[始祖鳥生息地へ]
・始祖鳥掲示板
(1999年1月13日(水)~1999年4月19日(月)執筆分)

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[タイトル一覧] [始祖鳥生息地へ]

#101『恐竜の絶滅は~』始祖鳥1999年01月13日(水)
#102『上首尾ですね(^-^)>lunaさん』始祖鳥1999年01月13日(水)
#103『いいじゃありませんか』始祖鳥1999年01月13日(水)
#104『がんばってくださいね』始祖鳥1999年01月13日(水)
#105『今日は何の日かといえば』始祖鳥1999年01月13日(水)
#106『初単独飛行記念日おめでとうございます』luna1999年01月13日(水)
#107『濃いも薄いも』デモステネス1999年01月16日(土)
#108『濃い目?(^^;』始祖鳥1999年01月17日(日)
#109『ホームページの製作について』始祖鳥1999年01月17日(日)
#110『飛行機ばなし(その1)』始祖鳥1999年01月17日(日)
#111『飛行機ばなし(その2)』始祖鳥1999年01月17日(日)
#112『ご声援ありがとうございます>一歩さん』始祖鳥1999年01月17日(日)
#113『お二人は「濃い」です。』luna1999年01月17日(日)
#114『お、重い』デモステネス1999年01月19日(火)
#115『愛蔵版を買ったかなぁ。』luna1999年01月19日(火)
#116『はじめまして』hiro1999年01月22日(金)
#117『たぶん X-29』デモステネス1999年01月23日(土)
#118『わたしは暗算が苦手です(^^;』始祖鳥1999年01月24日(日)
#119『飛行機ばなしは続く』始祖鳥1999年01月24日(日)
#120『いらっしゃいませ>hiroさん』始祖鳥1999年01月24日(日)
#121『なんかスパイ映画みたいな』琴鳴1999年01月27日(水)
#122『ありがとうございます』hiro1999年01月28日(木)
#123『人はそれを収斂という』デモステネス1999年01月31日(日)
#124『ご無沙汰のいいわけと報告』始祖鳥1999年02月02日(火)
#125『学会とな』デモステネス1999年02月03日(水)
#126『先日はありがとうございました』始祖鳥1999年02月07日(日)
#127『どういたしまして(^-^)』始祖鳥1999年02月07日(日)
#128『ドイツ語はむずかしい』始祖鳥1999年02月07日(日)
#129『参考になりました』琴鳴1999年02月08日(月)
#130『我に追い付くグラマンなし』デモステネス1999年02月08日(月)
#131『合格ですよ合格』キク1999年02月26日(金)
#132『おめでとうございます!』琴鳴1999年02月27日(土)
#133『沈黙の春』琴鳴1999年04月06日(火)
#134『すぐにばれてしまった(;_;)』始祖鳥1999年04月07日(水)
#135『あれえ、なかなか書きこめないぞ』始祖鳥1999年04月07日(水)
#136『合格おめでとうございます』始祖鳥1999年04月07日(水)
#137『入学しましたよ!』キク1999年04月07日(水)
#138『アビアはいいです』琴鳴1999年04月08日(木)
#139『とりあえず』デモステネス1999年04月09日(金)
#140『オオバンを探して』luna1999年04月14日(水)
#141『バンといえば』デモステネス1999年04月16日(金)
#142『高校生活はどうですか』始祖鳥1999年04月17日(土)
#143『チェック漏れ(^^;』始祖鳥1999年04月17日(土)
#144『お久しぶりです』始祖鳥1999年04月17日(土)
#145『夜はTCUPも重たい』始祖鳥1999年04月17日(土)
#146『選挙のお仕事、おつかれさまです』始祖鳥1999年04月17日(土)
#147『馬鹿小説の関連資料掲載』黒猫1999年04月17日(土)
#148『ようこそいらっしゃいました>黒猫さん』始祖鳥1999年04月19日(月)
#149『カラスとな』デモステネス1999年04月19日(月)
#150『双眼鏡』デモステネス1999年04月19日(月)

恐竜の絶滅は中国の人が全部食べてしまったから(新説) 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月13日(水)02時54分53秒


 デモステネスさん、学名のローカル読みは困りものですよね。

 恐竜ミーハーのわたしとしては『~サウルス』が『~ソーラス』になるあたりで
すでに我慢ならないのですが、『トライセラトプス』だけはやめてほしいです。
 イメージ的にあっさりしていて、なんか貧弱そうでいやです。

 しかし例外というものはあって、シーラカンスは日本でも英語読みなのですよね。
学会発表でさえ、だれもあの魚を『コエラカンツ(かな?)』とは呼びません。
 学名の読みかたも勝てば官軍、普及してしまったものの勝ちのようです。

 アンサーストーリーということは、字伏さんが作品をアップされたのですか。
 もしかするとわたしは読み落としてしまったようです。(;_;)
 去年あたりから『創作の部屋』の作品が(わたしにとって)あまり面白くなくなっ
てきたので、このごろはタイトルを一覧で表示し、気になる作家さんの作品だけを
読む方法をとっていたのですが、そのせいで読み落としてしまったのかもしれませ
ん。
 でも、わたしあてにアンサーストーリーをくださる(ありがとうございます)と
書かれていると併記されていることは、必ずしも字伏さんが作品を書かれたとは限
らないということを示しており――いや、タイトルを調べなおしたほうがはやいで
すね。(^^; この接続で調べてみます。

  しかし、かつての創作の部屋の作家さんの多くがホームページを開設されている
こともあり、最近はあえてFSFに接続する必要もなくなってきました。
 デモステネスさんのホームページはまだ完成されないのでしょうか。(催促)

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 ◇ (ccc( ノ 始祖鳥 ◇ http://www.aay.mtci.ne.jp/~dinosaur/
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上首尾ですね(^-^)>lunaさん 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月13日(水)02時55分50秒


 lunaさん、おかえりなさい。
 九州の件、上首尾にいったようでなによりでした。
 大変おくればせながら、ご婚約おめでとうございます。

 自らの判断によらないものに束縛されることがなにより苦手で、ひとの足をひっ
ぱるのも、ひっぱられるのも嫌いなわたしですが、身近なかたのよい知らせを聞く
と、ポリシーを再考したい気分になってくるから不思議です。『たまには束縛され
てみるのも悪くないんじゃないか(笑)』とかですね。(^-^)

 ほんとうにおめでとうございます。

 次回のオフ会からは、お二人での参加となるのでしょうか。
 今年後半にきたるべき創作のほうも楽しみにしています。

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いいじゃありませんか 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月13日(水)02時56分27秒


 琴鳴さん、巨大鳥の骨のグライダー、格好いいじゃありませんか。
 それに、中新世後期(800万~600万年前)までさかのぼれば、翼長
8メートル、推定体重120キログラムの鳥(アルゼンタビス・マグニフィ
センス)が実在していますから、決して荒唐無稽ではないと思います。

 飛行機について知るうえで一番参考になりそうなのは、CAA(ニュージー
ランドの航空局)が発行する軽航空機事故の事例集ですね。なにをどうする
と危険なのか、つまり、飛ぶということはどういう事象ととりくむことなの
かが具体的にわかってきます。
 ひとくちに事故といっても、機械工学や航空力学的な問題はもちろんのこ
と、地形や気象にかかわるものやコミュニケーション上のもの、人間の身体
的なもの、あるいは心理的な原因によっておこるものなどさまざまで、『飛
ぶ』ということがどんなに複雑な要素をはらむものかを実感できます。
 同様のものはおそらく日本にもあるはずなのですが、残念ながらよくわか
りません。わたしの手元にあるものでよろしければ、お会いできる機会にお
持ちします。

 飛行機の用語を調べるということであれば、朝日ソノラマの『航空実用事
典』が重宝です。よく使われる航空用語のほとんどが網羅されています。た
だし、大型機よりの記述が多いので、小型機のイメージはつかみにくいかも
しれません。(^^;

 空戦記の類は飛行機そのものを理解するのにはあまり役にはたちません。
でも、あとになって自分で操縦桿をにぎったときに、『ああ、そういうこと
だったのか』とはじめて意味がわかることは結構あります。

 小説では、ギャビン・ライアルの『違った空』『本番台本』『もっとも危
険なゲーム』、ジャック・ヒギンズの『神の最後の土地』、リチャード・バッ
クの作品群、古いところではサン・テグジュペリの『南方郵便機』、最近読
んだものでは、ジョン・ボールの『航空救難隊』が飛行機がしっかり書かれ
ていておもしろかったです。

 でも一番いいのは自分で操縦桿を握ってみることでしょう。
 近場ではグアムあたりの飛行学校に行けば飛行機の体験操縦ができると思
います。体験操縦自体には資格も身体検査証明も不要ですから、飛行機があ
いていて、訓練ができる天候であれば、行ったその場で飛べるはずです。
 いかがでしょうか。(^-^)

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がんばってくださいね 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月13日(水)02時57分38秒


 キクさん、こんにちは。

 厚木基地の戦闘機と聞くと思わず零戦や雷電を連想してしまうのですが(^^;、
やはりF-18などのジェット戦闘機なのでしょうね。
 わたしは数ヶ月間だけ藤沢市民だったことがあるのですが、ジェット戦闘機が
わりと低い高度で上空を飛んでいるのを見て、嘆息したことを思い出しました。
やはり民間機とはものが違いますね。
 そういえば、US-1救難飛行艇も厚木基地ではなかったでしょうか。あれは
すばらしい飛行機です。エンジンが4発とも生きている状態ならば、飛行艇とし
ての能力はおそらく世界最高でしょう。荒れた外洋に着水できる飛行艇は、わた
しの知る限りUS-1(とPS-1)だけだったと思います。

 高校受験の最後の追い込み、大変だとは思いますが、がんばってください。
 風邪のはやる季節です。体にも気をつけてくださいね。
 キクさんの合格の知らせを楽しみにしています。

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今日は何の日かといえば 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月13日(水)02時58分34秒


 今をさかのぼること3年と1ヶ月前の1995年12月15日金曜日、17時間42分目で
わたしは単独飛行に成功したのでした。わたしが晴れて飛行生物となった記念す
べき日であります。

 それがなぜ今日なのかというと、昨年の12月15日の日記に書くつもりですっか
り忘れていたので、今日祝うことにしたのです。
 おめでとう、わたし。

 でも、なぜか記憶は断片的です。
 がらんとした右席の心細かったこと、なんだかよくわからない間に飛び上がり、
周回して着陸したこと、降りた直後は呆然としていたものの、空港からの帰り道
にだんだん実感が沸いてきて、気がついたときにはわたしは単車の上で声を振り
絞って歌を歌っていたこと――そのくらいしか思い出せません。

 もちろん、調子に乗ってその数回後の飛行で飛行機のタイヤをパンクさせてし
まったことや、着陸進入時に『うしろから高速の飛行機がきているから、右方向
にオービット(輪を描くこと)せよ』というアナウンスがあったにもかかわらず、
(しかも私自身それを言葉として理解していながら)なんかそのまま本能的に着
陸してしまい、教官に大目玉をくってしばらく飛行を禁じられたことも、いまで
はいい思い出です。

