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始祖鳥生息地掲示板・バックナンバー
(2000年9月13日(水)~10月20日(金) 掲載分)

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#292『忘れられたかもしれない・・・にく丸です』にく丸2000年9月13日(水)
#293『あれやこれや』デモステネス2000年9月14日(木)
#294『レポート書いてます。』さき2000年9月14日(木)
#295『始祖鳥の爬虫類的特徴について(1)』始祖鳥2000年9月14日(木)
#296『始祖鳥の爬虫類的特徴について(2)』始祖鳥2000年9月14日(木)
#297『どうして忘れるものですか(^-^)』始祖鳥2000年9月14日(木)
#298『検査クラス1(聴力編)』始祖鳥2000年9月14日(木)
#299『がんばりますっっ。』さき2000年9月15日(金)
#300『マルハナバチのパラドックス』デモステネス2000年9月17日(日)
#301『教えてください!!』ちば2000年9月18日(月)
#302『似た名前』始祖鳥2000年9月22日(金)
#303『サメとギンザメ』始祖鳥2000年9月22日(金)
#304『小型獣脚類(恐竜)と始祖鳥』始祖鳥2000年9月22日(金)
#305『小型獣脚類(恐竜)と始祖鳥(続き)』始祖鳥2000年9月22日(金)
#307『恒温動物』ロミオ2000年9月22日(金)
#308『学会に参加する』デモステネス2000年9月23日(土)
#309『be or not be』デモステネス2000年9月27日(水)
#310『教えてくだしゃい・・・』2000年9月28日(木)
#311『始祖鳥をなんとみるか』デモステネス2000年9月30日(土)
#312『できましたー。』さき2000年10月2日(月)
#313『またまたごぶさた』luna2000年10月3日(火)
#314『教えてください。』さくらこ2000年10月6日(金)
#315『お返事遅滞のお詫び』始祖鳥2000年10月9日(月)
#316『Re:お返事遅滞のお詫び』さくらこ2000年10月9日(月)
#317『ごぶさたです』琴鳴2000年10月14日(土)
#318『ちょ~っち、マズいかも……』我輩2000年10月17日(火)
#319『がおぉぉ!』のこのこ2000年10月20日(金)
#320『』のこのこ2000年10月20日(金)

忘れられたかもしれない・・・にく丸です
始祖鳥さん、こんにちは。

(にく丸の近況?)
 長期出張しておりましたので書き込みできませんでした。せっかく携帯通信用PCカードをノートPCに仕込んで出張に行ったのに携帯とPCカードを結ぶケーブルを忘れていったためにネットに接続できなかったのです。にく丸はおっちょこちょいでよく忘れ物をするので困っています。(あっ、三人称になってる!自分のことなのに・・・笑)

(更新しました)
 ひたきちゃんの更新をしました。ついに声が実装されましたね。おめでとうございます。さー、しゃべってくれるかな、左クリック!!あ、あれ?しゃべってくれないよー、どうしてー?
よくよく調べてみたら『Fraunhofer IIS MPEG Layer-3 Codec』が実装されて無かったので、早速インストールして再度ひたきちゃんを左クリック!!「なあに?」あっ、しゃべった!それからポチポチと左クリック!左クリック!!うーん、響さんの声、良いですね。
 VOICEフォルダをみたところ28個も声のデータが入っていました。同じ言葉でも抑揚を変えてあって、どのような場面でこれらの声が使われるのか楽しみです。

(おみやげ)
>水、木、金曜日は好天だったのですが、土曜日は暴風、日曜日は出発か延期かのぎりぎりの状態でした。
>暴風、悪天候のためスチュワート島ではほとんどなにもできなかったのですが、鳥(Tui)の写真を何枚かとる
>ことができました。
   大変な休暇になってたんですね。でも無事で何よりです。バードウォッチング三昧ができなかったことは残念ですが・・・。
>いま記事の前編を書いています。これが完成すれば、飛行機のコーナーが1年ぶりの更新となるはずです。(^^;
   やっぱりこれが何よりのお土産ですね。楽しみに待ってます。あっ!始祖鳥さんにお土産買ってくるの忘れました!(笑)

Name : にく丸(292) (2000/9/13/水/01/44)


あれやこれや
先日の発言で訂正が一つ。TTS(買い値)ではなくTTB(売り値)でした。
今日は反転しましたがそれでも1NZドル=43.75円。2月にNZに行った
時は51円切るくらいでしたから、なんと2割近い下落。
今年は夏休みを結局とれなかったので冬休みに賭けようと心に
誓っているところであり、まじにNZに行きたいです。ワナカの
航空祭って、いつでしたっけ?

・自称評論家
 機体設計の古さと制作年次。ほほう、オーストラリアの
フライングドクター御用達タイガーモス複葉機とか、南米では
まだまだ現役DC-3ダコタをぜひ解説していただきたいものです。
きっと彼らにかかればマルハナバチもたちどころに地上でのたうち
回るしかないに違いありません。なんでこんな程度の知識で
”専門家”として意見を求められるかなあ。
 時報ですが、私は逆にアトランダムの方が面白いです。
しかし選択できたほうがいいと思う人もいると思うので、
CD-playerのごとく曲選択機能とランダム選曲があれば
更によしかと。

P.S
 おはようフェルプス君には気がつきませんでした。不覚。

Name : デモステネス(293) (2000/9/14/木/00/22)


レポート書いてます。
はじめまして、さきです。
私は中学三年生です。今理科のレポートで始祖鳥について書いてます。
そこで「始祖鳥(古生物)について」と「贋作騒動について」を
ノートに写しました。
レポートは、始祖鳥が鳥類とは虫類をつないでいることを具体的に書かないといけないみたいで、なんて書いて良いか分かりません。
は虫類としての特徴などを教えてください、お願いします!!

