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先日の2000年1月12日、ワナカからクライストチャーチに帰ってくる途中、内陸の町オマラマ(Omarama)からクライストチャーチ方面に数十キロ進んだ辺りで、対向車線上に横たわっている鳥を発見。車を止め確認したところ、衰弱してはいますが生きていました。パイプの通ったような嘴、足に水かき、ブルーグレーの背中――クジラドリ(ミズナギドリの仲間)でした。(クライストチャーチに戻ってから調べたところ、ブロードビルド・プライオン(Broad-billed Prion:Pachyptila vittata)であることがわかりました。)一番近い海でも100km以上は離れた内陸部に、なぜこの鳥がいたのかは不思議です。 体温を下げないように着ていたフリースでくるみ、水を飲ませたところ、歩ける程度に元気を取り戻しました。その日はクライストチャーチに戻った時点ですでに夕刻を過ぎていたため、ハジラミをとったり、体温を下げないよう湯たんぽを入れたりして夜を明かし、翌朝1月13日に傷病野鳥としてクライストチャーチのFerry Road Animal and Bird Hospitalに送り届けました。 わたしの車、エクスプレス・ワゴンの車中にて |
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