 でも、去年の5月ごろに、見通し50km以上の晴天下、しかも訓練の拠点で
あるクライストチャーチ空港の、わずか20km南西でロストポジションしてし
まったこと、そして当然ながら管制塔から厳重注意されて、最終試験が数ヶ月後
ろにずれこんでしまったことは、わたしと日記を読まれていたかただけのひみつ
にしておいてください。
(近すぎてわかんなかったの。)

 ――こうやって考えてみると、まさにろくでもないパイロットだな。わたし。

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初単独飛行記念日おめでとうございます 投稿者:luna  投稿日:01月13日(水)13時33分22秒

>始祖鳥さん
 復活おめでとうございます。お見掛けしない間さびしかったです。
 それから、お祝いの言葉をいただきありがとうございます。
 創作の部屋にはまだ出入りをしていない人ですが、中身は濃い目なので、オフに連れて
行くのも面白そうです。
 始祖鳥さんやデモステネスさんのお話など、きっととても興味を持つと思います。

 そういえば、わたしも目が悪くなくて数学や物理が得意だったら、ぜひパイロットには挑戦
したかったです。体験操縦なんて面白そうですね。


濃いも薄いも 投稿者:デモステネス  投稿日:01月16日(土)13時04分11秒

> luna さん

 暫く日記の方を読んでいなかったのですが、おやおや。多分そうなのだろう
とは思っていたのですが、おめでとうございます。
 「中身が濃い目」って、当然私もそのカテゴリに入っているんだろうな。(笑)
オフ会が楽しみです。
(いつやるんだろう? 2月初めは、雪祭りだから避けて欲しいな)

> キク さん
 戦闘機は航空機の粋です。技術的なことはあれこれ挙げようとすれば挙げ
られるけれど、理屈抜きにカッコイイ。
 ジェット戦闘機は、タミヤとハセガワから出ているキットは全部作りましたが
、一番のお気に入りは SAAB J-35 ドラケンですね。イスラエルのクフィール
もなかなか捨てがたいですが、ドラケンのシルエットというのは他に類を見
ません。運用の違い(一般道路からの離発着・燃料・弾薬補給を前提)なれば
こそですが、いったいSAAB社の作る飛行機というのは、ゲテモノが多くて
好きです。
 ”まっとうな”ところではF-14で、あの戦闘機とも思われないばかでかい図体
、スピードに合わせてみゅいーんと動く可変翼、おまけに主翼じゃあきたらず
補助翼まで自動可変にする豪華さ。冷戦時代(設計が1968年と思ったが)
ならではのゼイタクさ加減がなんともいえません。
 しかし、私の部屋に置いてある唯一の模型はドイツのFi-167 シュトルヒ
(連絡機・弾着観測機)だったりします。なんといってもこいつは時速60Kmで
飛べたというとんでもない飛行機ですからねえ。伝説では、飛行機であるにも
かかわらず、ほとんどホバリングできたというし。

>始祖鳥さん  

 で、オービット拒否された後ろの飛行機に touch and go させて
訓練のおつきあいをさせたとか(笑)
近すぎてわからない、というのがなんともリアルです。さすが実際にやって
いる人、そういった感じです。

- 創作の部屋バブル状態 -
 『悪貨は良貨を駆逐する』状態になっていますねえ。読書量が絶望的な
までに少ないから、あの程度のものを人前に出せるんでしょう。それに
しても読む以前に、書いていておもしろいんかな。
 さて、字伏さんは年末年始の休みにかけて作品を書く、ということだった
のでアンサーストーリーにするつもりだったのですが、1/15現在まだアップ
されていません。「MS倶楽部へようこそ」は、月1連載なので、「落とさない」
ためにはそろそろ見切り発車しなきゃならんかな、と思っています。

>デモステネスさんのホームページはまだ完成されないのでしょうか。(催促)
 しそちょう の こうげき
  つうこん の いちげき!!
 でもすてねす は 65543 の だめーじをうけた

 ほとんど MISSION IMPOSSIBLEになりつつあります。 3月は24:00前に
帰宅するのは不可能な職場なそうなので、2月にできなかったら5月末まで
やれませんね。お手軽ホームページ作成ソフト、なんかいいのあります?


濃い目?(^^; 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月17日(日)01時53分14秒


 lunaさん、お祝いのお言葉ありがとうございます。

 ご婚約されたかたは『濃い目』なのですね。お会いするのが楽しみになり
ました。ところで、デモステネスさんも同じことを言われていましたが――
わたしも『濃い目』のカテゴリーに含まれると考えてかまわないのでしょう
か。そうだとすると、とても光栄です。(^-^)

 飛行機ですが、視力については、(すくなくともニュージーランドの場合)
矯正視力がしっかりしていれば大丈夫です。じつはわたしも目が悪く、矯正
視力でなければ飛行機を操縦できないことになっているんです。(^^;
 航空身体検査にとおる体を持ってさえいれば、あとは飛ぶことにどれだけ
情熱をもてるかだと思います。空への愛さえあれば、数学や物理など(たぶ
ん)問題ではありません。空はほんとうにすばらしいところです。

  でも、わたしは『海のひと』のlunaさんにあこがれます。NZにいるとき
はいつもヨットの訓練をしたいと思うのですが、思うだけで行動がともなわ
ないのが情けないところです。(^^;

 海洋冒険ものは好きですし、海は子供のころからのあこがれなので、次回
こそはヨットに乗ってみたいですね。いや、乗ります。(断言)

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ホームページの製作について 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月17日(日)01時55分27秒


 デモステネスさん、こんにちは。

 『創作の部屋』のオフ回は2月なのですか。
 2月末に修羅場が待っているので、わたしは残念ながら参加は難しそうです。
 昨年十二月あたりから、すでに休日出勤がデフォルトとなっているのですが、
来月あたりはさらにすさまじいことになっていることでしょう。ははは。(^^;

【創作の部屋の現状について】
 いまの創作の部屋の多くの作品ですが、そこそこ読めはするのですが、読了
してから悔恨の念にとらわれてしまうことが多いのです。『わたしはこんな作
品のために時間と労力をつかってしまったのか』という具合ですね。平均すれ
ば全体として作品の質はよくなっているのかもしれませんが、多様性の面白さ
がなくなってきているような気がします。まんべんなくバランスしてこじんま
りとまとまってしまうよりは、むしろ突出したものが読みたいというのが、現
時点でのわたしの感想です。

【ホームページ製作】
  急かしてしまって、もうしわけありません。(^^;
  とはいえ、お忙しければしかたないのですが、やはりデモステネスさんのホー
ムページは見てみたいと思っています。

 わたしはHTMLエディタについて詳しくは知らないのですが、わたしのま
わりでは『IBMホームページビルダー』を使っているかたが多いです。使い
やすいのでしょうか。
 手に入りやすいものとしては、『ネットスケープ・コンポーザー』はどうで
しょう。コミュニケーター4.5に付属しているソフトで、いまどきのPC雑
誌の付録CD-ROMを探せば、きっとはいっていると思います。
 わたし自身も、このあいだ『七つの海のティコ』コーナーを開設するにあたっ
て、段組に『ネットスケープ・コンポーザー』を使ってみました。段組をつくっ
たり、色をつけたりするのが楽になりました。いままで使っていたリブレット
20が非力だったため、HTMLはもっぱら秀丸エディタを使って手で打って
いたのですが、このたびの新型機の導入で、どうにか速度的に『コンポーザー』
が実用に耐えるようになったのです。すでにフォーマットができているコーナー
は手打ちで直したほうが手っ取り早いですが、まったく新しいコーナーを開設
するときには、これのお世話になろうかと思っています。
 ただ、このソフトは非常に重いです。その重さたるや、文章を直接打ちこむ
となると、MMX-266MHzと96MBメモリをもってしても、まだスト
レスを感じるくらいです。(^^;

 読者のみなさま、いいHTMLエディタがあったら、わたしにも教えていた
だけませんか。

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飛行機ばなし(その1) 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月17日(日)01時56分32秒


 デモステネスさん、キクさん、こんにちは。

>、一番のお気に入りは SAAB J-35 ドラケンですね。イスラエルのクフィール

 おお、ドラケン、クフィル、トムキャットと来ましたか。なんかデモステネ
スさんの読書傾向がわかるような気がします。(^-^) もちろん、それぞれの垂
直尾翼にはユニコーン、ライオンと王冠、プレイボーイのウサギ(正式名称は
わかりませんが、すくなくとも平成11ケタウサギではない)が描かれている
のですよね。(^-^)

 ドラケンの設計思想はおもしろいですね。その後継機のヴィゲンもそうです
が、高速道路で運用できる工夫がなされていたり、外翼を外してトレーラーに
積めるというのも興味深い特徴です。これはSAABの技術陣が優秀であるこ
ともそうなのでしょうが、スウェーデンの用兵思想が明快だということもある
のでしょう。軍側の要求仕様が劣悪だと優秀な設計者でも結果を出せないこと
は、日本海軍の『烈風』でも証明済みです。
 ほかにSAABの作品で興味をひかれるのは、J21Aです。第二次世界大
戦中に、唯一実用化に成功した推進式のレシプロ戦闘機というところも気に入っ
ています。これのジェット化されたJ21Rは、イギリスのデハビランド・ヴァ
ンパイア(※1)似ですてきです。

 クフィルは誕生時の逸話が、スパイ小説を地でいくようなドラマチックさで
好きです。たしかモサドがダッソー・ミラージュの設計図を盗み出したのです
よね。J79が重かったせいでミラージュにくらべて機首が細長いのも、絵的
に気に入っています。

 F-14ですが、ウェポン・システムとしてはF-18のほうが優れている(※2)
としても、航空機としての性能そのものはF-14がだんぜん優れているよう
です。模擬戦で推力重量比に上回るF-15に勝利をおさめたのも、ひとえに
可変翼のおかげだったらしいですね。
 ただ、F-14AにつかわれていたTF30というエンジンは、特性があま
り戦闘機向きではなかったと聞いたことがあります。スロットルを急激に全開
にしたり、またその逆の操作をしたりすると、『クリティカルな事態(おそら
くタービン・ストールだと思います)』を招いてしまうらしく、運用上の制限
がかけられていたと聞きました。
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飛行機ばなし(その2) 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月17日(日)01時57分16秒


 前段の続きです。

 わたしはどちらかというとレシプロ戦闘機のほうが好みなのですが、あえて
好きなジェット戦闘機をあげるとすれば――イングリッシュ・エレクトリック・
ライトニングでしょうか。
 縦に2基ならんだエンジンと、意味不明な切りかき三角翼がキュートです。
 もとが高速実験機だったため、燃料を積むスペースがどこにもなくて、苦し
紛れに胴体上にまで増槽をとりつけたというエピソードもすばらしいです。航
続時間の短さになやまされたという点で、かつてのスピットファイアと同じ轍
をふんでいます。
 コクピットがあまりにも狭く、搭乗員には身長制限があるというのもお茶目
なところです。背の高いひとでは座席射出の際に計器版に足が引っかかってし
まう、ということが『テスト・パイロット』(ブライアン・ジョンソン 著、
平賀秀明 訳:新潮文庫)に書かれていました。

【注釈】
※1 デハビランド・ヴァンパイア
 この双胴型のジェット戦闘機は、全木製機のモスキートを作っていた会社の
作品だけあって、あちこちの構造材に木製部が残っていたりします。機首の外
板をたたくと、ベニヤ板の音がするそうです。(^^;
 この戦闘機は、ギャビン・ライアルの『本番台本』に、敵役として登場して
います。