Name : さき(294) (2000/9/14/木/06/56)


始祖鳥の爬虫類的特徴について(1)
 さき さん、はじめまして。当地のウェブマスターをしています、始祖鳥と申します。

 レポートを書かれているのですね。わたしがここで答えていいものか、お叱りのメールを頂かないか不安なのですが、わたしの趣味としてお答えさせていただきます。
 課題をだされた先生には内緒にしておいてください。(^^;

 それから気になったのですが、ノートに写された『贋作騒動について』というのは『特集・アーカエオラプトル贋作騒動について』のことでしょうか。念のため補足しますが、始祖鳥(アーカエオプテリクス)と合成化石であったとされるアーカエオラプトルはまったく別の生き物です。もし記述が紛らわしかったらもうしわけありません。m(__)m

【始祖鳥の爬虫類的特徴】

 それでは、始祖鳥の爬虫類的な特徴について、おもだったところを挙げてみましょう。
 (ほんとうのところをいえば、『爬虫類的』という言いまわしはかなり漠然とした表現なのですが、その理由については後段で説明させていただきます。)

(1)歯を持っている
 現生の鳥と違い、始祖鳥には歯があります。より正確を期するなら、始祖鳥には『きちんと歯槽に収まった歯』があるというべきかもしれません。
 現代の鳥でも孵化直後の雛には卵の殻を破るための『卵歯(egg tooth)』がありますし、かつては海鳥のなかには鋸刃のようにぎざぎざになったクチバシをもつものもいたのですが、これは前述した『歯』とは構造的にまた別のものです。(^^;

 ここからはリポートには余計な話かもしれませんが、話として聞いてください。
 始祖鳥の持つ爬虫類的な形質として真っ先にあげられるこの特徴、はたしてほんとうに爬虫類的な形質と言えるのかと突っ込まれると、わたしは言葉につまります。(^^;

 というのは、鳥の歴史を見るかぎり、歯を持っていた期間のほうがクチバシを持っていた期間よりも長いらしいのです。現代の鳥の系統がクチバシを手に入れるのは白亜紀末期、約6500万年前になってからですから、鳥のはじまりを始祖鳥のいた1億5000万年前とするなら(これはもっとさかのぼれるはずです)6:4の割合で『歯を持っていた期間のほうが長い』ということになりますから、歯を持っていることは、かならずしも爬虫類的な特徴とは言いきれない、とも言えます。(^^;

(2)翼に3本の指が残っている
 現代の鳥の指骨は退化し(痕跡は残っています)、中手骨(指のつけねと手首を結ぶ骨)は癒合してひとつの骨になっています。
 ただ例外として、現生の鳥でもツメバケイの幼鳥には指が残っており、これをつかって雛は木登りができるそうです。現在では否定されていますが、このツメバケイは始祖鳥の子孫ではないかと言われていた時期もあります。

 以前、始祖鳥の指は3本とも自由に動くのか、という質問を別のかたからいただいたことがあるのですが、結論から言えば、動きます。
 始祖鳥の初列風切り羽は中手骨――空手チョップで打撃をあたえるときに使う部分――から生えているため、3本の指はそれぞれ自由に動きます。

(3)尾椎骨(尻尾の骨)が21個と長い
 歯、指と並んで始祖鳥の外観を特徴付けている三大要素のひとつです。小型獣脚類(いわゆる恐竜と呼ばれている動物のうちの一群)風に見えます。
 年代が新しくなるとともに鳥の尾椎骨は数を減らし、またそれぞれも短くなる傾向があり、たとえばウズラでは6個にまでその数を減らしています。

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Name : 始祖鳥(295) (2000/9/14/木/22/20)


始祖鳥の爬虫類的特徴について(2)
 発言が長すぎると言う警告が出てしまったので、分割しました。
 前の発言の続きです。

(4)胸椎(胸のあたりの背骨)が癒合していない
 ここからは外見ではなく、内部的な特徴ですね。
 鳥の胸は、力を逃がさないようにケージ状の構造になっています。具体的にはいくつかの背骨がくっついてひとかたまりになっているということでして、これは海を泳ぐペンギンでも例外ではありません。
 ただし現生の鳥でも、走鳥類(ダチョウ、エミュー、キーウィなど)の胸椎はばらばらの状態です。ですから背骨だけに着目する限り、ダチョウの骨は、鳥というよりはむしろ恐竜のそれを連想させます。


(5)脛骨(ひざからくるぶしまでの骨)と腓骨(脛骨のうしろにある骨)が癒合していない 現代の鳥の脛骨と腓骨は癒合してひとかたまりの骨になっていますが、始祖鳥ではそれぞれが別の骨です。

(6)竜骨突起が小さい
 これは爬虫類的な特徴、という題目からは外れてしまうかもしれませんが、念のために追記しておきます。
 竜骨突起というのは鳥の胸の部分にある翼をふりおろす筋肉がつく場所なのですが、始祖鳥ではこれが小さいため、筋力が弱かったと推測されています。鳥は翼を前下方にうちおろすことによって推力と揚力を得ているのですが、この前下方の動きを受け持っているのが竜骨突起からの筋肉です。

