませんが、宜しければお願い致します。

簡単ですが、ご連絡まで・・・。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~c-tetsu/

Name : テツ(146) (2000/3/30/木/21/47)


離着陸距離について
 我輩さん、こんにちは。

 残念ながら、わたしは事業用パイロット訓練生で航空工学の専門家ではないので、手元の教科書を頼りにしつつお答えします。m(__)m

 『2020年頃就航予定の次世代旅客機』とは、ボーイング747の胴体延長型か、エアバス・インダストリーの総2階建て旅客機『A3XX』のことでしょうか。これらの旅客機には現在の2倍の積載量があるそうですが、質量が2倍になっていれば、タイヤのグリップ力やブレーキの性能がかわらないとすると、制動距離はそのまま2倍になりそうです。(航空法上の着陸距離には、逆噴射装置の効果は含んではいけないことになっています。)
 ただし、もし件の『次世代旅客機』が『ASST(発展型超音速旅客機)』や『HST(極超音速旅客機)』を指しているのであれば、デモステネスさんも言われていますが、おそらく進入速度の問題でしょうね。法規上の接地速度は失速速度の1.25倍とされていますから、高速の飛行機ほど停止距離は長くなってしまいます。

 スペースプレーンの滑走路長については、もうしわけありません、調べがつきませんでした。外挿して見積りを出すにしても、なによりもスペースプレーンには現行の機体が存在しないのが難点です。あるいは楡岡輝山さんならご存知かもしれませんが、わたしではちょっとわかりません。m(__)m

 ウェブページ『情報統制府』、拝見しました。
 複数のオーナーでつくられているページなのですね。

 『Book of Tokanaki』は、不思議な雰囲気の作品群ですね。ますむらひろしの『アタゴオル物語』を想起しました。わたしは『進め!』が好きです。マラトンの兵士と生命の起源がこういうかたちで結びつけるアイデアもすごいです。

 『軍神』コーナーにある、コンスコン少将についての記事には抱腹絶倒しました。次回予告と本編の内容がこれほどまでに食い違っていた回も珍しいですよね。昔『~ガンダム』をはじめて見たときに衝撃を受けたことを、いまでも鮮明に覚えています。(予告を見た時点ではランバ・ラルのようなキャラクターを想像していました。)タイトルにまでなっているキャラクターなのに、あんまりな扱いでしたよね。

 リンクをさせていただいてもよろしいでしょうか。

【注釈】
※1 着陸距離について
 滑走路端の15フィート上空からはじまり、飛行機が接地し完全に停止するまでの距離を、LDR(Landing distance requied)と呼びます。民間ジェット輸送機のLDRは理想的な条件で着陸した場合の1.67倍と決められています。路面がぬれている場合はこれをさらに1.15倍した値(1.92)を使用します。

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Name : 始祖鳥(147) (2000/3/31/金/22/59)


越境はいやよ
 『もしおれが行くとすれば、拳銃で威嚇された場合しかありえないのだ』

      ――ビル・ケアリ

 『足を折れ』とは、イギリスでは緊張した役者さんを励ます言葉らしいですね。どんなに気合をいれて演技しても足を折ることはまずないから、これを聞いた役者さんは気が楽になるということらしいです。でも、落下傘降下するデヴリンにとっては冗談じゃない言葉ですね。(^^;

 調子のいいときに天才になる――といえば、むしろジャック・ヒギンズその人を連想してしまうのはわたしだけでしょうか。
 たしかに『キリンヤガ』には該当するような人物はいませんが。それはディック・フランシスにも言えそうです。
 とにかく、地の文は『~であった』、会話の基本は『~なのだ』でなければいけません。天才バカボンの父親と間違えられる危険性はありますが。(^^;


 実は、さきほどハードディスクを掃除していたところ、かなり前に挫折した作品の要約文が出てきました。

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 舞台は1970年代。
 主人公、ニコラス・クレイはカナダの大学で古生物学研究室の講師として教鞭をとっていた。そんなある日、ボーマンと名乗る男が、すでに絶滅したとされるメガテリウムが南米パタゴニアに生存しているという『確度の高い』情報をたずさえ、クレイのもとを訪ねてくる。実地調査の依頼を一度は断るクレイだったが、男はここで脅迫に転じる。
 ボーマンはクレイの過去を知っていたのだ。先鋭的自然保護団体の直接行動班に所属していたこと、フランスのマルセイユ港での核奪取作戦に参加していたこと。そして、核のセキュリティの脆弱さをアピールする目的だったこの作戦を、あわや成功するところまでもちこんだが、ある男の裏切りによって寸前で失敗したことまでも承知していた。

 これについて沈黙を守ること、記録を抹消することに対する交換条件として、クレイは元IRAのガンマン、クライド・オハラ(道義上の問題から最後の任務を拒否したため、IRAからも追われる身となっている)とともに、ある任務にたずさわることになる。
 2人に課せられた使命とは、あらゆる障害を排除し、メガテリウムの生存を確認することであった。

 しかし、パタゴニアに到着した彼らを待っていたのは、ナチの残党と、大自然の猛威だった。はたして彼らは生き残ることができるのか。そしてメガテリウムは生き残っているのだろうか。

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 このお話、途中でやめて正解でした。(^^;
 わがことながら、あまりのあざとさに悶絶しつつ笑えます。(^^;

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Name : 始祖鳥(148) (2000/3/31/金/22/59)


ご許可ありがとうございます
 テツさん、こんにちは。リンクのご許可をありがとうございます。
 早速リンクさせていただきました。

 http://www.aay.mtci.ne.jp/~dinosaur/link/


>ぼちぼち程度しか更新してませんが、宜しければお願い致します。

 ページの更新を楽しみにしています。
 個人的には、『七つの海のティコ』関連の記事が加わるとうれしいです。(^^;

 今後ともどうぞよろしくお願いします。

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Name : 始祖鳥(149) (2000/3/31/金/23/00)


テクニカルタームはいいねぇ
 こんばんわ、我輩であります。

>滑走路が2倍
 デモステネスさん、始祖鳥さん、ありがとうございました。

>次世代旅客機
 始祖鳥さん、わざわざ調べてくださったようで、本当にありがとうございます。我が輩では調べようにも何を調べたらいいのかすら分からなかったもので……。(笑)
 我が輩が見たのは多分、両方(積載量2倍の奴と早い奴)だと思います。ですからごっちゃになってしまったのでしょう。
 スペースプレーンですが、グライダーでしかありませんがスペースシャトルなんぞの滑走路は普通の飛行機と同じ程度なんでしょうか。
 というか滑走路っていうものは着陸時にいるものなのでしょうか? 早く飛んだりたくさん積んでいるからといって離陸するための距離ってのは変わらないんでしょうか。
 どうもすいません、無学なもので。雑学としてでしか知らないから応用が利かないんですよ。(苦笑)

>情報統制府
 お越しくださってありがとうございます。初めて内容に関する具体的な感想が聞けました。(笑) つうか読んでくださったという初めての証拠だったりします。(爆)
 オーナーも喜びます。(もちろん我が輩も) 感想のところをオーナーへ送信してもよろしいでしょうか?
 あとまた別のオーナーによる「企画(と言っていい規模になる予定)」を始めました。また来てくださると幸いです。

>リンク
 もちろん! っていうかこちらからお願いしたいぐらいです。早速作業を開始します。

>LDR
 おお、素晴らしい。専門的な略語は大好きで、略す前のものも併記しているものはもっと好きです。(笑) ご丁寧にありがとうございます。
http://www.eurus.dti.ne.jp/~wagahai

Name : 我輩(150) (2000/4/1/土/18/55)


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