※2 費用対効果
 兵器にとっては費用対効果というのも見逃せない側面で、相手に1億円の損
害をあたえる際にこちらが3億円使ってしまっては(戦術的にはともかく)戦
略的には敗北です。

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ご声援ありがとうございます>一歩さん 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月17日(日)02時00分06秒


 一歩さん日記でのご声援、ありがとうございます。

 じつは当地は日本で二番目((c)怪傑ズバット)の『ティコ』ページなのです。
 ただ、日本で一番目の『ティコ』ページは残念ながら冬眠されてしまったので、
(現状では)当地が唯一のページとなってしまいました。(;_;)
 える さんのホームページ、『white snow town』の早期の復活を望む今日この
ごろです。

 『ティコ』は名劇枠では異端の作品で、評判もかんばしくありません。
 それがためにホームページを作られるかたもいなかったようです。
  ここは『キャシャーンがやらねば誰がやる(キャシャーンじゃないけど)』
というわけで、わたしが作ってやろうと以前から思っていたのですが、実際に
着手したのは今年に入ってからでした。
 まだほとんど未完成なので、来てくださったひとに申し訳なく思っています。
 あした中にはコンテンツを拡充する予定です。

 一歩さんも『~バイファム』をがんばってくださいね。楽しみにしています。

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お二人は「濃い」です。 投稿者:luna  投稿日:01月17日(日)02時38分27秒

 奴はあくまで「濃い目」(笑)。
 太刀打ちするのは余人にはなかなか難しいでしょうな(^^;;
 
>デモステネスさん
 お祝いの言葉ありがとうございます。
 なんだか言動が浮かれていたので、ちょっと恥ずかしいです(^^;;
 何せ初めてなことなもので(笑)
 オフ会は2/13でしたか?
 わたしはその日、オフ会をのぞいてもトリプルブッキング(オーディション、スキー、
別のオフ会)で、優先順位は割合に高いのですが、多分、いけません。
 くやじい。

>始祖鳥さん
 わたしの問題は、数学や物理以前で、実は算数だったりします(笑)
 始祖鳥さんが海の男、KIWI SAILERになる日、楽しみに待っています。
 是非ご一緒にヨットシマセウ。
 稲毛の海でお待ちしております。


お、重い 投稿者:デモステネス  投稿日:01月19日(火)02時49分34秒

> luna さんへ
 幸福な人をみると、こっちもなんだか幸福になるような気がします。
いいなあ。(しみじみ)
 2/13じゃあ、私もアウトです。仕事は言うに及ばず雪祭り最終週で飛行機が
とれん。

> 始祖鳥 さん

>MMX-266MHzと96MBメモリをもってしても、まだスト
レスを感じるくらいです。(^^;

 うぎゃ。メモリは同じだけれど、120MHzの私のマシンだったらどうなること
やら。そうでなくてもAccess入れたおかげでレスポンスがすんごく悪くなって
いるのに

 で、飛行機の話の続き。そういやクフィルは、額に向こう傷のある王子様が
使っていましたね。正直言って忘れていました。確かに竜が好きになったのは
あのマンガの影響大ですが、若獅子は、プラモデルを造ってみてそのフォル
ムが気に入り、ドラネコは前々から好きでした。
でもって、攻撃機はクルセイダー、コルセア2、バッカニア、ヴァルカンが好き
だったりします。古臭くてメカ的には面白みがないけれど、攻撃機を語る場合
スカイレーダーは外せません。 おお、よく見たらそれぞれ真、ミッキー、ラウ
ンデル少佐、グレッグの乗機ではないか。またもや新谷かおるの術中にはま
ってしまった。(笑)
 他にはSAAB J-37ヴィゲンの複座型が好きです。これみよがしのカナート
翼もさることながら、普通複座といえば、後ろに席を並べるのが相場なのに、
ナビ/コ・パイの席が階段よろしく操縦席より一段高くなっていて、キャノーピ
ーが別々になっているという妙な構造がたまりません。 さすがJ-21を作った
サーブ社。やってくれます。
                       __________
             ________/______|     ←  副操縦席
      _______/______|                   ← 操縦席     こんな感じ
    <___________________________

 機首のレードーム部分は金属素材が使えない(レーダー波を出すから)
ので木製というのもむべなるかな、ですね。ちなみにF-14はここの部分は
FRPだったりしますが、多分現代の他の飛行機もそうでしょう。

 しかし、イングリッシュ・エレクトリック・ライトニングって、渋すぎ。名前を見て
もわからず、記述を見てようやく”あれだったかしらん”と思ったくらい。
普通知りませんぜ。(笑)


愛蔵版を買ったかなぁ。 投稿者:luna  投稿日:01月19日(火)13時07分22秒

 ども。
 エリア88は何度か全部そろえました。何だか好きだったので。

 デモステネスさん。
 幸せというのはいろいろな意味でごくごく限定的なものだということが、最近よく分ってきました。
 でもまあ、回りの人も幸せになってくれるのならいいや(笑)


はじめまして 投稿者:hiro  投稿日:01月22日(金)16時46分33秒

はじめまして、私はhiroといいます。
3ヶ月ほど前からここにおじゃましています。
ここにはえるさんの[white snow town]から来ています。
はじめはティコ目当てで来ていたけど最近は雑談のペ-ジも読んでいます。
飛行機のことでの質問ですがエリア88で出てきたグラマンXは実在するのですか。
またおじゃまするのでよろしく。


たぶん X-29 投稿者:デモステネス  投稿日:01月23日(土)17時33分15秒

> hiro さん こんにちわ

 エリア88はリアルタイムで読んでいただけなので(年がわかるなあ)、
中味をかなり忘れているのですが、そいつはこんな形だったでしょうが。

 < 上から見た形 > 

                    \  常識破りの前進主翼
                  \   
前   -----<----- 後   & 水平尾翼なし
             カナード翼    /       (カナード翼があるから当たり前か)
                /

 単発エンジン、垂直尾翼1枚。側面からみた姿はF-5に似ている

 とすれば、グラマン社がつくった X-29です。F-5に似ているのもそのはず、
開発費がもったいないので胴体はお蔵入りしていたF-5から拝借した(笑)。

 前進主翼のデータ収集を目的とした有人実験機で、実用機ではありませ
ん。もちろん武装は皆無。航続時間も1時間。次世代戦闘機は、本機のデ
ータを基に開発されている、といってよいでしょう。
 そうではなくて、「なんでアスランごとき国にそんなものがある」と読者を
驚かせた戦略爆撃機の方であれば B-70 バルキリーですが、バルキリーは
ノースアメリカン社の製品なので違いそうですね。

 それにつけても自分は定番中の定番、C-47使ってるくせに、顧客には
妙にマニアックな飛行機ばかり売りつけるジジイではある。


わたしは暗算が苦手です(^^; 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月24日(日)02時07分57秒


  lunaさん、こんにちは。準備のほうは順調でしょうか。
 ついにもう200日を切ったころでしょうね。(^-^)

 算数といえば、英語圏の教育では12の桁まであるのですよね。
 時間と距離のからむ計算を暗算でこなさなければならないときには、かれ
らが少しだけうらやましいです。わたしの場合、暗算が苦手なので余計にそ
う思うのかもしれません。12の除算をしなければならないときは、『10
で割ってちょっと引く』という姑息な手を使っていました。(^^; 
 VFR(有視界飛行)で飛ぶ場合は、これでなんとかなってしまうのです。

>       始祖鳥さんが海の男、KIWI SAILERになる日、楽しみに待っています。

 "KIWI SAILER" を "KILLER WHALE" と読み違えて、一瞬動揺しました。(^-^;

 海の男――いい響きですね。めざせ『若大将』です。
 まちがえて『ブラックジャック』になってしまったときは笑ってください。(^^;

 しかし、エリア88を『何回も』そろえたというのはすごいです。
 わたしは銀色の装丁のものしかもっていません。(^^;
 恐れ入りました。m(__)m




 ********* 以下ネタばれしています ***********


 クライマックスで歴戦の勇士たちが次々に倒れていくくだりから、きっ
と真は死ぬのだろうと予想していたので、あの最終回にはわたしは救わ
れました。
 真を本当の意味で救うには死なせるしかないのではないかと思ってい
ましたが(かれのことだから、生き残ってもそのまま能天気に幸せには
なれないでしょう)こうやって主人公を救う方法もあったのだと、いたく
感激した記憶があります。

 でも、自分のまわりであまりにも不自然な言動が多すぎて、いずれは
気がついてしまうかもしれませんね。(^^;

      .. 
 ◇◇  ミ/V ◇◇◇◇◆
 ◇ (ccc( ノ 始祖鳥 ◇ http://www.aay.mtci.ne.jp/~dinosaur/
 ◆◇  mm ◇◇◇◇◇


飛行機ばなしは続く 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月24日(日)02時08分32秒


 デモステネスさん、こんにちは。
 引き続き、飛行機ばなしです。

【ヴィゲンの複座型】
 まさしくサーブ社の真骨頂を感じる思いです。
 デモステネスさんのお話で思い出しましたが、ドルニエDo335『プフィル』の
複座型も、まったく同じような座席配置でしたね。このふたつの機種のあいだに
は、おそらく関連が――ないんでしょうね。(おい>始祖鳥)

【イングリッシュ・エレクトリック・ライトニング】
 この飛行機は日本ではそれほどでもありませんが、英連邦ではかなり人気があ
ります。くちさがない飛行機好きには『不細工なMiG21』と揶揄されたりし
ますし、(でも、『ライトニング』原型機のP.1は、MiGより2年も早く登場
しているので、実はこちらが元祖です)昔はわたしも『なんて格好悪い飛行機だ
ろう』と思っていたのですが、ここ最近は『これほど格好いいジェット戦闘機は
ない』と力説するほどになりました。――洗脳されたのでしょうか。(^^;
 イングリッシュ・エレクトリック・ライトニングは、当時世界最高峰の迎撃戦
闘機(インターセプター)で、その初期上昇率は、毎分50000フィート(F-6型)
に達しました。マクダネル・ダグラスF-4ファントム2(P.1から4年後の
1958年に初飛行)の初期上昇率が毎分32000フィートであったことを考える
と、いかにすさまじい性能を持っていた機体かがよくわかります。(^-^)

【ダグラスAD(A-1)スカイレイダー】
 デモステネスさんこそ、趣味が渋すぎです。(^^;
 この飛行機はレシプロ単発機ですが、そのペイロードたるや第二次世界大戦の
重爆なみ、航続距離は5000キロ近くに達し、運動性もすばらしい(ヴェトナ
ム戦争でMiG-17ジェット戦闘機を2機撃墜している)という夢のような機体です。
 これの次作にあたるA-4スカイホークを見ても思うのですが、やはりエド・
ハイネマンは天才的な設計者ですね。そうそう、A-4スカイホークはニュージー
ランド空軍の『主力戦闘機』だったりします。(^^;