(7)肋骨に明確な剣状突起がない(あるいは小さい)
 現生の鳥のほとんどは肋骨に明確な『ト』の字型の剣状突起をもっており、ここから上腕骨に筋肉が延びています。これも始祖鳥の飛翔力が弱かった、と考える根拠のひとつでもあります。

【爬虫類!?】

 閑話休題です。
 爬虫類的という特徴を考えるうえでは、まず爬虫類とはなにかということを定義しなければなりません。ただ、爬虫類というものを定義するうえで、知っておいたほうがいいことがあります。

 進化による形質が特定の段階に達したものを集めた分類を段階群(grade)、これに対して、祖先を共有しているものを集めた分類を分岐群(clade)と呼びます。グレード(段階群)とクレード(分岐群)、日本語にすると点があるかないかの違いですが、これらは分類の方法としてはまったくちがうものです。
 ならば『爬虫類』はどうかというと、これは段階群(grade)にあたるというのが多くの研究者の一致するところです。つまり『爬虫類』とは、両生類でも哺乳類でも鳥類でもないものをとりあえず集めた、人為分類群だということですね。(^^;
 現在生き残っているものに話を限っても、
(1)カメの系統(明らかに系統が違いますから、側爬虫類として扱われることが多いです)
(2)ムカシトカゲの系統
(3)ヘビやトカゲの系統
(4)ワニや鳥の系統(鳥は爬虫類には含まれませんが、系統的にはこの仲間に含まれます)
 という系統は、それぞれ別の祖先から進化してきたと考えられています。

【鳥の祖先】

 古生物学の世界では、鳥は恐竜の子孫か兄弟かという議論が現在進行形でたたかわされていますが、参考までに、なぜこういう議論がおこるのかということを追記します。

 前者のうち(4)のワニや鳥の系統を主竜類(Archosauria)と呼びまして、これには恐竜や翼竜の仲間が含まれます。鳥の祖先は主竜類の槽歯類にあるらしい、というところまではわかっています。しかし槽歯類とよばれる分類群は同時に恐竜の祖先でもあるのです。(ワニ、翼竜の祖先でもあります)
 鳥と小型獣脚類(恐竜の一部)のあいだには非常に共通点が多いため、鳥は進化の過程で恐竜を経由した可能性があると考える研究者もいます。しかし、両者が似ているのは祖先を共有しているからにすぎず、単なる収斂の結果だと考える研究者もいます。
 この分野の学説の変遷が激しいのはなぜかというと、初期の鳥の進化についてはもともと化石証拠がすくないので、あたらしく見つかるものはすべて大発見になってしまうからです。(^^;

 今飛んでいる鳥は恐竜の子孫かもしれませんし、そうでなく兄弟筋にあたる生き物かもしれません。この議論は、当分結論は出ることはないでしょうね。(^^;

【おわりに】

 不明瞭な点やわかりにくい点がありましたら、追って説明しますので御指摘をお願いします。
 また、今後もわたしで答えられる範囲のことでしたらお答えしますので、お気軽に書きこみなさってください。(^-^)

 今後とも当地をよろしくおねがいします。


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Name : 始祖鳥(296) (2000/9/14/木/22/22)


どうして忘れるものですか(^-^)
 にく丸さん、こんにちは。
 長期出張、おつかれさまでした。
 ケーブルやアダプタはノート型PCの盲点ですね。わたしも交流電源アダプターを家に忘れてしまった経験があります。使っているあいだは、まさに時間との勝負でした。(^^;

【ひたき】
 いつも、うちのひたきを使ってくださってありがとうございます。

 このあいだ実装したひたきの声は、最初はPCM形式での実装を考えていたのですが、仮バージョンをつくってみたところ、3メガバイト近くに達してしまうことが判明したため、急遽MP3形式に変更しました。Fraunhoferのコーデックを組みこむモジュールをダウンロードしても1.6MBですから、ひたき本体と合計してもまだ小さいですし、今後も音声が増える予定ですから、思いきってMP3を選んだ次第です。(^^;
 しかし、フリーで配布しているソフトウェアなら、最初から組みこんでほしいものです。ライセンスの関係か、あるいはなにか政治的な理由があるのでしょうか。

 響さんの声はすばらしいです。(^-^) せっかくなので絵もできればきちんとしたものに描きなおしたいのですが、表情変化とまばたきを実装してしまったため身動きが取れなくなってしまっていました。でも、まとまった時間ができたら、すべて描きなおそうと思っています。

【スチュワート島探訪記】

 帰り道は悪天候でしたが、帰ってきた次の日からはしばらくさらにひどい悪天候が続いたので、あの日出発したのはむしろ幸運だったと思います。(^^;
 『スチュワート島探訪記』は今執筆中ですので、もうしばらくおまちください。m(__)m

> あっ!始祖鳥さんにお土産買ってくるの忘れました!(笑)

 ひたきを使ってくださっていること、書きこんでいただけたことが何よりのお土産です。(^-^)
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Name : 始祖鳥(297) (2000/9/14/木/23/50)


検査クラス1(聴力編)
 デモステネスさん、こんにちは。

 ワナカの航空ショーが開催されるのはイースター休暇ですから、4月の上旬ですね。

 ただ、来年のことであれば、あまりお勧めはしません。(^^; まず、大きなエアショーは2年に1回で、次回、2001年4月に開催されるのはのエアショーは、残念なことに小さなほうであるということがひとつ。また、イースター休暇中は好事家系の博物館が休業してしまう可能性があるということ、それと休暇中は観光地のホテルやモーテルがいっぱいになってしまうので、事前のアポイントメントが必要で、臨機応変に日程を変えるということができないことが問題になりそうです。(^^;

