[始祖鳥生息地]

ニュージーランドの野鳥


――始祖鳥生息地自然史分館――

野鳥に関する文とデジタル写真をあつめたページです。

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第10回 『キーアとキーウィ(番外編)』 2000年5月16日執筆

 今回は番外編として、動物園(ウイローバンク・ワイルドライフ・リザーブ)で撮影した写真です。

KEA:Nestor notabilis  高台からあたりをうかがう、キーア(KEA:Nestor notabilis)です。
マオリ名は『KEA』という綴りで、ケア、あるいはキーアと発音します。和名はミヤマオウムですが、このページでは『キーア』と表記することにします。

 スキー場に駐車してある車のワイパーのゴムをむしりとってしまったり、登山小屋の屋根から仰向けになって滑り降りて遊んでいたり、登山靴を分解してしまったりと、いたずら好きなことで有名です。
 このときわたしは来NZされたデモステネスさんに同行していたのですが、わたしは靴ひもをほどかれ、動物園の案内図をもって行かれました。
 靴ひもについては、あえて観察していたのですが(かれらはくちばしで結び目を器用にほどくことに成功しました)、動物園の案内図を持っていかれたのはまったく計算外のことでした。案内図をくわえて走り去る(あえて飛ばずに走っていったように見えました)姿を写真にとっておけば良かったと、後悔しています。(^^;

BROWN KIWI(Tokoeka):Apteryx australis  ブラウン・キーウィ(BROWN KIWI(Tokoeka):Apteryx australis)です。

 暗闇の中を注意深く、しかもすばやく移動するさまは、まるでゲリラ戦の兵士のようでした。モアが絶滅してもかれらが生き残ってこれたのは、その用心深い性質によるところが大きかったのかもしれません。

BROWN KIWI(Tokoeka):Apteryx australis  ブラウン・キーウィ(BROWN KIWI(Tokoeka):Apteryx australis)です。

 上の写真の連続ショットです。




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