【ヴァンパイアの機首が木製というはなし】
 F-14のレドームはFRP製だったのですか。レーダー付きの飛行機を操縦し
たことがないこともあり、目からうろこでした。たしかに金属でつくっては電波を
通さないですね。
 ただし、ヴァンプに限って言えば、機首が木製なのは、おそらく設計者の趣味で
しょう。初飛行が大戦中の1943年9月ということ(つまりミーティアについで
イギリス二番目のジェット戦闘機なのです)、そして機首下面には20ミリ機関砲
が搭載されてること、またレーダーが搭載されるのは発展型の『シー・ヴェノム』
になってからであることを考えると、そんな気がしてきます。(^^;
      .. 
 ◇◇  ミ/V ◇◇◇◇◆
 ◇ (ccc( ノ 始祖鳥 ◇ http://www.aay.mtci.ne.jp/~dinosaur/
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いらっしゃいませ>hiroさん 投稿者:始祖鳥  投稿日:01月24日(日)02時09分58秒


 hiroさん、はじめまして。
 『渋い飛行機について熱く語る掲示板(笑)』にようこそ。
 どうぞごゆっくりなさってください。

 『七つの海のティコ』のコンテンツもむだではなかったと思うと、なんだか
元気が出てきます。『七つの海のティコ』は大好きでしたし、今もそうです。
『原作つきでない、完全オリジナルの、現代を舞台にした海洋冒険ものアニメー
ション』というジャンルは、その存在自体が奇跡的なものですよね。単発の番
組なら、まずスポンサーがつきそうにありません。(^^;
 名作劇場という枠があったこと、また、そこであえて完全オリジナル作品を
試みたこと、これらの2重の偶然がなければ実現しなかった企画でしょう。そ
の意味でも、『七つの海のティコ』は貴重な作品だと思っています。再評価さ
れることを望んでもいますが、あまり皆が絶賛する作品にもなってほしくない
という、アンヴィバレンツな心理状態です。
 雑文のコーナーも、ここのところ更新が滞っていてお恥ずかしい限りですが、
読んでくださっているかたがいる事実を知ると、とても嬉しいです。(^-^)

 グラマンX-29については、デモステネスさんが解説してくださっていい
るとおりですが、より詳細をいえば、胴体前部はF-5、後部はF-16、エンジンは
F-18のもののようです。こう書くといかにも寄せあつめ的な印象がありますが、
史上初の前進翼実験機であるドイツのユンカースJu-287にしても、胴体はHe177
グライフ『4発』爆撃機、尾翼はJu-88、降着装置は鹵獲したB-24から流用(^^;、
エンジンはメッサーシュミットMe-262のそれでした。ロシアの前進翼機スホーイ
S-37も胴体はSu-35のものですし、前進翼試作機というものは、ことごとくキメラ
になってしまうジンクスがあるようですね。(^^;

 前進翼の長所として、後退翼に比べて翼端失速がおこりにくいという点があ
ります。激しい機動や速度の低下で翼から気流がはがれてしまい、揚力を失う
ことを失速といいますが、この失速の発生のしかたを大きく2通りに分けると、
翼端から胴体側にむかっておこる『翼端失速』と、胴体側からおこる『翼根失
速』となります。
 さて、普通の飛行機の場合、失速は翼端から順々におこります。普通の飛行
機の翼端にはエルロン(機体をかたむける働きを持つ舵面)がありますから、
失速が起こった場合は、すぐに補助翼が使用不能になってしまい、横方向の操
縦ができなくなってしまうのです。
 これが前進翼機の場合になると、失速は翼根(胴体側)から外側に向かって
おこりますから、失速が始まってもしばらくは補助翼が有効です。言いかえる
と、最後の最後まで高い運動性を保っていられるということですね。(ただ、
これはあくまでも理論上のはなしで、実際には高速では翼端がねじれてしまう
ため、むしろ翼端失速が起きやすいという説もあります。)

 もちろんいいことばかりではなく、前進翼は翼端をひねる力に耐えなければ
なりませんから、必然的に重くなってしまいます。また、安定性がよくないと
いう問題もあり、前進翼はかえりみられることがありませんでした。
 しかし、その後の複合素材の発達で、設計者にとって都合のよい好きな方向
に強度をもたせることができるようになりましたし、コンピュータの発達で安
定性の問題も解決できる見通しがたったため、前進翼は再び脚光をあびること
になりました。安定性が悪いということは、裏を返せば運動性が良いというこ
とでもあり、前進翼は戦闘機のような機種には格好の翼型であるともいえます。

 その流れでつくられたのが、ご指摘のグラマンX-29というわけですね。(^-^)

      .. 
 ◇◇  ミ/V ◇◇◇◇◆
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なんかスパイ映画みたいな 投稿者:琴鳴  投稿日:01月27日(水)00時18分28秒

 音楽が奏でられているのですが、あれはいったい……?
 と思いつつ、琴鳴です。先日はどうもでした。
 バカなことをほざいていましたが、お許しください。
 というわけで、最近、稚拙な手法ですが、タブレットお絵かき
の新境地を開きました。その結果を「いにしえのイズー」の
表紙にて発表しましたので、お時間があればご覧ください。
 さて。
 海洋単発アニメといえば、古くは24時間テレビの「マリンエクスプレス」
ばーい手塚先生、というのがありましたが、ちょっと時代がさがってから、
「マリンスノーの伝説」というものがありました。当時、単発テレビアニメ
というのがわりとはやっていて、ハレー彗星にあてこんだやつとか、ちょっと
ニュアンスちがいますが三井不動産がバブルはじける前にやってたファンタジー
ノベル大賞のアニメ化(「後宮小説」をアニメ化したやつが有名ですね)など
がありました。
 ぜんぜん関係ないのですが――飛行機を操縦するのに、12桁の除算が必要
なのはなぜ? 話題を読み逃していたのかもしれないけど、知りたい!


ありがとうございます 投稿者:hiro  投稿日:01月28日(木)14時00分05秒

デモステネスさん、始祖鳥さん、つまらない質問に答えていただきありがとうございます。
飛行機についてはあまり知らないのですがちょうどエリア88のことが
書いてあったので質問しました。また何かたずねたいことがあったら
ここに書き込むのでその際にはまた答えてください。
更新するのを楽しみに待っています。


人はそれを収斂という 投稿者:デモステネス  投稿日:01月31日(日)03時05分59秒

> hiro さん

 飛行機の魅力は、カタログスペックではなくてその歴史、ってなことで、
この手の話題になると大喜びです。いつでもどうぞ。
(しかし、”もしこの飛行機がカタログスペック通りの性能を出したら”という
話は、それはそれでおもしろいのである)

> 12桁の九九

 日本人が九九を習うのは小学2年生だが、ヨーロッパでは3、4年生から、
ときいたことのあるような。確かにこれは嫌だ。1の位と10の位がひっくり返る
ドイツ語では更に嫌。12*12の九九なんて、
" Twoelfmal twoelf ist einhundertvierundvierzig"
 12  かける 12 は    100と  4  と 40
(ツボルフマルツボルフイストアインフンダートフィーアウントフィアツィヒ)
ああ、なんとか1行でおさまった。

>主力戦闘機がA-4
 そういやそうでした。仮想敵国が今をときめく(笑)インドネシアならではの
話ではあります。確かにA-4の場合、AF-4と呼んでもいいかもしらん。
そういえば、こういう妙に空戦能力のある攻撃機は開発されていませんね。
FA-16、FA-18やトーネードを改造して終わらせるか、ステルス機にするか。

 レシプロの話

 まっとうなレシプロでは、紫電改、P-47を選びます。ラジエータも凍る極北
の地ではYak-9かLag-7を選ぶでしょう。がしかし。
やっぱスベンスカ国営航空機製造会社謹製  J-21でしょう。
弱小国家スウェーデンが、当時の強国皆が挫折した単発推進式のレシプロ
戦闘機を2年で開発してしまった、というのがポイント高し、です。 しかも、
木と鋼管でつくりアルミを使わないのが前提とか、開発したらしたらで開発
途中にエンジンをDB605に替えるわ、もうわや。
 一国の主力戦闘機がここまで実験的であったこと、しかもその要請に
耐えたどころか、ジェット機時代になるとエンジンをレシプロからジェットに
換装してしまったという、世界唯一の飛行機であります。 よほど設計に
余裕があったとと思えば、なんとこの飛行機。たった12日で最初の設計図
が引かれている。
 本機に勝る異色機は、Me163B しか思い当たりません。

※ Me 163B KOMET(コメート:彗星)
 人類史上初(そしておそらく最後)のロケット戦闘機。ロケットエンジンなので
とても速い。(1942年当時で時速 955Km)
 しかし、その燃料たるや触れた途端に人体が溶ける、下手な振動を与える
と爆発するという、大変物騒なシロモノである。そしてエンジンの稼働時間は
5分足らず。まさに彗星である。
 こんなものを戦争に使用できると思い、本当に実戦配備したドイツ空軍は
北海道人の私に言わせると”なまらはんかくさい”。名古屋人なら”たーけ”
、東北人なら”かまどげえし”と指差してバカにされること必定である。


ご無沙汰のいいわけと報告 投稿者:始祖鳥  投稿日:02月02日(火)02時20分53秒


 みなさんへのお返事、およびページの更新がとどこおっていますこと、申しわ
けありません。
 今日明日中にかならずお返事いたします。ほんとうに、ごめんなさい。

 実は、先の土日は古生物学会の年次総会にでていたのです。m(__)m
  ここのところ休日出勤が続いていましたから、週末に(土日とも)仕事を休む
のはひさしぶりのことでした。(^^;

 興味深い報告がたくさんありました。

 分子古生物学の分野からは、『生きた化石』シャミセンガイの遺伝子の均一
性についての研究や(※1)、現世古生態学の分野からは、水門が閉められた後
の諫早湾の相変移についての報告(※2)がありました。
 アマダイ(※3)とみられる化石(そうだとするとこれは世界初です)、林原
(※4)による新発見のエナンティオルニス類(※5)化石、同じくモンゴルのジャ
ドフタ累層の恐竜に関する報告、デスモスチルスの切歯は1対とされてきたが、
実は2対あったらしいとか、ケトテリウムの状態の良い化石が見つかったこと
(※6)、クジラ化石の同定を尾椎でおこなう手法(※7)、脊椎動物の歯牙表面
がエナメロイドからエナメル質に進化したことは、脊椎動物の上陸に何か関連
があるらしいということなど――

 これらのことは当生息地(ホームページ)で紹介させていただこうかと思った
のですが、それはだれも期待していなさそうなので(^^;、掲示板でご報告するに
とどめます。