【ひたき】

> 時報ですが、私は逆にアトランダムの方が面白いです。
 なるほど、了解しました。
 ただ、無為に選択すると2回続けて同じ曲が演奏されたりして興ざめしそうなので、そうならないロジックを構想中です。しばしお待ちください。m(__)m
 それから、現在ひたき用の秘密オプションパーツを構想中ですので、これもしばらくお待ちください。

【検査クラス1(聴力編)】

   「あなたは射撃の経験がおありのようですね」
   航空身体検査、クラス1の聴力項目を終えたとき、同意を求めるような口調で、
   検査官がいった。
   『どうしてそう思うのかな』
   わたしは動揺をおさえ、努めて平静な声をだした。


 今日はクラス1の聴力検査に行ってきました。そこであったのが前述のやりとりです。(^^;
 理由についてたずねてみたところ、Hearing Lossのグラフを見せてくれました。
 わたしのHearing Lossは9種類の周波数帯域のほとんど全てについて0~15デシベルを確保しているのですが、(一般的には20デシベルが普通だそうで、数字は少ないほど良いそうです)唯一、左耳の6000ヘルツ帯域が45デシベルという悪い数値でした。これは一応既定の範囲内ではあるのですが、そこだけ不自然にグラフが折れ曲がっています。
 6000ヘルツ帯域、しかも片耳だけにHearing Lossがあるというのは、銃を撃つひとに特徴的なパターンなのだそうです。IRAのガンマンとして悪名を馳せていたことが露見するのは都合が悪いですし、(注:嘘です。)もう一度測りなおしてもらったのですが、それでも25デシベル以上にはあがりませんでした。ううむ。(--;
 聴力検査からは意外なことがわかるのだなあ、これはお話のプロットにつかえないかな、と即座に思ったわたしは現在創作モードです。

【マルハナバチ】

 われらが聖典、ギャビン・ライアルの『本番台本』264ページにも記述がありましたね。これは1966年の作品だそうですから、ずいぶん昔から言われているパラドックスだということでしょう。もし現在でも未解決だとしたら驚くべきことかもしれません。
 仮にそうだとすると、そういう論文を書こうとする研究者がいないのか、モデルの作成が難しいのか、あるいはその両方なのでしょうか。(^^;
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Name : 始祖鳥(298) (2000/9/14/木/23/51)


がんばりますっっ。
始祖鳥さん、どうもありがとうございます。
アーカエオプテリクスとアーカエオラプトルが別の生き物だとはびっくりです。
似ているので一緒なのかなーと思ってしまっていました(笑)
まだ全部は読み終えてないのですがこれからがんばってレポート書きます!!
分からないことなどがあったらまた書き込みしますのでよろしくおねがいします。
たくさん教えてくれてありがとうございました。

Name : さき(299) (2000/9/15/金/07/13)


マルハナバチのパラドックス
 私の出所は『本番台本』ですが、この問題が30年にも渡って
放置され続けている、というのも不真面目な話ではないか?

 online bookshop bk1で検索して見たところ、『昆虫飛翔
のメカニズムと進化』(アンドレイ・k・ブロドスキイ著)
なる本を発見。直ちに注文しました。一応一般向けということ
になっていますが、理系の本らしく値段はとっても一般的でなく
(笑)、取り寄せなので手に入らない可能性もあり(^^;;
それよりも最大の難点は久々に読む理系の本を私が理解できるのか
、ということにありますが努力と根性で読んでみます。
 それにつけてもこんな本。一般書店や大学の図書館以外の本棚
に並んでいるわけもなく、数年前まではその世界の専門家&学生
以外の人間には存在すら確認しようもありませんでした。
いい時代になったものです。

【爬虫類!?】

 なんとなくそう感じていたのですが、ないないづくしの
総集編が爬虫類。久々に目から鱗の落ちる思いをしました。
納得、納得。中学や教科書で始めからそう教えてくれれば
いいのになあ、という。憲法が保障する基本的人権の意義
(憲法で保障する基本的人権は限定列挙であることが多い。
その心は、国家は憲法で権利として保障していない事柄に
ついては国民に何をしても(或いはしなくても)よい、と
いうことにある)を憲法の講義で聞いた時くらいの驚きです。
いい勉強させてもらいました。

Name : デモステネス(300) (2000/9/17/日/01/06)


教えてください!!
 始祖鳥さん初めまして。ちばと申します。
 私、ただいま中3なのですが教科書に「始祖鳥は鳥」という事が書いて
あるのですが、僕にはどうしても信じる事ができません。問題集には「羽毛があるから始祖鳥」なんて事を言いたげな問題集まであります。
 しかし、どうしても信じることができません。羽毛があるだけであればシノサウロプテリクスだって鳥の資格十分って事になってしまいますよね。始祖鳥の頭骨模型を何度見てみてもどうしても小型恐竜の頭にしか見えないんです。
 そもそも、鳥の定義とはいったい何なのでしょうか?
 始祖鳥さん、どうか私の質問に答えてください。よろしくお願いします。

Name : ちば(301) (2000/9/18/月/21/37)


似た名前
 さき さん、こんにちは。レポートは完成しましたか。

 ろくに推敲をせず、勢いにまかせて書いた長いだけの文章でしたから、さぞかし読みにくかったのではないかと思います。なんの説明もなくあまり普通には使われない言葉を使っていたり、文の構成がばらばらだったりで、わたし自身あとから読み返してげんなりしたくらいです。(^^; せめて、過去ログのほうの文章をわかりやすく書き直そうかと思ったのですが、一度公の場にだした発言をあとから修正するのはフェアではないような気がしたので、もとの文章のままにしておきました。
 もし、どうしてもわかりにくいところや、疑問に思ったところがありましたら、どうぞご質問ください。

