[始祖鳥生息地へ][七つの海のティコ分館の目次へ]

七つの海のティコ
登場人物のかたよった紹介

『七つの海のティコ』の登場人物を紹介するコーナーです。
バイアスかかりまくりなので、読者の皆様におかれましては、心して読まれますように。(^^;;;


ナナミ(ナナミ・シンプソン)(声:林原めぐみ)

   シリーズ初の、水中戦用名劇主人公。(うそ。)
 水中での活動能力はヒトという種の究極に近く、浮上速度にいたってはアザラシのそれすらも凌駕する。でも、ジェットバスは苦手らしい。(*^^*)

 あえて多くは語りませんが、いいんですよ、ナナミちゃんは。
 うん。

ティコ

   この作品のタイトルにもなっている、体長8メートルのシャチ。8メートルというと、セスナ172とほぼ同じ大きさだ。ちなみにシロナガスクジラの大きさは、ボーイング737とほぼ同じでもある。

 海岸にストランディング(座礁)したところをスコットに発見され、一命を取りとめたのがはじめての出会いだった。奇しくも同じ日にナナミちゃんが生まれ、ティコとナナミちゃんは姉妹そのままに育った――劇中で、スコットがそう言っていた。
 彼女(ティコ)について語るうえでは、シャチは、本来群れ(ポッド)で暮らす動物であることを忘れてはならない――と筆者はおもう。
 しかし、ティコは本来のポッドに属することはない。唯一の例外である最終回のイメージカットを別にすれば、『~ティコ』劇中には、『ティコ&ジュニア』を除くシャチはいっさい登場さえしていない。ティコは孤独だ。だからこそ、ペペロンチーノ号の面々は、ティコにとって家族そのものなのだ。
 ――と、鉄郎は思った……(なんで鉄郎だよ>自分)

スコット(スコット・シンプソン)(声:池田 秀一)

   海洋生物学者にしてペペロンチーノ号の船長、そしてナナミの父親。
 遺伝子をPCR法でアレしても、結局のところ生き物のことはわからないのである、という意味のことを言って修士課程を辞し、大学を飛び出したらしい。
 しかし、『認めたくないものだな。若さゆえのあやまちというものは』とは、言ってはいなかったようだ。
 残念である。

 こういう経緯もあって、肩書きこそ Bachelor(学士)のみだが、海棲哺乳類の行動生態学の分野で、一目置かれる業績をあげている優秀な研究者らしい。
 こんなことなら、はじめから行動生態学系をこころざせばよかったものを、なにゆえに遺伝子工学の研究室に進んだのであろうか。筆者の想像では、もともとはクジラ類のクラドグラムを引くことが夢だったのだろう。もちろん考えを変える権利はだれにでもあることだし、このあたりを突っ込まれると筆者自身もすねの傷が痛むので、深くは追求しないことにしたい。

アル(アルフォンゾ・アンドレッティ)(声:緒方 賢一)

   ペペロンチーノ号の副長である。
 ヨーロッパのとある港で、スコットと意気投合し、ペペロンチーノ号の一員となったらしい。もっとも、LDの映像特典では、ペペロンチーノ号の誕生に立ち会っているから、この情報もあてにはならない。おそらくは当局(どこの?)の欺瞞工作であろう。
 副長というと、『ワイは今いそがしいねん』とかいいつつマニアックなプラモデルを作っているイメージがあるが(偏見)、このセンセイも、あやしい宝探しに没頭したり、あやしい商売をたくらんだり、ひそかにあやしいメカを作っていたりと、やっていることに大差はない。
 副長というものは、おおむねこんな感じの職種らしい。(偏見)

トーマス(トーマス・ルコント)(声:松井 摩味)

   いわゆる『内気なコンピュータ少年』というカテゴリーに含まれるキャラクターである。そして、父親との確執とか、トゥッピアとの交流とか、自分自身の弱さとの戦いとか、キャラ立ちさせる要素をたくさん持っていたのに、あまり物語の前面には出てこなかった不遇のキャラクターでもある。もっと、かれを作中で描きこんでほしかった。とはいえ、描きこまれないことで想像の余地がうまれるという考えもあるから、これはこれでいいのかもしれない。

 ところで、『ペペロンチーノ号が陸を走る!(第10話)』で、かれは愛機パワーブックを使ってなにかを計算していた。具体的になにを計算したのかちついては、ティコフリークのあいだでもいまだに定説はない。不肖わたしの説は、トレーラーの重さから、必要な馬力と加速度を計算したというものである。おそらく単位系を変換するために、エクセルの CONVERT関数を使ったのだろう。あれはほんとうに便利なものだ。

シェリル(シェリル・メルビル)(声:水谷 優子)

   十字軍のあたりにまで系譜をたどれる由緒ある家柄らしいが、それにしては成金っぽいのはご愛嬌。いいの、エンターテインメントだし。

 話は変わるがメルビル・パパは相当の好事家らしい。娘の出迎えに、ファルコネットつきガレオン船を引っ張り出してくるくらいである。 (第18話)
 根拠はないが、なんとなくスピットファイアあたりを一個師団分コレクションしていそうだ。
 一機ほしいなあ。

ジェームズ(ジェームズ・マッキンタイア)(声:増岡 弘)

   メルビル家の執事。『女王陛下の騎士』とファーストネームが同じである。本人も小説版の二巻目でそういっていた。
 要は、『M』がシェリルで、『Q』はアルだということなのだろう。
 秘密兵器をつけたスクイドボールに乗せられた事実もあり(第5話)、この仮説は筆者の中で確信に変わりつつある。

ティコ・ジュニア

 

ルコント博士(声:納谷 六朗)

 

ベネックス(声:川島 千代子)

 

ゲイル(声:石丸 博也)

 




七つの海のティコ分館の目次へ