【注釈】 念のために始祖鳥なりの注釈をつけておきます。えっ、『そんなこと知っているよ』って?(^^; ごめんなさい。 ※1 シャミセンガイの遺伝子の均一性  『生きた化石』シャミセンガイは古生代からほとんどその姿を変えていません。  なぜ形態が変わらなかったのかという問題に対しては、『幼生が一定の期間浮 遊生活をおくるため、異なる個体群のあいだで遺伝子がシャッフルされ、均質化 されるからではないか』という仮説がありました。  そこで、個体群のあいだで遺伝子を調べてみた結果、それぞれの個体群の遺伝 子は『ぜんぜん違う』ことが判明したそうで、上記の仮説はほぼとどめをさされ たかたちです。シャミセンガイの謎は、さらに深まってしまいました。(^^; ※2 諫早湾の相変移  諫早湾の干拓事業は、皮肉なことに、海退現象に関する重要な知見をもたらし てくれました。  ほかの種類の貝が次々に絶滅していく中で、ヒラタヌマコダキガイだけが増え つづけているそうです。従来はヌマコダキガイの増加は寒冷な気候をしめす指標 として使われていましたが、実はちがうのではないか、という問題提起でした。 ※3 世界初のアマダイ化石 (アマダイ属:Branchiostegus)  現生のアマダイ属は16種が確認されています。  泥の中に巣穴を掘り、数匹で住む習性をもつそうです。 ※4 林原  こう書いた場合、古生物屋と『七つの海のティコ』ファンは、まったく別のも のを思い浮かべることでしょう。(^^;  ここでいうそれは『林原自然科学博物館』をさしています。  『めぐ姉』ではありません。 ※5 エナンティオルニス類(Enantiornithes)  白亜紀前期から後期に渡って生息していた飛行性の鳥類です。この類は、じつ に当時の鳥の4割を占めていました。  今回発見された化石は、モンゴルのツグリキンシレから産出したもので、大き さはハト大、生息年代は白亜紀カンパニア期とみられています。(陸成相は年代 決定が難しいのです。)飛行性とも地上性ともつかない形態をしています。 ※6 ケトテリウム(Cetotherium)  ヒゲクジラの先祖とされる動物です。ヒゲクジラの進化の過程はハクジラのそ れにくらべてよくわかっていないので、今回状態の良い化石が見つかったことは 大きな意味を持っています。 ※7 クジラ化石の同定  クジラ化石の同定は頭骨でおこなうのが普通ですが、必ずしも頭骨が見つかる とは限りませんから、それ以外の方法で同定をおこなえるのは非常に便利です。       ..  ◇◇  ミ/V ◇◇◇◇◆  ◇ (ccc( ノ 始祖鳥 ◇ http://www.aay.mtci.ne.jp/~dinosaur/  ◆◇  mm ◇◇◇◇◇


学会とな 投稿者:デモステネス  投稿日:02月03日(水)00時05分15秒

うーむ。かっこいい。ただ単にかっこいいというだけではなく、その内容に関与
できる知識がある、というのがうらやましい。私のゼミは犯罪学だったが、仮に
私が刑法学会に参加したとしても、何が争点なのかもつかみそこねるだろう。

で、質問というか感想というべきか。

その1 シャミセンガイの頑固なまでの進化拒否
 古生代の大絶滅時代を伊達に生き延びたわけじゃないその秘訣。文型の
私が考えると、遺伝子がよほど修復性に富んでいるか、あるいはフェール
セーフが徹底しているか、逆に変異しやすい箇所に致死遺伝子があって
変異を起こしたくてもできないのか、などと思えるのですが実際の研究は
如何に?

その2  エナンティオルニス類
 もともとの鳥の標準サイズはハト大で、それらから鳥類は大はモアから
小はハチドリまで進化したと考えてよろしいんでしょうか。

その3 寒冷化? 乾燥化 ?
 寒冷化=海退=乾燥化 というイメージがあるので、この事例はなんとも
おもしろいです。どっちがニワトリでどっちがタマゴだったのか、今後の研究が
楽しみですね。

その4 クジラ化石の同定を尾椎でおこなう
 解剖知らないものでして。クジラの尾椎って、あきらかにこれはクジラだ、と
同定できるくらい特徴のあるモノなんでしょうか。

以上よろしく御教授ください。m(_ _)m


先日はありがとうございました 投稿者:始祖鳥  投稿日:02月07日(日)02時27分13秒


 琴鳴さん、ご無沙汰をしてしまい、もうしわけありません。
 先日は酔っ払いモードでわけのわからないことを力説してしまい、ご迷惑を
おかけしました。またご来仙のおりには、ぜひお声がけをよろしくおねがいし
ます。
 わたしにとってのジャック・ヒギンズのベストは、『死にゆくものへの祈り』
でも『鷲は舞い降りた』でもなく、『神の最後の土地』なのです。国産の動物
もののベストは(もちろん寿行さんもいいのですが)吉村昭なのです。(^-^)
 それと、司馬遼太郎の『お侍さんと女真族の女の子が旅をするはなし』のタ
イトルを失念してしまいました。ぜひ読んでみたいので、教えていただければ
嬉しいです。

  アーシェンカちゃん、拝見しました。(*^^*)
 直前にみたものと絵が変わっていましたね。
 色の塗りかたがやわらかくてすてきです。どうやって彩色されたのでしょうか。
 よろしければ教えてください。

 わたしもタブレット使いになれました。ワコムのインテュオスです。ペイン
ターというソフトがついてきたので、それを使って絵の練習をしています。ただ、
このソフトは反応性が悪く、オレンジ色で渦巻きを描いたりすると、線がしば
らく遅れてついてきます。買って早々、マグネットコーティングが必要になって
しまいました。(^^;  琴鳴さんの使われているフォトショップLEではこうい
う現象は出ていないでしょうか。もし大丈夫のようなら、LEのためだけに
ページミルを買おうかと本気で悩んでいます。


 飛行機と12進法のはなしですが、おそらくご想像されているとおりだと
思います。
 方位は360度、一日は24時間、一時間は60分。こういう数と10進法
システムとの仲介役として、12はなかなか相性がいい数なのです。特に方位
の計算などでは360度の12等分は30度で、時計でいうところのちょうど
一時間分にあたります。
 方位の計算といえば、コンパス・ターンという科目があったことを思い出し
ました。これはガイロ・インディケーターに頼らず、マグネティック・コンパ
スだけで旋回をおこなうという訓練です。
 こうかくと簡単そうですが、コンパスには厄介な性質があります。飛行機が
旋回をはじめると、コンパスは実際の値よりも余計にまわったり、遅れてまわっ
たりします。進角の大きさは方位によって決まっています。

┌─────────┬──────┐
│方位000度(北)│30度進角  │
│方位030度   │20度進角  │
│方位060度   │10度進角  │
│方位090度(東)│ぴったり0度│
│方位120度   │10度遅延  │
│方位150度   │20度遅延  │
│方位180度(南)│30度遅延  │
│方位210度   │20度遅延  │
│方位240度   │10度遅延  │
│方位270度(西)│ぴったり0度│
│方位300度   │10度進角  │
│方位330度   │20度進角  │
│方位360度(北)│30度進角  │
└─────────┴──────┘

 たとえば、現在機首が方位120を向いているときに、方位030に進路を
変えたいとしましょう。この場合は、コンパスが20度余計に回ることを考慮
し、コンパス読みで方位010で機体を水平にすれば、ちょうど030に機首
を向けることができます。
 しかし、方位300を向いているときに、おなじく方位030に進路を変え
たい場合は、旋回方向が反対になりますから、コンパス読みで050で機体を
水平にしなければなりません。
 これを空中で計算しようとすると、かなり厄介です。でも、いつのまにか頭
の中に対応表ができてしまい、計算する必要がなくなりました。(^^;


 そうそう、表紙に組み込んでいる音楽は、『謎の円盤UFO』のオープニン
グです。
 わたし、エリス中尉のファンなんです。(*^^*)

 それから、海洋冒険ものについては別発言をお許しください。
 これについては、熱く語らせていただきたいです。>琴鳴さん、一歩さん
      .. 
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どういたしまして(^-^) 投稿者:始祖鳥  投稿日:02月07日(日)02時28分02秒


 hiroさん、おやすい御用です。
 なんでも聞いてください――と言えるほどの博学ではありませんが、わたしに
わからない分野のことは、きっとどなたかがこたえてくれるでしょう。

 当掲示板は遠慮もご無用、無理もご無用です。
 書きたいことを書きたいときに書きこんでくださいね。

 読んでくださるかたがいるとわかった以上、飛行機の記事も増やしたいです。
 『エリア88』のコーナーを新設するのもおもしろそうですね。(^^;

 今月いっぱいはページの更新のほうも滞るかもしれませんが、できるだけ頑張
ろうと思っていますので、今後ともよろしくおねがいします。
      .. 
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ドイツ語はむずかしい 投稿者:始祖鳥  投稿日:02月07日(日)02時29分58秒


 デモステネスさん、こんにちは。

 そういえばドイツ語では10の桁1の桁が入れ替わるのでしたね。ドイツ語
は履修して単位も取ったのですが、思い出せることといえば、単語がとても長
かったことと、定冠詞の活用くらいです。(^^;

 『12桁の九九(表現が矛盾してますね(^^;)』は覚えると重宝するらしい
です。1フィートが12インチだったり、1シリングが12ペンス(昔の話で
すが)だったりする国では、特に役にたつみたいです。わたしは暗算が苦手な
ので、『5フィート8インチは何インチか』とか『8ヤードは何インチか』と
聞かれたら、とっさには答えられません。(^^;
 たしかに飲み代を割り勘にするときには便利かもしれませんし、144とか
48とか72とかいう数字に抵抗がなくなったりする(かの国はクラフトマン
シップの国でもあります)ことはあるかもしれませんが、やはり12進法には
抵抗があります。フランス人の肩などはもちたくないけれど、時間や角度も
ディシマル・システムだったらよかったのに――と、飛行機の操縦をしている
ときによく思いました。

 NZはそれほど裕福な国というわけではないので、トーネードのような高価
な飛行機には手が届かないでしょう。(お隣のオーストラリアは裕福なだけあっ
て、F-111を飛ばしていました。)F-16かFA-18なら可能性がありそうですね。
それでも、現状のA-4は、当分現役で飛びつづけるような気がします。正式に
アナウンスされてはいませんが、アビオニクスは新型のものに換装しているの
ではないかと思っています。

 P-47はいい飛行機ですね。その空力的な洗練はすばらしく、同じエンジン
(P&W R2800)を積んだF4Uよりも最高速度で60km/h、F6Fよりも100km/h以上
も上回っています。P-51を評価するひとは世におおいのですが、P-47を誉める
日本人にはあまり出会ったことがないので嬉しいです。(^-^)

 『P-51はわずか1500馬力のエンジンで2000馬力級の戦闘機を凌駕した』とい
うことが定説のようになってしまっていますが、それは数字のトリックに幻惑
された結果のような気がします。P-51は実は低馬力の飛行機ではないのですよね。
 以下は、雷電に詰まれていた『火星(離昇出力1820馬力)』との比較データです。
┌───┬──────┬──────┐
│      │    火星    │  マーリン  │
│      │ 火星23甲 │  V-1650-7  │
│      │            │            │
│S/L│  1820馬力  │  1490馬力  │
│2200m │  1300馬力  │            │
│3700m │            │  1650馬力  │
│4700m │  1230馬力  │            │
│7200m │            │  1390馬力  │
└───┴──────┴──────┘
 つまり、P-51の『マーリン』エンジンは高空性能がたいへんに優れていた
エンジンだったのです。『雷電』がかわいそう。(;_;)

 推進式の飛行機は第一次世界大戦でイギリスが好んで使っていましたね。機銃
同調式のフォッカーが登場する以前は、機首に武装を搭載できる推進式にメリッ
トがあったからからでしょう。
 第二次世界大戦以前に各国が競って作っていた推進式の飛行機もこの流れ(機
首に武装を集中できる)にそったものなのでしょうか。そうだとすると、牽引型
式の飛行機でも(モノコック・応力外被構造により)翼内に機銃を搭載できるよ
うになったことで、推進型式にはそれほど魅力がなくなってしまったのかもしれ
ません。
 重武装の戦闘機といえば、各国がのめりこんだのは双発戦闘機ですね。しかし、
ものになったのは太平洋戦線でのアメリカのP-38くらいのもので、あとはトホホ
な飛行機ばかりのような気がします。(^^;