【似た名前】
 始祖鳥(アーカエオプテリクス:Archaeopteryx)の『アーカエオ(Archaeo)』は、ギリシア語で『古代の』という意味を持っています。例としてあげるなら、考古学(archaeology)はまさにそうですね。
 つまり、古い(原初的な)特徴を持った古生物につけられることが多いのがこの『アーカエオ』で、その意味では『プロトなんとか』(Protos:ギリシア語で)と双璧をなす接頭語です。そういうわけで、アーカエオなにがし、という名前の古生物はたくさんいます。
 なかでも『始祖鳥』とまぎらわしいトップクラスはシダの仲間の『アーカエオプテリス(Archaeopteris)』ですね。(^^;

【読みかた】
 わたしはArchaeoを『アーカエオ』と表記していますが、ひとによって読みかたはいろいろで、『アルカエオ』と読むかたもいますし、『アーケオ』と読まれるかたもいます。どれも間違いというわけではありません。学名の読みかたは日本では基本的にラテン語読み、つまりローマ字風に発音することになっていますが、結局は普及したもの勝ちかもしれません。
 たとえば、シーラカンスは英語読みが普及した例で、ラテン語読みでこの魚は『コエラカントゥス』になります。逆に、どの恐竜図鑑にも載っているはずの恐竜、コエロフィシスは、英語読みでは『シーロファイシス』と発音します。わたしはこれで話がかみあわなかった経験があります。(^^;

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Name : 始祖鳥(302) (2000/9/22/金/19/22)


サメとギンザメ
 デモステネスさん、こんにちは。
 この1週間、困ったことと良かったことがありました。

★困ったこと
 デジカメが壊れてしまいました。レンズカバーが開きっぱなしの状態で止まってしまい、びくとも動かない状態です。もっともメインアームのデジタルエイトは無事ですし、買ってからまだ1年たっていませんから、日本に行ったときに(海外で使用していたことはないしょで)保証修理に出すつもりです。(^^;

★良かったこと
 この前の試験の結果がわかりました。航法と航空医学(前回落としたので再受験(^^;)の2教科に受かりました。事業用パイロットに必要なのは6教科、持っているクレジットが今回で5教科になりましたから、あと1教科です。航空法規。一番苦手な科目を残してしまいました。(^^; 法律とその解釈ですから、デモステネスさんの専門ですね。

【マルハナバチのパラドックス】

>  私の出所は『本番台本』ですが、この問題が30年にも渡って
> 放置され続けている、というのも不真面目な話ではないか?

 マルハナバチについては、航空力学の専門家は、理論に不備があると認めたでしょうから、まだ良心的かもしれません。これが心理学愛好家の連中ときたら、そんな事実はないとはっきり否定しても、『いや、潜在意識ではそう思っているのだ』とか言い出し始めますからタチが悪いです。そんなあるかないかもはっきりしないものを擬似科学風の言い訳に持ち出されちゃたまりません。(笑)
 その意味では、占いのほうがまだ好感が持てます。というか、占いは結構好きです。(^^;
 動物占いは『黒ひょう』でした。見た目重視のええカッコしいだそうです。(笑)

【専門書】

>『昆虫飛翔のメカニズムと進化』

 そのものずばりの本があったのですね。おもしろそうです。読了されましたら、どんな内容だったかを教えてください。
 情報を得ようという意欲と、ネットワークに接続できる環境があるかたがたにとっては、いい時代になりましたよね。インターネットは学術目的に起源をもつそうですから、これこそネットワークの正しい使い方かもしれません。

【爬虫類!?】

 脊椎動物でいうと、ほかには『魚類』もグレード(段階群)でしょうね。硬骨魚類、軟骨魚類はあきらかに系統が違っていたはずです。いや、最近では『軟骨魚類』も怪しいらしいと聞きました。なんでも、全頭類(ギンザメ)と板鰓類(エイ、サメ)の起源がどうやら違うらしいという話ですが、これを聞いたのは数年前のことなので、現在どうなっているのかは寡聞にして知りません。(^^; ほかには、哺乳類で鰭脚類のアシカとアザラシの系統が別々なのではという疑いが持たれていたと思いますますから、もう冥府魔道の状態です。
 数多くの研究者によって研究されている脊椎動物の世界でさえこのありさまですから、無脊椎動物の分類にいたっては、分岐分類学の視点で徹底的に洗いなおせばとんでもないことになるかもしれません。(^^;

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Name : 始祖鳥(303) (2000/9/22/金/19/24)


小型獣脚類(恐竜)と始祖鳥
 ちば さん、はじめまして。当地のウェブマスター、始祖鳥と申します。

 小型獣脚類(恐竜)と始祖鳥はほんとうによく似ていますよね。
 現在知られている標本の7体中2体が小型獣脚類として分類されていたくらいですから、その道の専門家でも難しいということですね。組みたてた状態で2体並べるとはっきりわかるのですが(あきらかに腕の長さが違う)、実際の化石ともなると、なかなかそうはいきません。

 鳥のもっとも簡単な定義は『羽毛を持つ脊椎動物』なのですが、政治的に正しいいいまわしをするのなら『羽軸のある羽毛を前肢に持つ脊椎動物とその子孫』ですね。すくなくとも現時点ではこれで大丈夫なのではないかと思います。(^^;
 なぜこういうもってまわった言いまわしをするかは、以下をお読みください。

【始祖鳥はなぜ鳥か、あるいはシノサウロプテリクスはなぜ恐竜か】

 始祖鳥が鳥に分類されているのは、恐竜的特徴よりも鳥類的特徴のほうがまさっていると判断されたためで、そういう意味では『羽毛があるから鳥』という記述はそれほど的を外しているわけでもないかもしれません。始祖鳥の羽毛は羽軸をもった真正の羽毛です。しかも羽軸に対して非対称の羽毛で、これは飛べる鳥の特徴とも言えるものです。鳥を鳥たらしめている特徴は、ほとんどが『飛ぶ(あるいはかつて飛んでいた)』という行動に帰結します。つまり始祖鳥は、飛行可能だった(と見られる)時点で、必然的に鳥類的な特徴を多く持っていることになります。
 これに対して、シノサウロプテリクスの『羽毛』は、うろこがささくれて伸びたような繊維状の組織で、鳥のような明確な羽軸をもっていません。(羽軸は鳥が空中で体を支えるために必須です)鳥類的特徴よりも恐竜的特徴のほうがまさっていると判断されればそれは獣脚類だと分類されますが、シノサウロプテリクスが獣脚類として扱われているのはこの一例です。

 もちろん始祖鳥が鳥に分類されているのも、シノサウロプテリクスが獣脚類として扱われているのも、このほかにもいろいろな特徴があるからなのですが、これについてはエンターテインメント性がありませんし、今回は割愛します。そのかわり、いくつかの例外について書かせていただくことにします。

【ロンギスクアマ】

 ロシアで発掘された滑空爬虫類ですが、つい3ヶ月前の6月22日に、カンサス大のラリー・マーティンたちによって詳細な研究結果が発表されました。
 ロンギスクアマ(Longisquama insignis)は背中に生えたうろこによって滑空する爬虫類として知られていたのですが、詳しい調査の結果、この『うろこ』は、いまの鳥の羽毛とほぼ同じ構造だということがわかったとのことでした。写真をみても、はっきりと羽軸がみとめられます。この背中に生えている羽毛は、鳥の羽毛と相同――単純にかたちが似ただけ(相似)ではなく、同じ起源を持っている――と、ラリー・マーティンは主張しています。
 ただ、発表者たちもロンギスクアマが鳥の祖先だと言っているわけではありませんから、『羽軸のある羽毛』は進化史上何回か別々に登場している、ということでしょうか。


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 ◇ (ccc( ノ 始祖鳥 ◇ http://www.aay.mtci.ne.jp/~dinosaur/
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Name : 始祖鳥(304) (2000/9/22/金/19/25)


小型獣脚類(恐竜)と始祖鳥(続き)
 一発言では書ききれませんでした。(^^;
 続きです。

【モノニクス】

 羽毛組織の印象こそ残っていなかったものの、二次的な証拠から羽毛を持っていた可能性がひじょうに高い恐竜たちもいます。アヴィミムスの尺骨には次列風切羽が付着すると見られる溝が確認されていますし、モノニクスには竜骨突起(飛翔筋が付着する突起)が存在しています。これらの生き物については恐竜だという研究者もいれば、地上に降りた鳥だとする研究者もいます。(わたしは後者よりです。)これらの化石が、始祖鳥のように有無をいわせぬ保存状態ならばはっきりと決着がついたと思うのですが、残念なことに始祖鳥は化石としては例外的な保存状態なのですよね。(^^;

【動物の分類について】

 蛇足ではありますが、せっかくですので、いくつか動物の分類についての話をしてみようと思います。

★ハイギョ
 この魚、もうすこしで両生類に分類されるところだった、というのは御存知でしょうか。分類学者オーウェン(恐竜好きにはおなじみの名前ですね)が内鼻腔を見つけられず、結局魚類にしてしまったという逸話が残っています。
 最近、ハイギョは四肢動物(陸上脊椎動物)の祖先に近いのではないか、という説が再浮上しているらしいですね。

★ウサギ
 昔は齧歯類に分類されていましたが、門歯が4本ある、後肢の形がまったくちがう、などの理由でことで齧歯類からはずされたという経緯があります。
 現在はウサギ目として分類されています。

★ツパイ
 サルの先祖とされているリス型の動物です。
 食虫目に分類されていたり、霊長目に分類されたりしていましたが、現在ではツパイ目という独自の目をたてるのが一般的のようです。図鑑を見たときにこのあたりに注意すると、編者の考え方や立場がわかっておもしろいかもしれません。(^^;

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Name : 始祖鳥(305) (2000/9/22/金/19/27)


恒温動物
始祖鳥は、恒温動物だったのですか。

Name : ロミオ(307) (2000/9/22/金/23/46)