 わたしがはじめてコメートを知ったのは、松本零士の戦場マンガの中でした。
 『エルベの蛍』です。
 あれは松本零士短編作品の最高傑作のひとつだと思っています。
      .. 
 ◇◇  ミ/V ◇◇◇◇◆
 ◇ (ccc( ノ 始祖鳥 ◇ http://www.aay.mtci.ne.jp/~dinosaur/
 ◆◇  mm ◇◇◇◇◇


参考になりました 投稿者:琴鳴  投稿日:02月08日(月)00時06分40秒

 コンパスターンというのはいいですね。参考になりました。
 スクラップブックがわりのエディタにはりつけました。
 タブレット買ったんですね。新製品ですね。
 わたしは長らく、ペンティアム90MHZマシンを使っていましたが、
その時でもフォトショップLEのタブレット上での応答性はよかった
です。
 アーシェンカについては――これにかぎらず、描くたびに顔がかわる
のは素人の素人たるゆえんです。あれは、線をぼかしツールを使って
にじませているのです。最近知恵がついてきて、ああいう描きかたを
するようになりました。
 司馬遼太郎のくだんの小説は「韃靼疾風禄」です。上下巻で、中公文庫
に入っていたと思います。
 BGMの件は、なるほど、あれですか。曲はおぼえていなかったです。
 番組を知ってはいるし、何度も見ているとは思うんですが、似た番組
とごちゃごちゃになってエリスさんの顔が思いだせないです。
 


我に追い付くグラマンなし 投稿者:デモステネス  投稿日:02月08日(月)23時32分44秒

・ なぜ単発レシプロ戦闘機は皆牽引式か

 これ、重心と降着装置の問題で、尻尾が重い推進式は離発着が難しいし、
強度的にも無理がかかる、なぞと考えていたのですが(根拠なし。全くのカン)
実際はどんなものでしょう。

・  P-47
 いろいろ御託を述べたところで”自分が出撃する”となると、日本機は使い
たくない。飛んだ先から燃料の残りを気にしなければならないドイツ機も
ちょっと。やっぱ手堅いアメリカ機。で、P-47,P-51,F6F,F8Fのどれを取るか
と言われれば、やっぱ重武装&高速のP-47。確かに上昇能力にはP-51に
劣るが、Vmaxも上なら巡航速度も防御も上。速度で振り切ることも、多少
弾が当たっても生きてかえれるだろう、ということでP-47です。そもそもWW2
中、アメリカ軍最多生産機、という事自体がすべてを雄弁に物語っています。
いい飛行機ですよねえ。 あの、逆オムスビ型のブサイクさで見てくれは良く
ないですけれど。

『と』か? それとも 傑作か?

 天才と気違いは紙一重、といいいますが、どう評価していいのかよくわか
らないのが、日本軍の偵察機。
東京-ロンドン間往復飛行をやってのけた97式司令部偵察機『神風』。
まあ、これはいい。観測機にもかかわらず空対空戦闘、爆撃任務までこな
した零式水上観測機に、偵察機にも関らずやっぱり空戦に爆撃任務、迎撃
任務となんでもありだった零式水上偵察機。まあ、零戦というオリジナルが
良かったのだろう。 しかし、『我に追い付くグラマンなし』の彩雲。
こいつは機体そのものは大変優秀でいうことはないのだが、制空戦闘機が
なくて困っている時にこんな優秀な偵察専用機を開発していていいのか?

 なお、陸軍は4式戦疾風、5式戦を出すまでロクな飛行機を造っていません
が、偵察機だけはどういうわけか百式司令部偵察機のような戦闘機に転用
したくらいの傑作機を造っています。なんなんだかなあ。

ところで、上の写真。ハダカネズミ(モグラだったかしらん)に見えるんですが
何奴ですか?


合格ですよ合格 投稿者:キク  投稿日:02月26日(金)15時15分04秒

 高校合格しました。キクです。久しぶりに書き込みます。もう大変でした。勉強しなきゃならないしえるさんのページはお休みしてるし。あ、始祖鳥さん、えるさんのページに行ってあげてくださいよ。と、今日はここまでですね。


おめでとうございます! 投稿者:琴鳴  投稿日:02月27日(土)00時37分10秒

 いやー、見ず知らずのおっさんから声かけられてもアレでしょうが、
キクさん、高校進学おめでとうございます。
 これからも勉学に、遊びに、がんばってくださいね!


沈黙の春 投稿者:琴鳴  投稿日:04月06日(火)01時02分34秒

 いまに人類は文明アレルギーで滅びる、という予測をたてた自分の正しさを
なんとなく面はゆく思っていたりします。なにしろ、自分がアレルギーだもんなあ。
ぼりぼり。
 さて。前回の書き込みから一ヶ月以上! だれも書かないのでまた自分で書きます。
 始祖鳥さん、PageMill買ったのね。PhotoshopLEはそんなにお気に召さなかったみたい
ですね。
 わたしは、アレなしでは絵は描けないです。線を描いて、筆で色をのせて、あとはひた
すら指先ツールでぼかす、という作業に慣れちゃいましたんで。いまでは、主線がちゃんと
固まっていなくても、色塗りして、それから指先ツールで線を作り出したりしてます。
 背景なしのポートレイトイラスト中心なら、それで十分ですから。


すぐにばれてしまった(;_;) 投稿者:始祖鳥  投稿日:04月07日(水)00時30分35秒

 ああ、デモステネスさん、恐るべし。
 どう考えても一般的なネタではないはずなのに、貼ったそばから見破られてる。(^^;
 ご指摘のとおり、タイトルの写真はハダカデバネズミです。お蔵入りにしてい
た画像をひっぱりだしてきました。画像が甘いのはデジタルカメラで撮ったせい
だと思います。

 一定期間ごとにタイトル写真(好事家好みなもの)をさしかえるのもおもしろ
そうですね。どこで反応するかでそのかたの守備範囲がわかるかもしれません。(^-^)

【古生物学会大会のこと】
 このあいだの古生物の話ですが、理解できた範囲のことを列挙しただけで、わ
たしが内容に関与できているわけではありません。(^^;
 それに古生物学はかなり広い範囲をカバーする学問なので、専門が違うひとに
もわかりやすいように発表が組み立てられていることが多いです。
 デモステネスさんなら、おそらく内容がわかる(かつ楽しめる)と思います。

 ただ、化石資源関係のセッションではものすごい論戦が繰り広げられていまし
たが、石油資源関係の専門用語の応酬で、なにがどういう問題になっているのか、
わたしには結局わかりませんでした。
 理解できたらとても興味深いことだったにちがいないのですが、知識不足が悔
しいです。

【老兵(シャミセンガイ)は死なず】
 知られている限りの多細胞生物(植物も含む)で最古の『生きた化石』である
ばかりではなく、幾度にもわたる大絶滅をことごとく生き延び、しかも体制が属
レベルで変わっていないという、古生物屋を悩ませるために存在するような生き
物です。ここまで変化を拒否しつづけて、なおかつ生き延びているというのはす
ごいですね。
 くだんの調査結果によれば、定説となっていた遺伝子のシャッフル仮説もお蔵
入りということで、また仮説を考え直さなければならないようです。
 フェイル・セーフや致死遺伝子のお話、説得力がありますね。
 これが大腸菌やらマウスならば遺伝子をノックアウトして調べることに経済的
価値もあるのでしょうけれど、シャミセンガイの遺伝子解析にはたして予算がつ
くかというと――。(^^;

【最初の鳥の大きさ】
 航空力学的な見地から考えるか、心肺機能や生理学上の要因から推論するか、
アプローチはいくつか方法がありそうです。大きすぎると飛べませんし、かといっ
て小さすぎてもはばたきの回数を増やさなければならない(高速で筋肉を駆動し
なければならない)ので、もっとも経済的に飛べる大きさはある一定のところに
落ち着きそうですね。それを計算してみる熱意まではありませんが(真剣に取り
組んだら論文を書けそうです)、わたしもムクドリからハトくらいの大きさにな
りそうな気がします。
 ただ、ここで語尾がにごるのは、中国遼寧省の白亜系バランジュ階の地層から
産出した、シノルニスというスズメ大の鳥の化石がリポートされているからです。
この白亜紀バランジュ期という年代が正しければ、この鳥は始祖鳥からわずか
1000万年強しかたっていないことになります。もっとも、陸成層の地質年代
を決定するのは難しいことなので、あるいはこの鳥はもうすこしあとの時代のも
のかもしれません。

【諫早湾の生態相変化】
 じつはヌマコダキガイは寒冷に強い貝というよりは、むしろ塩分濃度の変化に
強い貝だったらしいことがこの報告のポイントですね。
 コダキガイの化石が大量に発見されても、それはそのまま寒冷化をしめすもの
ではない、ということでしょうか。
 個人的には諫早湾の埋めたてには懐疑的ですが『海退時の相変化の精密なデータ』
は貴重ですね。

【クジラの尾椎】
 産出したのが海成層で、哺乳類の尾椎であることが確認できるだけの保存状態
であれば、自動的にクジラということになりそうです。あれほど頑強な尻尾を持っ
ている海棲哺乳類はほかに思い当たりません。(^^;
 ただ、クジラをクジラたらしめるもっとも強烈な特徴は、その耳骨です。ほか
の哺乳類と違い、巻貝のような格好をしているのですぐにわかります。この特徴
ある耳骨のおかげで、クジラの祖先はかなり明確に特定されています。
 哺乳類の部分化石で特徴的なものを3つあげよ、と問われたら、わたしはこう
答えると思います。

 (1)クジラの耳骨
 (2)デスモスチルスの歯
 (3)ゾウの臼歯

 その証拠に、古生物を扱った日本の博物館には、この3種類はたいてい展示さ
れています。(^-^)
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あれえ、なかなか書きこめないぞ 投稿者:始祖鳥  投稿日:04月07日(水)01時33分13秒

 琴鳴さん、たいへんご無沙汰をしています。

  春といえば花粉症、大変そうですね。
 花粉症の原因となる免疫グロブリン『IgE』は、もともと寄生虫用の最終決戦兵
器だったものだと聞きます。つまり、この抗体は花粉を寄生虫と見たててむりやり
仕事をつくっているということなのでしょうか。まったく脈絡がありませんが、
年度末の道路工事の情景が脳裏に浮かびました。

 PhotoshopLE+PageMillは、琴鳴さんに教えていただいた翌日に購入しました。
でも、本格的に使ってみたのはこのあいだの日曜日のことで、買ってから2ヶ月も
たってからのことでした。(^^;
  PhotoshopLE のペン追従性は良好です。ただ、レイヤーを使う方法がわからない
ため、いままでのX68000+MATIER(マチエール)での描きかた(レイヤーを重ね合わ
せて加減算し、色の透明感を出す)ができないのです。どちらかというと、私自身
の問題ですね。(^^;
 つぎに描くもので、琴鳴さんの方法を試してみようと思っています。

  それから、先の『絵が変わっていた』というわたしの発言ですが、『文字呪文
講座』のタイトル画像が、開設直後(推定)にお邪魔したときに拝見したものと
別の作品が展示されていましたね――ということを書いたつもりだったのです。
琴鳴さんのキャラクターが安定していないということではありませんでした。も
うしわけありません。m(__)m 