学会に参加する
ここ3日。全国自治体病院学会の裏方をやっておりました。日本全国の
公立病院の医療従事者の学会で、出席者の受付をしたり、来賓を舞台の
袖に案内するといった本当の裏方です。しかし、舞台袖で講演を聞いた
り、「下見」という名の元に奈落(舞台の真下)を見たり楽屋を見たり、
視力クラス1ではないですが、すっかり取材モードに入っておりました。
(^o^) 問題は仕事の溜まり具合。この1週間、出張命令書を出す
以外、学会のお手伝いで何も仕事をしていないので来週から打ち続く
残業が確定。(;_;)
 仕事をしながら拾ったinteresting(つまり野次馬根性抜きの興味
深いこと)
・体外受精は急速な発展を遂げてもはや普通の医療になっており、
昨年度の例でいけば6万個の受精卵が造られ、うち1万人余りが出生。
(つまり歩留まは20%を切るくらいで、こういう意味ではまだ実用
レヴェルではない)日本人の出生者のうち、120人に一人くらいは
既に人工授精である。(つまり小学校1学年に一人くらいの率)
例え歩留まりが1/6~1/5でも、ヒト♀が一生に作る卵子は
1500~2000ですから、人工子宮が造れればヒト♀一人で300人
程度の子孫が残せる勘定になります。人類絶滅が大好きな
ペシミズムSFなんぞは軽く一蹴ですね。
 細胞分化は従来考えられていた以上に、通常細胞でも能力を
有しており、ヒト♂の肝細胞(1年に1回程度しか細胞分裂しない)
を♀に移植したところがY染色体をもつ肝細胞が増殖していた。
ES細胞ばかりが注目されているが、細胞分化のメカニズムの
研究が進めば一般細胞でも分化やり直しが十分可能である。
毛髪細胞の例でいくと、ヒトの場合、分裂は12回が限界である。
ヘイフリック限界を考えると著しく限界数が低いのですが、
それでも理論的にいえば、残り100本あればつるっぱげでも
ふさふさにできる。現状ではshaftを作るほど毛細胞が分化せず、
産毛を作る程度であるが、それは可能である。

Name : デモステネス(308) (2000/9/23/土/00/17)


be or not be
・分類
この掲示板に触発され、bk1で『動物分類学の論理』(馬渡峻輔:
東京大学出版会)を発注。斜め読みし、何をもって境界とするか、
単純な仕分けは粗雑に過ぎ、基準を数多くすると複雑怪奇・曖昧と
なって役に立たない、という法学ではお馴染みのテーマを発見し
大変興味深いものがありました。もっぱら理論の概論を扱った書で
分類の実際はあまり載っておらず、それがかえって法学と共通する
ので馴染みがあってとっつきやすかったのですが、こうなると素朴
な自然崇拝者は木っ端微塵ですね。(笑) かくいう私も専門教育を
受けていない素人ですが(爆)
 それにしても高校生の時に読みたかったなあ。人生違っていたかも
しれません。

・法解釈
 海商法は一応やったのですが完全に忘却の彼方です。更にそれが
空ともなると見当もつかないので、得意分野といわれるとアレなん
ですが、着々とコマを進めておられるようでおめでとうございます。
 法律の解釈というのは、専門教育を受けても「なるほど、ややこしい
とは聞いていたがなるほどややこしい」と得心する物なので、
1 理論的に考えると正しいが、一般常識でいうとどうもおかしい
2 一般常識には合致するが、理論的な根拠がない
 があり、結論を出さなければならない場合、法律の実務家は、
”この事案はこういう結論が妥当だが、ついてはどのように理論づけ
するか”と2の立場で法解釈を考える。結論に理論を合わせることが
一般に行われているので、理論がどうもすっきりしない、ということ
がままあります。結果オーライのためだと思って諦めてください。(笑)

Name : デモステネス(309) (2000/9/27/水/01/35)


教えてくだしゃい・・・
10/2までに、始祖鳥のレポートを書かなくてはいけないのです・・・。
どなたか、始祖鳥に、少しでも詳しい方、情報ください!!
お願いします!!

Name : (310) (2000/9/28/木/22/24)


始祖鳥をなんとみるか
WEB Masterが多忙なようなので僭越ながら簡単な解釈をば。

・(現世の)鳥類と比較した場合
 始祖鳥は名前に反して現世鳥類の先祖ではありません。また、1種類
ではなく、複数の種類を現わす総称です。(バリエーションについては
トップページの『始祖鳥(古生物)について』をごらんください)
 始祖鳥は古鳥亜綱に属する唯一の種であり、現世鳥類はすべて
新鳥亜綱に属します。これは何のことかというと、類の次のランク、
綱に近いランクで種が違うということで、魚類でいえばシーラカンス
とコイの違いがあり、これに比べればヒトとネズミの方がまだはるか
に近縁(同じ獣亜綱)です。 鳥(鳥類)ではあるが、鳥(現世鳥類)
ではない。そういう生き物です。
 ではどのくらい離れているか。結論から言えば答えは出ていません。
鳥類はヒトを除き動物の中でもっとも研究されている動物ですが、
にもかかわらず目(綱の次の段階)間の近縁関係に定説がなく、図鑑に
付き物の系統樹が鳥類にはありません。まして亜綱ランクで違う
始祖鳥はほとんど望み薄です。
(だからこそ新しい化石が見つかるたびに盛り上がるのですが)

・では爬虫類と比べてみると?
鳥類は爬虫類の正統な後継者であり、爬虫類は脇道に外れた側系統
に過ぎません。それをさも別格扱いする、というのは正しくない。
あたかも徳川将軍家をさしおいて水戸光圀や尾張宗春が将軍面する
ようなものだ、と言ったかどうかわかりませんが、分岐分類学者は
爬虫類をグレイドとして認めず、爬虫・鳥類の一部とみなします。
自動車とプロペラ飛行機に置き換えるとわかりやすいでしょうか、
タイヤやハンドルがあって、エンジンはどちらも同じレシプロ機関。
パーツはかなり共通しているのですが、翼があるかどうかで両者は
分かれて見間違えようがありません。裏返しに言えば、翼以外を
比較してもあまり意味がありません。

Name : デモステネス(311) (2000/9/30/土/03/02)


できましたー。
始祖鳥のレポート書いて出したんですけどここのホームページを見てレポート書いた人がとっても多かったんでびっくりしましたよ。
今日が締め切り日だから学校でここの「掲示板」と「始祖鳥について」をがんばって写す人いっぱいいました。
きっとここを参考にレポートを書いた人って八十人ぐらいはいると思いますよー。
うちの中学代表してお礼を言います、ありがとうございました。 
これをきっかけに始祖鳥などに興味を持つ人が増えるといいですね。
これからもがんばってください!!