 ご教示ありがとうございます。ついに『韃靼疾風禄』を読みました。司馬遼太郎
は決して好きな作家ではないのですが、やはりすばらしいエンターテイナーですね。
 冒頭から最後まで、一気に読まされてしまいました。
 アビアちゃんがとても魅力的に描かれていますね。(『ちゃん』づけで呼ぶな>
わたし)この作家の作品からは、作中の人物の葛藤をどこか安全な高いところから
見下ろしているような印象を受けることが多いのですが、アビアちゃんには司馬遼
太郎の愛を感じました。ほんとうにキャラクターへの愛情がなければ、こういう描
きかたはできないですね。

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合格おめでとうございます 投稿者:始祖鳥  投稿日:04月07日(水)01時40分35秒

 キクさん、合格おめでとうございます。(^^)/
  受験勉強、おつかれさまでした。
 キクさんも『ティコ』ページをつくられるのですね。楽しみです。完成したら
リンクさせてくださいね。

  高校以降は、なるべく役にたたないことに打ちこむことがおすすめです。
 仕事や生活のうえで必要な技術や知識はいやでも身につけざるをえないものです
し、せっかくの学舎のもと、そんな些少なことには時間をついやすまでもありません。
 なにかの役にたてるために知識を求めようとする、『徳川家康から部下の管理法
を学ぶ』というような発想は、社会に出てからでたくさんです。専攻の選択に
迷ったら、なるべく実用的でないものを選ぶのが粋というものでしょう。ラテン語
でいうludusは『学校』のことではありますが、同時に『エンターテインメント』
『気晴らし』の意味でもあるのですよね。

 というわけで、これを機に、文化人類学や動物行動学、あるいは古生物学など
にどっぶりと漬かってみるのはいかがでしょうか。とくに後者は、実生活にはこ
とごとく役に立たない点において他者の追随をゆるしません。

 とほほ。(;_;)

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入学しましたよ! 投稿者:キク  投稿日:04月07日(水)23時32分01秒

 こんにちは。始祖鳥さん。お見事書きこみがなかったのでこちらも書き込みが遅れました。だって琴鳴さん以外
だれもおめでとうって言って(カキコして)くれないんだもん。そして今度はアメリカ軍の空母、
USSキティホークが出航してしまう上にペルシャ湾に行っちゃうんだもん。つまらない。えるさんのページは更新少なくなっちゃうしなー。
更新しようよ!(←人のこと言う前に自分のホームページさっさと作れ)始祖鳥さんは更新しているのですよね。えるさんも月月火水木金金の状態なのかな?


アビアはいいです 投稿者:琴鳴  投稿日:04月08日(木)00時51分53秒

 司馬遼太郎のヒロインはけっこうかっこいいんです。「竜馬がゆく」のお田鶴さまも
いいんですが、アビアはもっといいですね。
 わたしがいつか書く予定の「欧州怪異譚」という連作ファンタジーの第一部の主人公
コンビは庄助とアビアといいます。第二部の主人公コンビが八平太と弦之介で、この
冒頭部分はニフティ(FSF1)で公開してます。
 まあ、名前をパクってしまうくらい、アビアは気に入っていますよ、という話です。
 絵の話ですが、安定していないのは単なる事実です。おんなじ顔が描けません。
 Photoshop-LEはレイヤーがないんで、使いにくいでしょうね。逆に、わたしは
レイヤーが使えるちゃんとしたツールを使ったことがないんで、線を描いて、色塗って
修正する、といった、紙に鉛筆と絵の具で描いていた時とおんなじ作業過程を取れる
LEが気に入っている、というだけの話です。(本物のPhotoshopには強力なレイヤー
機能があります)

 キクさん
 高校時代、いいなあ。もっぺんもどりたい。したら、まわりは女子高生ばっか。うひ。
 ――などというからいかんのだよなあ、おっさんは。


とりあえず 投稿者:デモステネス  投稿日:04月09日(金)00時06分05秒

> 始祖鳥さん
お久しぶりです。あんまり更新がないから消滅したのかと思って巡回してなかった。
ハダカデバネズミでよかったんですか。いや、げっ歯類とも思われぬあのみったくなさ。
そして身も蓋もない名前。サイエンスの記事で見たのが10年以上前とは思いますが、
一度見れば忘れようがありません。旧世界区の動物と記憶していましたが、オセアニア区
でしたっけ、始祖鳥さんがデジカメで撮った、ということは。
クジラの尾椎。言われてみればその通りですね。コロンブスの卵だ。うむ。
スズメ程度の鳥…。確かに、燕雀目の種の数は多いですね。鳥の淘汰は相当早かった
のかしらん。
仕事と滝澤さんのところでやったリレー小説で結構消耗していて、何も思い付かないので
今日はこの辺で。


オオバンを探して 投稿者:luna  投稿日:04月14日(水)13時11分06秒

 お久しぶりです。
 今度5月に我孫子市の鳥の博物館にいきます。
 それで、手賀沼でオオバンと言う鳥を見てみたいのですが、特徴などの見分け方や
生態などを簡単に調べるにはどんなところがいいのでしょうか。
 参加者は全員素人で主婦とか子どもとかです。多少は資料も用意せねばならず、
お知恵を拝借できればと思っております。
 何かいいアイデアがあったら教えて下さい。

http://www.bird-mus.abiko.chiba.jp/torihaku/image/tooban.gif


バンといえば 投稿者:デモステネス  投稿日:04月16日(金)02時08分23秒

大きなバン(番鳥:で一文字)なのでオオバン (クイナ科)

オオバンは見た事がありませんが、同じ仲間のバンなら見た事があります。
大きさはカモよりも二回りくらい小さく、全身真っ黒。くちばしが異様に
目立つ鳥なので他の鳥と間違えようがありません。
性格はとてもおおらか。とにかく人見知りをしないと言うか、或いは物怖じ
しない性格と言うべきか、なかなか逃げないので4、5mくらいまで近寄れる
かもしれません。

さて、手賀沼はbird watching にポピュラーな場所で、他の鳥もたくさん
います。同じ鳥ばかり見るのも飽きてしまうので、新書判の写真図鑑を一冊
もっていってください。 大きな図鑑は重たいしその場でぱっと開けません。
挿絵図鑑は、新書判サイズではどうしても表現力が写真に負けます。
何種類かでているので、装丁が気に入ったものを買うべきでしょう。図鑑も
辞書と同じで、引き方というのはパターンこそあれ、一長一短で決定版という
のはありません。装丁が気に入らないと愛用する気がおきないので、多少高く
ても、引き方が慣れなくても装丁の気に入ったやつを買うべきである、と断言
します。なにしろ新書判なら高くても高が知れていますし。
(私の使っている「日本の野鳥:小学館」全部カラー写真で1800円)

カメラや双眼鏡ですが、本当に初めて bird watchingするような初心者は
持つだけ無駄です。望遠鏡よりはマシですが、双眼鏡で鳥を視野に捉えると
いうのは、鳥が一ヶ所に留まっているならともかく、そうでなければある程度
熟練を要する作業で、そればっかり一所懸命やってると、見れる鳥も見れなく
なります。カメラも同じ理由で薦められません。10mも離れれば望遠で撮ら
ない限りオオハクチョウでも点で写りますし、望遠にすれば双眼鏡と同じ問題
が発生します。
持ってゆくとすれば、小型軽量で倍率が7~10倍、視野の広い双眼鏡。
重いと腕が疲れますし、20倍の双眼鏡は視野が狭く、明るさがおちるので
不向きです。どだい、そんな遠くの鳥を探す方が大変だ(笑)
私は奮発してNikonのポロプリズム双眼鏡 7×35E(重さ610g、ヨドバ
シカメラで約2万円)を買いましたが、実はVixenのダハプリズム6000円
(約350g)でも充分用は足りていたりします。2000円とか3000円の安物は
値段相応で画像は暗く、不鮮明なので銭失いです。銚子で刺し身定食を食べた
と思って、あと2000円くらい出して、ニコンとまではいわないまでも、タスコ
、ビクセン、オリンパスくらいのメーカー品を買った方がいいでしょう。

汚れてもいい服装、歩きやすい靴、というのは言わずもがなですね。
水辺には泥はつきものです。

さて、事前情報ということですが、鳥は程度の差こそあれ皆渡り鳥で、
スズメやカラスのように1年中一所に留まっている鳥というのはごく少数です。
5月にツグミやカモがいるわけがないので、どんな鳥がいるか、こればかりは
ジモティに聞いてみないとわかりません。

http://www.kt.rim.or.jp/~hira/birding/

ぱっとみた感じでは日本野鳥の会のホームページより、より実践的でした。


高校生活はどうですか 投稿者:始祖鳥  投稿日:04月17日(土)00時04分29秒


 キクさん、またもお返事がおくれてごめんなさい。
 高校生活も2週目ですね。

 お祝いが遅れてしまったこと、本当にもうしわけありません。
 4月も半ばだというのに、1月末からとどこおっているメールの返事をまだ
書ききれていない自分に気づき、愕然としています。もらってすぐに返事を書
いていれば、こういう事態に追いこまれずに済むのですよね。

 そういえば、確かにここのところ、える さんのページは動きがありません。
お元気だといいのですが、どうしたのでしょう。
 数少ない『ティコ』のホームページ、せひ復活してほしいですね。

 『ティコ』といえば、このあいだの国籍不明船追跡騒ぎで、『魚網をスクリュー
にからませて止める』という作戦が実行されたと聞きました。結局これは失敗に
おわったようですが――そんなことよりも、この作戦の立案者が『ティコ』の
第2話を見ていたかどうかに、わたしは興味を覚えました。(^^;

      .. 
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チェック漏れ(^^; 投稿者:始祖鳥  投稿日:04月17日(土)00時13分26秒


 琴鳴さん、花粉症はだいじょうぶですか。

 アビアちゃんは、ほんとうに魅力的に描かれていますね。
 『わたしはなぜこのキャラクターに魅力を感じるのだろう』ということを分析
してみたのですが、結局は『司馬遼太郎の愛がこもっているから』というあたり
に帰結してしまいます。
 物語の中でキャラクターの魅力を引き立たせるためには、『キャラクターを過
酷な状態に追いこむ』ことがもっとも効果的な手段なのかもしれないですね。ど
ちらかというと逆境でこそ、そういう魅力は映えるもののような気もしますし、
その意味では、主人公が与えられるタスクは過酷なものであるほど、物語的には
有効なのかもしれなません。その延長線上においても、やっぱり悪役には魅力が
あったほうが良いのではないか、とか思う今日この頃です。

 『欧州怪異譚』、気づいていませんでした。
 琴鳴さんの作品はすべてチェックしたと思っていたのに(『いにしえのイズー』
の欠落に気づいたのもそのためです)、なんたる不覚でありましょう。
 FSFでさっそく探してみます。

 『Photoshop-LE』は『Painter Classic』と併用して使うことにしました。
 わたしがレイヤーを好きなのは、紙の上では出しにくい、透明感のある『青』
を作ることができるからです。どこまでも奥がありそうな、深みのある空や海を
描けるというのは絵の具では難しいことなので、それができるのは嬉しいです。
 透明感があって、なおかつどこまでも『向こう』がありそうな『成層圏の青』
に出会うと、心がふるえるんです。(『トップガン』冒頭の空の色ですね。)

【全国n百万の女子高生のみなさ~ん】
 いま思うと、この男はブルセラの草分けのような存在ですね。
 会津若松のお花ちゃんに、どう申し開きするつもりなんでしょうか。

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お久しぶりです 投稿者:始祖鳥  投稿日:04月17日(土)00時18分40秒


 lunaさん、たいへんご無沙汰をしています。
 しばらくお姿を見なかったので、どうしたのかなと思っていたのですが、お元
気そうでよかったです。(^-^)

【ご質問の件】

 さて、『野鳥について熱く語る掲示板』にようこそいらっしゃいました。
 オオバンを見に行かれるのですね。動機付けは『COOTS IN THE NORTH』
でしょうか。(^-^)

 バードウォッチングについてはデモステネスさんが詳しい解説をしてくださって
いるので、わたしは今回は(も(^^;)落ち穂拾いに徹することにします。
 もう手元に持っておられるかもしれませんが、バードウォッチングのガイドブッ
クとしては、以下の本が決定版です。手賀沼についてもポイントを押さえた解説が
されています。

『日本の探鳥地 東日本編』
 ((財)日本野鳥の会・編
 定価1,980円
 ISBN4-931150-20-9)

 このほかには、文庫サイズの野鳥図鑑があるといいでしょう。
 オオバンそのものは、ほとんどの野鳥のハンドブックに形成されているはずな
ので、どの本を選んでも問題はないと思います。
 ただ、生態についてとのことですが、バンの生態について書かれたものにはよ
く出会うのですが、オオバンについてのものはほとんど記憶にありません。(バン
は『種内托卵』という興味深い習性を持っているので取り上げられる頻度が高い
のです。)
 手持ちの資料をもういちど探してみます。m(__)m

【オオバンについて】

 和名:オオバン 学名:Fulica atra:英名 Coot

 fulica とはラテン語でwater-fowl(水鶏とでも訳すのでしょうか)のことで、
これは『オオバン』そのものを指しているらしいのです。愛用の『Oxford Latin』
も『probably the coot』と、なんとも自信なさげな解説をしています。(^^;
 種名の atra というのは、どうやら『黒っぽい』とか『暗闇の』という意味の
言葉のようです。

 体の大きさはハトより少し大きいくらい(小さ目のカモ程度)で、黒い体色と、
額にまでのびた白いくちばしが特徴の鳥です。
 カモのような格好をしていますが、オオバンはツル目クイナ科、つまりツルの
親戚筋にあたる鳥です。10数年前に話題になったヤンバルクイナや、ニュージー
ランドのタカへやプケコなどもこの仲間ですね。細長く水かきのない脚は、確かに
ツルの面影を漂わせています。
 実際に目で確かめるのはむずかしいと思いますが、バンの足先は『弁足』と呼ば
れる特徴的なもので、指が左右に広がった平たい格好をしています。これは水をか
くためであり、湿地で体が沈み込むのを防ぐためだと説明されています。三本の指
は別々に動きますから、水かきよりも便利かもしれないですね。

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夜はTCUPも重たい 投稿者:始祖鳥  投稿日:04月17日(土)00時20分30秒


 TCUPに『長すぎる』と怒られてしまったので、やむなくの分割です。(^^;

【探しかた】
 ここからはデモステネスさんと持論が異なるところですが、わたしは双眼鏡は持っ
ていったほうがいいと思います。『浮かぶ』水鳥相手に限るなら、観劇に使うよう
なものでも、じゅうぶんに楽しめると思います。水鳥は体が大きく動きが緩やかな
うえに、視点移動が基本的に水平線方向だけですむので、目標を捕捉しやすいので
す。このあたりはクジラと似ていますね。

 これが樹上性の鳥だと3次元でめまぐるしく動くので、視野角の狭い双眼鏡でこ
れをとらえるには熟練が必要です。特に木の枝などを背景にした状態で倍率の高い
双眼鏡を使うと、いまどこを見ているのかしばしばわからなくなります。それでも、
双眼鏡の特性がわかってくると『デジタルカメラの前に双眼鏡をかぶせて飛行中
のメジロを捕捉する』なんて芸当もできるようになります。(^^;
(当地の『始祖鳥と仲間たち』を参照)

 わたしが使っている機材は、ペンタックスの小型防水双眼鏡『タンクロー』です。
 いつも持って歩くのでコンパクトさがありがたいことと、すぐれた防水性能を
評価して、数年前からこれを愛用しています。わたしの機種の倍率は10倍です
が、これの同型の8倍は性能のバランスがよく、おすすめです。

 珍しい鳥を探す方法としては、『カメラマンのレンズの向いている方向を探す』
という作戦がありますが、オオバンはそれほど珍しい鳥というわけではないので、
この方法は使えないでしょう。(^^;

 探しかたとしては、とにかく、岸辺近くの水面を目で追ってみてください。
 そこに『真っ黒くて、ちいさなカモくらいの大きさで、白いくちばしが額をお
おっている』鳥がいれば、それはオオバンです。
 あるいは、『丸々とした体型から細長い脚が伸びている、相撲の曙のような格好
をした真っ黒い鳥』がいれば、それはかなりの確率でオオバンです。

 手持ちの『日本の探鳥地』によると、手賀沼でオオバンを見るには上沼のほうが
良いらしいのですが、残念ながらここは『鳥の博物館』の反対側のようです。

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選挙のお仕事、おつかれさまです 投稿者:始祖鳥  投稿日:04月17日(土)00時58分50秒


 デモステネスさん、リレー小説、お疲れさまでした。
 正式な感想はあらためて書かせていただくつもりですが、和紙と竹で作った
追加装甲の設定に、嬉しくなりました。確かに張子も積層構造という意味では、
FRPやカーボンケブラーと同じですよね。繊維の向きの組み合わせを考えれ
ば、ある方向の曲げには強く、ある方向には変形しにくいといった具合に、設
計者の意図そのままの材料をつくることも夢ではありません。同じ機能を持つ
ものなら、従来のものよりさらに軽く、強い材料を作れそうです。

  話題が飛びますが、『週間ワールドエアクラフト』がすばらしいです。
 扱う飛行機のマニアックさに、雑誌の存続が心配です。『BAe146』やポーランド
の『P.Z.L. P.11』戦闘機なんて、見て喜ぶ日本人はあまりいないのではないかと
いう気がします。(^^; 
 『恐竜学最前線』(これも一般受けはしそうにないシリーズでした)の二の舞
にならなければいいのですが、あるていどメジャー路線(F-14など)を押さ
えているので、大丈夫かもしれません。(^^;

 どうもサーバーの調子があやしいので、続きは明日会社で書かせてください。m(__)m

【注釈】 ※1 P.Z.L. P.11  WW2開戦当時のポーランドの最新鋭戦闘機です。  おお、WILGA のご先祖さま。(^-^) ※2 BAe146  イギリスと台湾の共同開発のSTOL旅客機です。小型旅客機ながら4発の エンジンをそなえ、軍用輸送機のように翼が肩翼配置になっています。       ..  ◇◇  ミ/V ◇◇◇◇◆  ◇ (ccc( ノ 始祖鳥 ◇ http://www.aay.mtci.ne.jp/~dinosaur/  ◆◇  mm ◇◇◇◇◇


馬鹿小説の関連資料掲載 投稿者:黒猫  投稿日:04月17日(土)22時04分52秒

超おひさしぶりです。BBSでは始めまして(かな?記憶にないし)。黒猫です。

このたび黒猫ホームページで、「めざせ!世界征服」の関連資料を掲載してみました。
……いや、馬鹿なことやってるだけなんですけど(^^;。
よかったら、遊びに来てみてくださいね。

http://www02.u-page.so-net.ne.jp/zb3/y-ita/


ようこそいらっしゃいました>黒猫さん 投稿者:始祖鳥  投稿日:04月19日(月)23時24分32秒


 黒猫さん、大変ご無沙汰をしています。

 ここのところ感想こそ書いていませんがm(__)m、黒猫さんのホームページは
いつもチェックさせていただいています。
 わたし、『シャム猫の空』の定期購読者なのです。(^-^)

 『めざせ!世界征服』の関連資料、拝見しました。
 往年の子供雑誌ノリで『ダマスカス26のひみつ』とか『秘密結社ナイトメア
10のおきて』というものを想像していたのですが、まさか実写版だったとは、
まさに予想外でした。(^^;
 『この道は通らないでください』の看板が、怪しくてじつにいいですね。

 『めざせ!世界征服』の次回作を心待ちにしています。

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カラスとな 投稿者:デモステネス  投稿日:04月19日(月)23時31分04秒

> 始祖鳥さん
 張り子の追加装甲は、仙台に行った時に始祖鳥さんが言ってたモノコック構造が最大の
動機です。後は戦国時代の鉄砲の弾避けに竹矢来を使ったとか、防弾チョッキはゲブラー繊維
の複層構造とか、クリネックスティッシュは、紙の繊維に方向性がないペンローズパターンに
してあるので薄くて強い、とか、まあその辺ですね。
 工業力のない日本が欧米列強に対抗しうる機体を作るには、職人芸しかないだろう、という
ことで伝統工芸の工の業にこだわった設定となっております。それにおもしろいでしょう、
「張り子の装甲」が鋼鉄の装甲に勝ってしまう、というのが。

 恐竜学最前線、ありましたねえ。3巻ぐらいで廃刊になったんじゃないだろうか。
うれしいけれど、採算度外視の編集者の趣味以外の何物でもない、と思ったものです。
 さては週間エアワールド。さっそくgetせねば。PZLP11カラスなんて、濃いドイツ軍
マニアしかしらんぞ。(笑) ましてやBAeが台湾と共同開発なんて驚きだ。そういう
アブない橋を渡るのはフランスだけだと思っていた。(笑)


双眼鏡 投稿者:デモステネス  投稿日:04月19日(月)23時54分43秒

> luna さん

 生態観察を目的とした観察でない限りは、あちこちきょろきょろして、オオバンばっかり
見ていないだろうし、この時期の水鳥の種類ってそんなにあるのかいな?という説明が
前回の発言ですっぱり抜けおちておりました。
 なにせ北海道の感覚でいくと、水鳥の場合、この時期に居残っているのは渡りそびれ
の鳥で数は少ない。それよりも普通の鳥の繁殖期なので、そっちの方がよく目立つ、
というものでして。
 普通の鳥の場合、双眼鏡で追っかけるのは大変だ、それよりも肉眼で追っかけた方が
いい。それに双眼鏡を使っても何分も眺めていられるほどじっとしていないだろう、
という感じです。カッコウのようにひとところに止まっているような鳥であれば、それは
双眼鏡があった方が圧倒的に便利なので、その時は
「ほら、あそこの枝にカッコウが止まってるよ」
「見せて、見せて」
と双眼鏡を貸してあげればいい。何人かに一台あれば間に合うだろう、という
発想だったわけです。

 なにせブラキストン線の向こう側の者なものですから現地を知りませんので、実は
この時期、水鳥がじょわじょわいる、ということであると根本的にひっくり返ります。
 双眼鏡があってもなくてもそれなりの楽しみ方というものがあるということで。
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m


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