Name : さき(312) (2000/10/2/月/18/08)


またまたごぶさた
久しぶりにサイト巡回をし始めてしまったので、陽がかげったのに布団を取り込めないでいます(笑)
ええと、11月にアエロバティックの大会が都城であるというので、出かけてこようかと思っています。ここからだって遠いですが、高速でいけるので。
去年、茂木に見に行って感動してしまい、成田の航空博物館でシミュレーターの「ユルギス・カイリス」を体験してきました。うーん、パイロットになろうとしなくてよかったかも(笑)
http://member.nifty.ne.jp/y-luna/

Name : luna(313) (2000/10/3/火/17/14)


教えてください。
教えていただきたいことがあります。いま、恐竜に関する文献の翻訳をしています(この仕事をしているあいだ、このサイトにはさんざんお世話になっています!)。くわしいことは守秘義務があるので申し上げられないのですが、その文献のなかで Beipiaosaurus という名称が出てきます。IVPPの徐星氏がシノルニトサウルス・ミレニイの前に発見した羽毛を持つ恐竜だそうですが(「Nature」1999年5月27日号に発表されています)、この名前はどのようにカタカナ表記されているでしょうか? 中国の地名の「北票」+「サウルス」で「ベイピヤオサウルス」かな、とあたりをつけているのですが。どうかよろしくおねがいします。  

Name : さくらこ(314) (2000/10/6/金/16/21)


お返事遅滞のお詫び
 ロミオさん、デモステネスさん、怜さん、さき さん、lunaさん、さくらこ さん、お返事が遅れていますこと、もうしわけありません。
 数日以内に必ずお返事いたしますので、どうかいましばらくお待ちください。m(__)m

>さくらこ さん
 とりいそぎ御質問についてですが、Beipiaosaurusは、おっしゃる通り、中国遼寧省北票(ベイピャオ)に由来しています。発音・表記は『ベイピャオサウルス』が一般的のようです。英語読みをした場合の発音についてはこちらをご覧ください。詳細については、数日内にあらためてお返事させてください。

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Name : 始祖鳥(315) (2000/10/9/月/18/55)


Re:お返事遅滞のお詫び 始祖鳥さんへ
さくらこです。

> とりいそぎ御質問についてですが、Beipiaosaurusは、おっしゃる通り、中国遼寧省北票(ベイピャオ)に由来しています。発音・表記は『ベイピャオサウルス』が一般的のようです。英語読みをした場合の発音についてはこちらをご覧ください。詳細については、数日内にあらためてお返事させてください。

おいそがしいところ、お返事ありがとうございます。そのうえ、またまた便利なサイトを教えていただき感謝しています(こんなサイトもあったんですね!) 実は、このホームページに限らず、掲示板で質問をするという行為じたいが初めてで、少し緊張(?)していただけに、ほんとうに嬉しいです。また詳しいことも教えていただけるとのこと、楽しみに待っています。

Name : さくらこ(316) (2000/10/9/月/21/46)


ごぶさたです
始祖鳥さん
 お忙しそうですね。しばらくお会いしていませんがお元気でしょうか。
 恐竜はふしぎですね。わたしなんぞの子供のころは、恐竜といえばうろこの
あるでっかい鈍重なトカゲという解釈で本の挿絵なども統一されていたもので
すが、いまではいかにも敏捷で、寒さにも対応し、もしかしったら同族間で
かなり高度なコミュニケーションでもしていそーな感じの生き物になってますね。
 それが実像なのかあるいは第二段階の幻像なのかはわかりませんが、そゆこと
に夢中になれることが人類に残されたごくわずかな素敵さのリソースだと思い
ます。
 デモステネスさんに反抗するわけではないですが、わたしはあと三世代くらい
で人類はかなり危険なレベルまで滅亡のリスクを高めると思っているクチですし、
作品中では「とりあえず地球の人口は15億人くらいまでへらしとこーか」と
やっちゃってるよーな人間なので、あまり明るいてんぼーを語る資格はないので
すが、まだなんとかなる可能性は一桁くらいはあるのでがんばりましょー。
http://www.lares.dti.ne.jp/~kotonari

Name : 琴鳴(317) (2000/10/14/土/02/02)


ちょ~っち、マズいかも……
 こんばんは、我輩であります。

 ここ始祖鳥生息地はMTCIだったのですね、気付きませんでした。
 でも何かMTCI、ヤバいっすよ。新聞沙汰な事がアレコレと。(^_^; いきなり吹っ飛ぶ可能性もなくはないかも……。

 あ、いえ、余計なことを言いました。もしかするとご存じないかとも思いまして。

 何やらとてもお忙しいご様子。お体だけにはお気をつけて。
http://www.eurus.dti.ne.jp/~wagahai

Name : 我輩(318) (2000/10/17/火/23/13)


がおぉぉ!
授業中で~す。

Name : のこのこ(319) (2000/10/20/金/15/04)


千葉県の中学生です。
いつかまた、お会いしましょう!

Name : のこのこ(320) (2000/10/20/金/15/07)


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